ゆうあいクリニック理事長日記
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腰痛はありふれた症状です。

私自身も10年ほど前、ひどい腰痛で椎間板ヘルニアの手術をしましたのでそのつらさはよくわかります。
(手術で身長が5mmくらい縮んだ気がします(笑))

===

しかし、そのありふれた腰痛の中にもまれにではありますが、がんが潜んでいることがあります。

肺がん、乳がん、前立腺がんなどは、骨転移をしやすいがんとして知られています。
時には、もとのがんの症状より先に、骨転移による痛みが出ることがあります。

こんなとき、なんとなく痛み止めを飲んだりシップを張ったりして我慢していると、もとのがんも、骨転移もどんどん進んでしまうことがあります。

もちろん骨転移は腰(腰椎)だけでなく、頚椎や胸椎、肋骨や骨盤にも起こります。

===

がんの検査を専門にしていると、毎日こうした患者さんにたくさん出会います。

乳がんの手術後10年以上経って、たまたま受けたPET検査で無症状の小さな骨転移が見つかった方もいらっしゃいます。

がんのご経験のある方は、主治医の先生とよくご相談の上、ご面倒とは思いますが定期的なフォローアップ検査をお受けいただきたいと思います。

また、腰や背中など「ちょっといつもと違うな」という痛みがありましたら、ぜひ整形外科をご受診いただき、必要でしたらMRI検査などをお受けいただければ安心なのではないかと思います。

===

よく言われますが、がんは「早期発見・早期治療」がもっとも大切です。

いまやがんはかなりの割合で完治可能になりつつありますから、何か気になる症状がありましたらぜひ億劫がらずにお近くの医療機関をご受診いただきたいと思います。

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ゆうあいクリニック(臨床PET検査・がん検診)
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去年の3月のブログに、「病院の通信簿」というタイトルで、患者さんが医療機関を評価するサイトへの登録をお知らせしました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/29378703.html

検診をお受けの方にお帰りの際にお渡しする匿名のアンケート用紙を直接サイト運営会社にお送りいただくか(これは毎月もらえる数が少ないので全員の方にはお渡しできませんが・・・)、インターネット経由で評価をしていただけるようになっています。

あれからはや1年半たち、いただいたアンケート結果もだんだん多くなってきました。
ありがたいことです。

===

トヨタ自動車の「カイゼン」という言葉はもはや日本以外でもそのまま通用するそうです。
仕事の中に潜むリスクや無駄を見つけて、それをなくしてゆく努力をし、よりよい仕事を目指すためにはゲストの皆様の声がどうしても必要です。

特に私たちのような検査専門施設では、「近所のかかりつけのお医者さん」のように、何度も通って顔なじみになり、家族のことも含めてすべて知ってもらって信頼関係ができている、などということは望めません。

健康診断のためにお越し頂くゲストの方とも、多くても年に1度しかお会いできませんし、近隣の医療機関から検査のためにご紹介いただいた方とは、病気が治り、治療が終わればもうご縁がないかもしれないのです。

ですからなおさら、その日出会った方に、匿名で忌憚のないご意見をいただいてカイゼンをしてゆく必要があると考えています。

いままでゆうあいクリニックで検査をお受けいただいた方は、是非「病院の通信簿」のサイトから投票いただけましたら嬉しいです。↓

http://www.tusinbo.com/

(サイト運営会社にメールアドレスの登録が必要ですが、投票された方の個人情報は私たちには一切通知されませんので辛口コメント歓迎です)

===

医療機関の評価をご覧になりたい方は、

・ダイレクトサーチで電話番号(ゆうあいクリニックなら045-540-8216)を入力する。
・都道府県と医療機関名を入力する。

のいずれかの方法で検索ができます。

ゆうあいクリニックの評価ページへのリンクはこちらです。↓
http://tusinbo.com/clinic/0455408216

===

「待合室の快適度」や「設備機器等」では高いご評価を頂く一方、「治療費」はやはり厳しい評価を頂いています。

先進諸外国に比べると日本のPET検査の料金は数分の1程度とかなり安いのですが、もともと国民皆保険で自己負担が安いお国柄、医療にかける費用についてはシビアな目を持たれているのだと思います。

