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前掲書42~46p
(前回リンクしたサイトから)
「アリはフェロモンを出して別の仲間を後ろにくっつけて移動します。広島大学の西森拓さんがこの性質を使った面白い思考実験をしています。
六角形をつなぎ合わせた蜂の巣のような格子のような空間にエサを置く。アリは前アリを追従して、ある場所にエサがあってそれを採って戻ってくる。アリには完全に追従する利口なアリと、ある確率で前のアリの動きについて行けないアリがいる。追従する方が利口だと、最初に出したフェロモンの通りにしか動けない。前のアリのあとを100%移動するアリだけの場合と、ある確率で前のアリの動きについていけず間違えて進むアリがいる場合、間違えて進むアリがいる方が単位時間辺りにとってくるエサの量が増える。利口なアリしかいない場合、スカウトが発見した道をその通りにしか進まないけど、間違えて進むアリだとショートカットする道が見つかる。そのアリもフェロモンを出すので、最適な探索ルートができてくる。スカウトは最短ルートで行くとは決まっていない。
前のアリをうまく辿れないアリがいた方がシステムの最適化がうまくいき効率が高くなる。
これはオモシロイやと思って、アリの集団行動の解析をやるようになりました。そういう集団制御の話って面白いなと思います。現実の世界にも応用が効くと思います」
(複数の仕事の効率のためには)
コロニー内の反応閾値の変異を大きくしておく必要があります
(略、それ=「遺伝子型の多様性」を保持するためには)
女王は多数のオスと交尾して
それぞれの反応閾値をワーカーに継承させる必要があるわけです(64~65p)
反応閾値に個体差があると
一部の個体は小さな刺激でもすぐに仕事に取りかかります
(略、このように)反応閾値に個体差があると
必要な仕事に必要な数のワーカーを
臨機応変に動員することができるのです(57p)
反応閾値モデル:
わたしなどは反応閾値の「低いほうがバカ」だと思ってしまうが、田舎の人はどちらかというと、「高い方がバカ」だと考えてるようだ…お互い「バカにするポイント」がずれている
Sにすべて一任してあるが
Sはたいがいうまく調(ととの)うだろうといっているが
そう決め込んで
駄目だとがっかりするからね・・・(305p)
鳥毛立女似?の直子との結婚・・・当時のケッコンは
有力者に一任しておけば「ととのう」ものだった?
(ケンサクは前に愛子とのケッコンに失敗しており
それは「出生の秘密」が原因だったようだ)
「二人の結婚は(略)円山の左阿弥という家(うち)で
簡単にその式が挙げられた」(359p)
真社会性生物のワーカー(働きバチや働きアリ)は
多くの場合子どもを産まないので
「子孫を増やす」という(生物進化の原則的)法則とは
矛盾する性質が進化してきた生物ということになります
(なぜそんな生物が存在するのか?という謎は
ダーウィンも『種の起源』で紹介しています)(14p)
長谷川英佑著2010
私は大学院以来
真社会性生物(ハチやアリなど)を専門的に研究してきました
彼らは個体の上に階層(=社会)があるため
起こる現象が格段に複雑になり
とても興味深い研究対象なのです(13p)
(大森で読んだドンキホーテの恋を思い出した)
もちろんトボソのダルシニアと今日の人とを
比較するのはいやだった
しかしドンキホーテの心に発展し浄化されたその恋は
いかに気高い騎士をさらに気高くし、さらに勇ましくしたか
彼には変にそれがピッタリと来た(276p)
「大柄な太った女」(273p)が直哉の好みだったようですな・・・
それにしても林芙美子に『悪霊』がでてきたり、志賀直哉に『ドンキホーテ』がでてきたり、存外意外なものですな・・・
「ヨーロッパ中世の騎士道では、騎士はかならずおのれの
愛と誠を捧ぐべき貴婦人をもつならわしであった」(600p、注解より)
「殺している」とか
そういう過激な言葉をわざと使う奴は気に入らない
(略)自分の言葉で相手を刺激して
びびらせたりするのが得意なんだよ
煽動体質なんだな(53)
狂牛病:
桐野夏生著毎日新聞連載中
「お母さん、夕飯作らないもん・・・お父さんがいない時は
いつもコンビニの弁当とか・・・」
「でもさ、作ったって健太も優太も
(略)全然食べないんだもの・・・」(18:2012・1・17)
朋美は、西口のセブンイレブンの駐車場に車を停めて
これからどこに行くかを考えることにした(21)
主人公の主婦は、自分の46歳の誕生日の外食の席で家族に家事能力を批判されて、家出を決心する・・・面白そう
(日本海沿岸では、冬の夜、姑になじられた若い主婦が家を飛び出して凍死するハナシをよく聞く)