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「ある」か「ない」かに分けたいのは脳のクセ
量子論的現実は(略)物体と空間さえ
粒子のグラデーションでしかない
「ある」「ない」の明確な区別は
本当は脳の中にしか存在しないのである
(略)お釈迦さまが繰り返し「瞑想せよ」と説いたのは
おそらくそれが通常の脳のクセを超え
奥深い意識の諸傾向を感じる唯一の手段だとご存知だったからだろう(前掲書129~130p)
脳のクセを超える・・・
概念というのは
本来は実感を理解しやすくするための器のようなものだったはずである
しかし実際は、概念はすぐに実感というなかみを忘れて
器だけで独り歩きしやすい
「あの世」というテーマでここまで「地獄」に触れないできたのも
じつはそうした理由からだ(前掲書74p)
玄ユウ宗久著ちくま2005
私は小学校二年くらいのとき、毎晩のように
「自分が死ぬこと」を思って泣いていたことがある
なんだか情けないような話だが、本当なのだから仕方がない(冒頭)
私も全く同じである・・・