最近は円高傾向ですが、なぜかPETに使う薬剤や材料は「ユーロ」での決済が多く、今のユーロ高はこたえます。もちろん原油高による電気代の高騰なども価格に転嫁できない分厳しいものがあります。

とはいえ、今後も小さなカイゼンをたくさん積み重ねて、少しでも安い料金で健康診断をお受けいただけるよう努力してゆきたいと思います。

※もともとご病気をお持ちで、他の医療機関からのご紹介で健康保険を使って検査を受けられる場合の料金は、隔年4月に国が定めていますから全国どこでも同じです。

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ある医療系のサイトでも先日アンケートをやっていましたが、医療機関にいらっしゃる病気の方(あるいは病気を心配されている方)を、「患者さん」とお呼びするか「患者様」とお呼びするか、かなり議論が分かれています。

===

ずっと前、医学部の講義でこんなことを教わりました。

患者の「患」は心の上に串が乗っている。「患者」とは「心を串刺しにされた者」のことだ。
それを忘れずに診療にあたりなさい、と。

ご病気で、心を串刺しにされるくらい辛い思いをされている方々がいる、というメッセージは今も強烈に心に残っています。

===

ゆうあいクリニックには、特にご病気はないけれど定期的な健康診断の目的でPETをはじめとする検診をお受けにいらっしゃる方と、ご病気、あるいはご病気の疑いで病院や診療所から紹介されていらっしゃる方がいらっしゃいます。

というわけで、私たちスタッフはいつの頃からか内部的にはすべて「ゲスト」という呼び方で統一するようになりました。

・「今、待合にゲストが2名お待ちです。」
・「検査中にめまいを起こされたゲストがいらっしゃいますので内科医師を1人お願いします。」

といった具合です。

ご本人には間違い防止の意味を含め、すべてお名前でお呼びしています。

・「○○さま、次の検査にご案内いたします。」

いうような使いかたです。

(まれにお名前を呼ばれたくないという方もいらっしゃいますので、その時はそれなりの対応に変更します。)

===

「さん」と「様」を迷わなくて良いので気持ちは楽です。

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あちこちで物価が上がっています。

原油、食糧、などなどさまざまなものが値上がりし、それにつれてガソリンの異常な価格上昇はじめ、細かいところではソーセージの本数が減ったり長さが短くなったりという影響まであるようです。

===

私たちはPET装置を始め、超伝導磁石で異常に電力を消費するMRIなどなど、たくさんの精密機器を抱えています。

これらのなかには24時間一定の温度、湿度に保たないと故障してしまうものも多く、電気料金の値上げは痛いです。

また、対ドルの円高は良いんですが、結構ヨーロッパから輸入している材料なども多いので、ユーロ高は困ります。

===

医療機関の収入の大半を占める健康保険の診療報酬は公定価格で全国一律ですから、コストが上がっても勝手に価格転嫁できません。

もちろんわれわれの仕事では、PET検査に使うFDGという薬をちょっと減らして・・・なんていうわけにも行きません。

検診は自由診療ですから建前上価格は自由に決められますが、そう簡単に値上げもできませんし。

===

というわけで、職員の皆さんのご協力を得て電気をこまめに消したり、冷房の温度を少し上げたりしてささやかに防衛しています。

おかげで6月はかなり電気代をセーブすることができました。

「やればできるんだなあ」と感心しております。
地球にもちょっと優しくなりますしね。(笑)

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ゆうあいクリニックも早いものでオープン以来もう4年になります。

これまでに、医療機関からご紹介いただいた患者さん、検診でお越しいただいたゲストの皆様合わせて、PETを中心として、のべ5万件の画像診断を積みかさねてくることができました。

感謝の毎日です。

===

おなじPET(PET-CT)検査といっても、検診目的と臨床目的では意味合いがずいぶん違います。

臨床PET検査については先日のブログで取り上げました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/42406906.html

===

年に1回検診をお受けになると、もう3回目、4回目、なかには5回目という方もちらほらおられます。

ゆうあいクリニックがオープンしたてのころ、TV東京の「ガイアの夜明け」に取り上げられたのをご覧になって検診にいらしたある女性も、もう3回目のご受診となりました。

ちょっと古いですが、「ガイアの夜明け」のバックナンバーはこちら。↓
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview0720.html

