ゆうあいクリニック理事長日記
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以前夜間急病センターでお当番をしていたときに、「微熱とめまい」を主訴にした若い男性がみえました。

まずはいろいろな病気を念頭に置いて診察とアナムネ(病歴)聴取を進めてゆきましたが、よく聞くと「最近便が黒い」のだそうです。

なるほど顔色も悪いし、血液検査をしてみたらヘモグロビン(血色素)も低い。
上部消化管出血の疑いですぐ専門病院に転送しました。

基本ですけど、診察と病歴は丁寧に、と改めて思いました。
問診表に便の異常は書いてなかったのです。

「貧血で微熱が出ることがある」ことは学校でも何度も習いました。

===

貧血といえば、若い女性で氷をやたらに食べる方がいますが、こういう方も貧血が原因であることが多く、貧血の治療をすると氷を食べなくなります。
同様に、つめが凹んでいる場合(スプーン爪)も貧血である可能性が高いです。

女性の場合、過多月経や子宮筋腫などが原因で、貧血(鉄欠乏性貧血)になる方が圧倒的に男性より多いのです。

ちなみに立ちくらみや、朝礼中に倒れちゃうのは血圧の調節障害なので「貧血」とは言いません。

===

氷が好きな方、爪が凹んでいる方、一度血液検査をお勧めします。

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ゆうあいクリニック理事長日記
  written by Atsushi Katayama(片山 敦)
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いいニュースがありました。

===

【転載はじめ】

舛添厚労相 HPVワクチン公費負担に前向き姿勢 与党ワクチン議連が提言書
2009年4月3日 提供:Japan Medicine(じほう)

この記事に対する現在のメッセージ数: 0件

 自民・公明党のワクチン予防議連(会長=坂口力元厚生労働相)は3月31日に舛添要一厚労相と面談し、子宮頸がん対策と、予防接種制度の抜本改革を柱とする提言書を手渡した。議連の出席者は、坂口会長、鴨下一郎会長代理、清水鴻一郎事務局長。厚労省側は、舛添厚労相のほかに、上田博三健康局長も同席した。

 提言書を受け取った舛添厚労相は、子宮頸がんを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて、「承認後、自己負担を軽減できるようにしたい」と発言。「すぐに医療保険を適用するわけにはいかないと思うが、少子化対策の一環として予算措置することは可能かと思う」と述べ、公費負担に前向きな姿勢を示した。
  鴨下氏は、「予防接種法が現状に対応できていない」と指摘し、ワクチンの研究開発や、予防接種のしやすさ、行政訴訟問題など、「ワクチン全体的に課題がある。もう一度、下地から考え直さなくてはいけない」と指摘。これに対して舛添厚労相は、「産業振興と安全使用の両面をどうするか考えたい。産業振興の観点では、優れたワクチンを開発し、海外に輸出してもらいたい」と期待感をにじませた。
  提言書では、2009年度中に、<1>がん対策推進計画に「子宮頸がんの検診と予防ワクチン接種の推進」を盛り込み、各自治体が策定する計画に反映させる<2>HPV検査と細胞診の併用を推奨する<3>HPVワクチンと検診について十分に啓発し、費用負担軽減措置を導入する-の3項目を措置するよう求めている。ワクチン行政改革の必要性にも触れており、厚労省のワクチン行政一元化や、「ワクチン接種推進基本法」の制定、もしくは「予防接種法」の抜本改革といった法的措置の必要性も盛り込んだ。


Copyright (C) 2009 株式会社じほう

【転載おわり】

===

ゆうあいクリニックは、多くの病院からがんの疑いのある患者さん、がんと診断された患者さん、がんの治療後の患者さんをご紹介いただいてPET検査をし、ご紹介元の病院にレポートをお返しするという、ちょっと特殊な役割を持った医療機関ですので、あらゆる種類のがんの患者さんに毎日出会います。

(健康診断目的でのPET検査も大事な仕事として毎日おこなっています。こちらは健康保険は使えませんが。)

胃がんの原因となるピロリ菌、子宮頚がんの原因となるハイリスクHPVなど、診断も対策も簡単にできるものについては、ぜひ多くの方に知っていただき、がんを防いだり、早期発見したりしていただきたいなと願っています。

===

HPV(ヒトパピローマウイルス)、特にハイリスクHPVといわれるウイルスに感染することが子宮頚がんの原因であること、子宮細胞診と一緒にこのハイリスクHPVを調べることによって子宮頸がんの早期発見やリスク診断ができることは、このブログでも何回か書いてきました。

「PET検診の質的向上のために~HPV検査の導入について」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/38571718.html

「子宮頸がんはウイルスでおこるんです」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/19657458.html

「この検査は何のため?「子宮がん・卵巣がん検診」」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/34177255.html

「テキサス州、HPVの予防接種を女子児童に義務化」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/29189787.html

===

HPVワクチンの早期の承認と公費負担制度の導入によって、多くの女性が子宮頚がんの悲劇から救われる日が来ることを願います。


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ゆうあいクリニック理事長日記 / 2008.11.18 03:23 / 推薦数 : 0
自宅でPCに向かいながら仕事をしているときは、PCにインストールしたiTunesで音楽をかけながら、ということもよくあります。今もそうです。

