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参政権獲得後のフェミニズムは、家事や育児は「退屈」だという不満から発したのであリ、不払い労働だの自己実現だというのは、格好づけの粉飾でしかない
(略)子どもの生育は何よりの退屈しのぎだと言ったのと矛盾しているではないか、という人もいるかもしれないが、実際の育児は、退屈で大変で、充実感の乏しい仕事であることが多いのである
(略)だが、男の側から言うならば、仕事といってもやはり退屈なルーティン・ワークであることが多いし(略)
近代社会において、人はいつも、この目標を達成すれば楽になる、いい暮らしがやってくる、と考えてきた。
だが、最終的に人類の前に立ちはだかったのが、「退屈」という最後の、そして最強の敵だったのである(222p)