この女性は初回の検診で、PET、MRI、および腫瘍マーカーの所見から卵巣がんが強く疑われ、専門病院を紹介して手術を受けられ、卵巣がんⅠ期と診断されました。

卵巣がんは自覚症状に乏しく、有効な診断方法もないため比較的進行したⅢ期で見つかることが多く、治療成績もあまり芳しくないがんのひとつです。

===

この女性は、手術の翌年また検診にお越しいただき、お元気な姿を見せてくださいました。

そしてまた先日、3回目のご受診をされ、卵巣がんの再発もその他の病気もなく、「おかげさまで元気にやっています」という嬉しいお言葉をいただきました。

見つけにくいがんを見つけるお手伝いができ、その後もお元気な姿を見せてくださること。
検診の仕事で一番嬉しい瞬間です。

===

ご参考までに、「日経NET いきいき健康」より。

「増えている女性のがん、早期発見すれば恐い病気ではない」↓
http://health.nikkei.co.jp/pet/pet_03.cfm

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たまたま仕事以外で、自他共に「社会的地位が高い」と思われているだろう方とお話しする機会がありました。

私は自分の仕事を簡単にご紹介し、「検診は毎年受けられますか?」と何気なくお伺いしたところ、「俺の主治医は心臓では日本でもトップクラスの●●大学の○○先生だ、毎月外来に行って血圧を測ってもらっているし、何かあったらすぐ面倒を見てもらえることになっている。」とひどく怒られてしまいました。

60歳を超えて、結局はそれ以外の検査も医療機関受診もされていないようです。
血圧の薬をもらっているだけなんでしょうね。

===

血圧を測るだけでは、がんどころか糖尿病もコレステロールもわからないでしょうに。

そして、「何かあったら」といっても、進行胃がんで吐血をしたとき、その偉い先生の計らいですぐ入院させてもらい、立派な個室に入れてもらうことがもしできても、医療という面ではそうメリットがあるのかなあと思います。

毎年胃カメラをして、小さな胃がんを外来で内視鏡で取ってもらってはい終わり、というほうがよっぽど幸せではないのかなあ・・・。

===

航空業界で、「ハブアンドスポーク」という考え方があります。

地方から地方へ直行便を飛ばすのは採算が合わないので、まずその地域のハブ(拠点)空港にいってそこで乗り換え、目的地に飛ぶという方法です。

ハブ空港としては、
・パリのシャルルドゴール空港
・オランダのスキポール空港
・シンガポールのチャンギ空港
・アメリカのJFケネディ空港
などが有名です。

ハブから出る無数の路線がスポークです(自転車の車輪のスポークと同じ意味です)。
まずハブを経由することによって地域のどこにでも自由に行くことができるのです。

===

【1】
「ここ数日胸が痛い、心臓かもしれない、大きな病院にかかりたい」と思って一生懸命ネットを検索して「循環器の名医」のいる病院に行って散々並んで、紹介状もないので最後の最後に診てもらって「心臓は何でもありません」と帰され、紹介状がないので初診料も高くて参った参った。
翌日今度は同じ場所にぶつぶつができた。一生懸命ネットを検索して「皮膚科の名医を」・・・・・。

【2】
ここ数日胸が痛いと近所のかかりつけの先生に相談したら、念のため心電図とレントゲンに異常がないことを確認してよくよく話をして診察をするうちに、「痛みの場所が線のように続いていますね、帯状疱疹の初期かもしれません。帯状疱疹は痛みが先に出ることが多いので、痛いところにぶつぶつが出たらすぐ来てください。」と説明してもらって案の定翌日からぶつぶつが出て再診、すぐにお薬をもらって早期に治療を開始して完治した。

どちらが賢い患者さんでしょうか?

