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出雲の国はいくつかの幻想にみちている
(略)そうした幻影の中に、古事記、日本書紀の神話の実在性が信じられる
しかし、すべてそれが、八世紀の大和朝廷の指導者がしくんだ
壮大な芝居であるとしたら、どうなるであろうか
私の仮説は古代史にかんするコペルニクス的転換を命じる(46p)
いわゆる出雲神話(イナバのシロウサギ、ヤマタノオロチ、国譲り)の舞台は実は出雲ではない、という仮説である
(不比等のグランドデザインは、新興神道を伊勢で興して、三輪などの古い神々を新築神社である出雲大社に放逐して封じ込めるというものである・・・アマテラス=持統女帝という等式により天孫降臨神話も理解できる・・・文武天皇は持統天皇の孫であるから)
仏教伝来以前は「神」は山や樹木そのものに宿り、神を祭るためにハコモノを建設する伝統などはなかったらしい・・・「寺」に対抗するために「神社」が発明されたようだ