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現実は砂を噛むような殺伐としたもの
コミュニケーションを通じて付加価値化・演劇化しないと生きていけない
だから分かり合えない人間が分かり合ったふりをし
「愛が可能であるかのように」振る舞う
そこまでして生きることに、もちろん意味はない
しかし「意味ねーよ」とは誰も言わない
みんな分かっているからだ
意味はないけどそれしかない
(略)それさえあれば人は生きていける・・・
これを私は「愛のモード」と繰り返し呼んできた(56p)
宮台真司著2000
「表出」と「表現」の区別は、実は社会システム理論の初歩段階で登場する
「表出」は英語でカセクシス、フランス語でアンベスティマンといい
フロイトの「エネルギーの対象備給(ベジッツ)」の概念を
社会学者パーソンズが社会システム理論に取り込んだのがルーツだ
「表出」は、表現主体のカタルシス(感情浄化)を引き起こしたかどうかによって(略)
「表現」は(略)受け手がそれを理解したかどうか(略)で
成功したかどうかが判断される(12p)