===

医療機関のかかり方も、まさにこのハブアンドスポークの考え方が当てはまると思います。

40歳を越えたら、誰もが、「信頼できる街のお医者さん」を持つことができるといいなと思います。
普段から全ての相談はまずその先生に、そして、

・眼科の診察が必要なら眼科へ
・脳外科の診察が必要なら脳外科へ
・内視鏡の検査が必要なら内視鏡を専門にしているクリニックへ
・CTの検査が必要ならすぐ撮ってもらえる近所の中規模病院へ
・PETの検査が必要ならゆうあいクリニックへ(笑)
・高度な治療が必要なら大学病院など基幹病院へ

都度紹介するようにしていただければ、全ての情報はかかりつけ医に戻り、それからの先の連携もスムーズで無駄がないと思います。
街のお医者さんがハブ(拠点)になり、その先に大きなネットワークがあるという考え方です。

===

「ここカラダ」というサイトに「かかりつけ医の選び方5カ条」というわかりやすい記事がありましたのでご紹介します。↓
http://www.cocokarada.jp/knowhow/doctor/index.html#01

この5カ条は、

1)自宅の近く
2)医師と相性がよい
3)説明がわかりやすい
4)患者を抱え込まない
5)家族構成にあわせた診療科

となっています。

ハブ(拠点)になってくださるドクターには、4)の条件は必須ですね。

===

上記サイトより。

【転載はじめ】

4.患者を抱え込まず、専門医に紹介してくれる医師を選ぶ

かかりつけ医の重要な役割の一つは、精密検査や入院が必要な場合に速やかに専門医に紹介してくれることです。患者を抱え込むことなく、診断がつかないときは、はっきり「わからない」と言ってくれる医師のほうが安心だといえるでしょう。また、紹介する際には専門医への紹介状や報告書をきちんと書いてくれるか、カルテのコピーなどを持たせてくれるかどうかも確認しておきたいポイントです。
さらに小さな子どもや高齢者は急に具合が悪くなることもあるので、診療所が休診の場合にはどうしたらいいのか、緊急時の対応についても指示してくれる医師は、かかりつけ医の責任を十分にはたしていると高く評価できます。

【転載終わり】

===

医療機関が少ない地域ではなかなか難しいですが、都会なら徒歩圏にいくつもクリニックがあるでしょう。
ぜひちょっと足を伸ばして「マイドクター」を探されるといいと思います。

胃がん検診(バリウム検査)や便潜血など、自治体の検診を受託しているクリニックも多いですから、そんな機会にいくつかクリニックをのぞいてみるのもいいかもしれません。

信頼できる「マイドクター」に出会えることをお祈りします。

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ゆうあいクリニック理事長日記
  written by Atsushi Katayama(片山 敦)
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日本では「PET」というと「高額ながん検診」というイメージがまだ強いようです。

PETの検査に健康保険が使えるようになった2002年よりはるか前に、山中湖クリニックさんをはじめとする少数のPET施設が、がんの早期発見にPETがとても役に立つということを実証され、地道でしっかりとしたお仕事を続けられてきたからだと思います。

===

ちょっと正確なデータが手元にありませんが、ゆうあいクリニックがオープンした2004年頃、アメリカのがん患者さん1人当たりのPET検査回数は日本の10倍くらいだったと思います。

訴訟大国らしく、体に針を刺したりメスを入れたりする前に、まずは安全なPET検査で病気の全体像を掴んでおこうという趣旨なのでしょう。

彼らはこれを"PET first"と呼んでいました。

がんの患者さんで「手術をしてみたけれど思ったより病気の広がりが大きく、何もできずそのまま傷を閉じた」というようなケースのいくらかの割合は、事前にPETで病気の広がりを調べておくことによって防げるわけです。

そうすれば、結果的に患者さんに与える負担も減り、早い段階でよりその患者さんの状態にあった適切な治療をすることによって患者さんのQOL(生活の質)の向上や生存期間の延長も期待できるかもしれません。

===

開院当初月200人ほどだった病院からの紹介患者さんも、最近では月1000人前後となり、およそ600以上の医療機関の、2000人以上のドクターからご紹介をいただけるまでになりました。

患者さんも神奈川と東京がそれぞれ約40%ですが、はるばる遠くの病院からご紹介されていらっしゃる方も少なからずいらっしゃいます。(病気を抱えての遠距離移動はお気の毒ではありますが)

