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素人ならこう言うかもしれない
「その情動は表象に比べて強すぎる、つまり度を越しているのであって
呵責の念から、罪人であるという結論を導き出したとすると
その結論は誤りだ」と
分析医によれば逆である
「(略)罪悪感にしても、別に批判されるべきものではない(もっともだ)
ただしそれは、意識されていないもう一つの内容
これから新たに探求されねばならない内容の一部をなすものであって
意識された表象は
もっぱら偽りの結合によって
その当の場所を占めるようになったにすぎない」(33~34p)
偽りの結合:ある表象に伴っていた情動がそこから離れて
別の表象に結びつくこと
(表象と情動の、一方をシニフィアン、他方をシニフィエと考えると、ラカン理論=構造主義的精神分析学になるわけだ・・・フロイトへの回帰)
ランツァーが私を(医者として)選んだのは
ある偶然からである
(彼の家に住み込んでいた哲学の学生に借りた)
「日常生活の精神病理」のなかに
自分自身の思考過程を思わせるような記述を見つけた
そうして私のところを訪れようと
心に決めたのである(前掲書31p)
フロイト:いわんとしてるのは串刺し刑のようなもの?
ランツァー:いや(略)受刑者は縛られて・・・
お尻の上に鉢がかぶされ
そのなかにネズミたちが押し込まれ
そのねずみたちは・・・
フロイト:肛門の中に・・・(21~22p)
自分の大切な人が「ネズミ刑」に処せられたら、という不安・・・強迫観念(ツバングスイデーン)・・・願望?
思考の万能(全能):http://www21.ocn.ne.jp/~sfreud/sem/case/ratman.htm
フロイト著北山修監訳2006
本文は1906年から1907年にかけて行われたセッションの記録の翻訳であるが
(略)他方、この覚え書きをもとに、フロイトは1909年
「強迫神経症の一症例に関する考察」を発表した(13p)
養老:和気健二教授のお母様がやはり東京女子医大のご出身なんですが
彼も3,4歳ころまで全然口を利かなかったらしい
女医さんの息子は言葉が遅れる(笑)
大森(安恵):(吉岡弥生を支えた)一人が養老先生のお母様
とてもとんでいた方のようですね
養老:当時、寄宿舎は「うば捨て山」と呼ばれていたとか
その歳になったらお嫁に行けないと(笑)
大森:その歳といっても、二十歳前後ですからね(初出1997)
養老:大沢省三さんの系統発生の仕事を見ても
たとえば日本と中国のクロナガオサムシは
(略)調べるとなんの関係もないとわかる
オサムシのゲノムの中に、クロナガオサムシという形を実現する何かがあるのですね
設計図がゲノムの中に何枚か用意されている(前掲書48p)
構造主義ですな・・・
チリオサムシ:http://www.brh.co.jp/seimeishi/1993-2002/28/ss_5.html
養老:実際に現代でも、インドで唯一、人口抑制に成功したのがケララ州です
州政府が女性に教育を与え、所得を平等にもっていった
その瞬間に、急激に人口が減ったんです
人間は頭の動物ですから、案外権力構造が重要ではないかなと(前掲書38p)
養老孟司著2004対談集・・・初出は「薬の知識」
養老:解剖学の最も大きな偏見に「骨盤」がある
(略)骨盤の形は女性が基準だと考えてなぜいけないのか
むしろ「男の骨盤はお産をしないから運動に適するように変化した」
とする説明があってよいはずです(36p)
私は男としてはお尻が大きい方だと思う・・・運動には向いてない?
「最初の駅」は、会社員人生ならば
「入社して最初の仕事」にあたるだろう
(東海道本線ならば東京の次の「新橋」・・・中央本線ならば新宿の次の「中野」)
(略)そんな晴れやかな門出の気分を冷えさせた理由は
北風のほかにもある
(略)この駅では、東京や大阪で見る情景とは
何かが違っているのだ(前掲書43p)
第1章は「苦境が人を強くする」・・・この本は真夏向きのようですな・・・
腕白(わんぱく)でもいい、たくましく育ってほしい・・・などといっても
「苦境」がなければ「わんぱく」にもならないわけである
山陰本線年齢・・・
(京都で入社、亀岡で一年目・・・)
鳥取は12年目で34歳
米子は18年目で40歳
松江は勤続20年で42歳
石見銀山の下車駅「大田市」では45歳
観光客に人気の「萩」や「津和野」あたりでは50代前半
そして終点の「下関」で晴れて60歳の定年!
を迎えるわけだ(前掲書32~33P)