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Bができない理由としてあげられるAが(略)人を支配する力を持つのではなく
(略)Bをできない理由としてAを使うことを選択するわけです
過去の経験を利用することについては先にトラウマについて論じたとおりです
トラウマを人生の課題を回避するための口実にするのであり
このような口実を「人生の嘘」と呼んだのでした(前掲書142p)
Aであるから(あるいは、Aでないから)Bできない
という論理を日常のコミュニケーションで多用することが
劣等コンプレックスの意味です
(略)若くして結婚する青年も同じ理由で結婚するのだ、とアドラーはいいます
人生がうまくいかないことの責めを結婚に帰するためです
(略)人生の課題を回避するために口実を持ち出すことです
(略)他の人のみならず、自分をも欺いているのであり
アドラーは、このような口実を、「人生の嘘」と呼んでいます(134~135p)
(略)過去に原因があって、未来に目的がある
というふうに考えないのです
(略)目的は個人の想像、イメージであって、現実的なものではなく
アドラーはこのような目的について「仮想的」という表現をしています
原因ですら先に見たことから明らかなように
客観的に存在しているわけではないのです(133~134p)