「○○大学病院」とか「○○がんセンター」をはじめ、いくつもの名だたる病院に加え(PET装置をお持ちの病院でも、装置が故障したり混んでんでいたりという理由でゆうあいクリニックにご紹介いただくことがしばしばあります)、最近では近隣のクリニックの先生からもたくさんのご紹介をいただけるようになったのが目立ちます。

病院での一定のがん治療を終え、お近くのクリニックでフォローされている患者さんに何か再発を疑わせる兆候があったとき、ためらわずPETをご依頼いただけるようになってきたのでしょう。
PET検査で再発がなければとりあえずひと安心ですし、再発が見つかればすぐに治療に取り掛かることができます。

===

PETは(すべての画像診断がそうですが)もちろん完全無欠の検査ではなく、いろいろな欠点もあります。
しかし、

・肺がん
・乳がん
・大腸がん
・頭頚部がん
・脳腫瘍
・膵がん
・悪性リンパ腫
・転移性肝がん
・原発不明がん
・悪性黒色腫
・食道がん
・子宮がん
・卵巣がん

の13のがんについては、きちんと適応を限れば(この厳しい医療財政の中でも)健康保険を使ってよいということになっているわけですから、これからもPETを有効に使ってくださるドクターが増えてくださることを願います。

健康保険を使ったPET/PET-CT検査を行うための条件(ゆうあいクリニックのサイトより)↓
http://www.shinyokohama.jp/pet_intro/insurance_application.html

===

私たちの仕事のもう1つの柱「PET検診」では、逆にほとんど正常な方ばかりの画像の中から、的確に病気を見つけ出さなければいけません。

このためにも、毎日毎日いらっしゃる、病気をお持ちのかたがたの画像を診断している蓄積が大きく役に立つのです。

===

ゆうあいクリニックにお越しいただいた検診のお客様・紹介でいらした患者様の数は、もうすぐ延べ50000人を超えます。本当にありがたいことです。

これからも、検診のお客様には、情報量の多く正確な診断と適切なアドバイスを、患者様をご紹介くださる主治医の先生方、ご紹介でいらっしゃる患者様には、適切な診断と治療に役立つ情報をお届けできるようなクリニックでありたいと願っています。

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ゆうあいクリニックの検診メニューは、

【PET検査を含むコース】
・プレミアムコース
・フォローアップコース
・アンチエイジングコース
・スタンダードコース
・レディースコース
・ベーシックコース

【PET検査を含まないコース】
・脳ドックコース
・人間ドックコース
・政府管掌健保(このコースは申し訳ありませんが今年度の検査枠は全て予約済みです)

の2つに大別できますが、政府管掌健保以外のコースは、

※血液検査・・・47項目
※腫瘍マーカー・・・7項目
※便潜血検査・・・2回法
※尿検査・・・8項目

を共通項目として含んでいます。

(プレミアムコース/フォローアップコース/アンチエイジングコースにはさらに追加項目が標準でセットされています)

コース一覧はこちら↓
http://www.shinyokohama.jp/test_menu/index.html

検査項目一覧はこちら↓
http://www.shinyokohama.jp/test_intro/inspection_list.html

===

コースメニューは定期的に見直しているのですが、今回のメニューの検討のときに、「脳ドックに便検査や尿検査は要らないんじゃないか?」という意見も出されました。

確かに脳梗塞や脳動脈瘤が気になる方に便の検査をするのも一見不思議な感じですが、安価で(=検査料金を押し上げることなく)効果の高い検査ですので、全コースにお付けすることで意見がまとまりました。

===

便潜血検査については何度もブログで取り上げているのですが、便を取るだけの簡単で安価な検査で、かつ、

・進行大腸がんの90%
・早期大腸がんの50%

程度を拾い上げることのできる検査ですから、大変有効だと考えます。

===

50%というとずいぶん感度が低いと思われるかもしれませんが、感度を上げると偽陽性が増え、大腸内視鏡などの精密検査に回る方が多くなってしまうというデメリットもあります。

ちょっとアバウトですが、こんな計算をしてみましょう。

ある方の大腸に早期がんが発生し、3年かけて進行がんになり、その2年後には根治不可能になると仮定します。

先ほどの発見率「進行がん90%」、「早期がん50%」をあてはめれば、こんな計算ができます。
毎年1回便潜血検査をしている方の例です。

===

【早期がん1年目】 大腸がんの累積発見率50.0% / 累積見落とし率50.0%
【早期がん2年目】 大腸がんの累積発見率75.0% / 累積見落とし率25.0%
【早期がん3年目】 大腸がんの累積発見率87.5% / 累積見落とし率12.5%

【進行がん1年目】 大腸がんの累積発見率98.8% / 累積見落とし率01.2%
【進行がん2年目】 大腸がんの累積発見率99.9% / 累積見落とし率00.1%

毎年1回の便潜血検査だけで、大腸がんの87.5%は早期がんのうちに発見でき、進行がんの中でも十分に根治可能な状態までで発見されるのが98.8%、進行がん2年目まで一度も引っかからない方は1000人に1人なのです。

===

実際、私たちゆうあいクリニックでも、大腸の画像診断をまったく含まない脳ドックコースで、便潜血検査が陽性で、専門施設をご紹介して大腸カメラを受けていただき、大腸がんが発見された方がすでに何名かいらっしゃいます。

やっぱり偉大な便潜血検査↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/29797126.html

白鳥の歌↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/20278857.html

がんの見落としについて↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/16263685.html

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明日から4連休という方も多いと思います。

お休みできる方はぜひ日ごろのお疲れをゆっくり癒していただければと思います。

お休みできない方はお気の毒ですが体調に気をつけてがんばってください。

===

さて、ゆうあいクリニックは今年4月から、「毎週月曜日と第1、第3日曜日」をお休みにさせていただいておりますので、この間のお休みは4、5日のみとなります。

3日と6日は通常通りの検査を行っていますが、さすがに予約はいつもより少ないようですね。

PETの装置もサイクロトロンも、毎月毎月1000件以上の検査をこなしてほとんどフル回転ですから、たまには少し休ませてあげましょう。

===

さて、予定表をふっと見ると、私自身は4日の日曜日は終日、医師会の休日急患診療所のお当番となっておりました。

たいていの医療機関は外来がお休みですから、それなりにたくさんの患者さんがいらっしゃるのではと思いますので、ちょっと気が重いです。(笑)

とはいえ、お休み関係なく、重症の患者さんを抱えてICUに泊り込んでいらっしゃるドクターも多いでしょうから、このくらいの仕事はがんばってやってまいります。

===

最近気のせいか、外来で、結構つらい症状を抱えていらっしゃる方が、「どうしても仕事が休めないので何とか早く治してください」とおっしゃるのをよく聞く気がします。

残念ながら、そう簡単に何とかなることばかりであるわけもなく、病気の治療には十分な休養が必要なのですが、病気でも休めないくらい世知辛い世の中になってきてしまったのでしょうか・・・。

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普通のがんは「5年再発しなければ大丈夫」といわれますが、乳がんに限っては結構しつこくて、10年以上たってから再発することも間々あります。

先日も、乳がんの手術後12年のPET-CT検査で骨への転移が見つかった方がいらっしゃいました。

===

この患者さんは、手術後も定期的に主治医の先生の外来に通い続け、CTや腫瘍マーカー、マンモグラフィーなどのフォローアップをされていました。

ある時、腫瘍マーカーがわずかに上昇したためいろいろな検査をお受けになったのですが、診断がつかなかったのでゆうあいクリニックにPET-CT検査のご依頼をされました。

このようなPET検査は健康保険の適用ができますので費用も安く済みます。

===

検査の結果、背骨の1箇所にわずか1cm弱の骨転移が見つかり、すぐに放射線治療をされて転移は消え、腫瘍マーカーも正常に戻ったそうです。

ここで見つかっていなかったら、数年後に背骨の痛みで見つかり、もしかしたら命の危険もあったかもしれません。

10年以上きちんと通われている患者さんと、丁寧な診療をしている主治医の先生が、患者さん自身の命を守ったのですね。

私たちの仕事が患者さんのお役に立てたことを実感できる瞬間でもあります。

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