デスクトップの両脇にはお気に入りのBOSEのモニタースピーカーです。
小さいながらも素晴らしい音で、とても快適です。

===

最近はコブクロを聞いていることが多いでしょうか。
中でも「蕾」は大好きで、仕事そっちのけで聞き惚れて泣いていることもしばしば・・・。(笑)
あとは「永遠にともに」でしょうか。

「蕾」は若くして亡くなった小渕さんのお母さんのエピソードをもとにした実話のようです。
「散りぎわにもう一度開く花びらはあなたのように、聞こえない『頑張れ』を握った両手でくれた」なんていうフレーズは涙なしでは聴けません。

===

ご病気をもつ患者さんとご家族には、それぞれそんな涙なしでは語れないストーリーがあるのだと思います。
しかし、病院の外来ではそれを3分で片付けなければいけない事情もあります。
患者さんも、ご家族も、担当されるドクターも本当に辛く、お気の毒のことと思います。

誰にとっても、何よりも大切な「命」について、もっとゆっくり、納得のゆくまで考え、話し合うことができるような環境を作るにはどうしたらいいのか、「蕾」を聞くたびに考えてしまいます。

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腰痛はありふれた症状です。

私自身も10年ほど前、ひどい腰痛で椎間板ヘルニアの手術をしましたのでそのつらさはよくわかります。
(手術で身長が5mmくらい縮んだ気がします(笑))

===

しかし、そのありふれた腰痛の中にもまれにではありますが、がんが潜んでいることがあります。

肺がん、乳がん、前立腺がんなどは、骨転移をしやすいがんとして知られています。
時には、もとのがんの症状より先に、骨転移による痛みが出ることがあります。

こんなとき、なんとなく痛み止めを飲んだりシップを張ったりして我慢していると、もとのがんも、骨転移もどんどん進んでしまうことがあります。

もちろん骨転移は腰(腰椎)だけでなく、頚椎や胸椎、肋骨や骨盤にも起こります。

===

がんの検査を専門にしていると、毎日こうした患者さんにたくさん出会います。

乳がんの手術後10年以上経って、たまたま受けたPET検査で無症状の小さな骨転移が見つかった方もいらっしゃいます。

がんのご経験のある方は、主治医の先生とよくご相談の上、ご面倒とは思いますが定期的なフォローアップ検査をお受けいただきたいと思います。

また、腰や背中など「ちょっといつもと違うな」という痛みがありましたら、ぜひ整形外科をご受診いただき、必要でしたらMRI検査などをお受けいただければ安心なのではないかと思います。

===

よく言われますが、がんは「早期発見・早期治療」がもっとも大切です。

いまやがんはかなりの割合で完治可能になりつつありますから、何か気になる症状がありましたらぜひ億劫がらずにお近くの医療機関をご受診いただきたいと思います。

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ゆうあいクリニック(臨床PET検査・がん検診)
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私たちが2004年にPETの仕事を始めたころは、一般の方には「PETって動物?」という反応がほとんどでした。

しかし、最近は、特に臨床(病院やクリニックからのご紹介)のPET検査のご依頼が急増しています。
(ゆうあいクリニックですと、2004年と2007年で約3~4倍になっています)

・がんの疑いがある方の良性/悪性の診断
・がんと診断された方の病気の範囲や転移診断/治療方針の検討材料
・がんの治療を終えられた方の再発の有無の診断

にPET検査が有用であるというということを、がん診療を手がける多くの先生に実感いただいたのと、患者さんにもPET検査についてのご理解が広がったためだと思います。
患者さんから主治医の先生に「治療前にPETを受けたい」とご相談されるケースも増えているようです。

===

一方で、健康診断目的でのPETのニーズも根強く、毎日お電話やメールで多くのお問い合わせをいただきます。

少しでもそうした疑問を解消していただくために、私が以前取材を受けた記事をご紹介させていただきたいと思います。

リクルートと三井物産が共同で運営している健康関連サイト、「ここカラダ」です。
トップページはこちら。↓
http://www.cocokarada.jp/

===

PET検診のページはこちら。↓
http://dock.cocokarada.jp/theme12/column/01.html

【転載はじめ】

☆がん細胞からアルツハイマー病変まで。PETで全身スキャニング

PET検査は、がん細胞が通常の細胞の3~8倍のブドウ糖を消費する性質を利用した検査システムです。ブドウ糖類似の検査薬(FDG)を投与し、その集まり具合を撮影することによって、身体に負担をかけることなく、部位によっては深部に潜む早期(10mm以下)のがん細胞を発見することができます。食い意地が張ったがん細胞の周辺には、FDGが集まるというわけですね。しかも、がん細胞が「良性」なのか、転移の可能性がある「悪性」なのかを鑑別できるため、適切な治療法を決定する際にも役立ちます。
PET検査のメリットは、痛みや苦痛もなく、着衣のまま一度に全身の検査ができる点でしょう。面倒な衣服の着脱がないだけでも、ずいぶん気持ちが楽になるようです。がん検診と同時に脳におけるブドウ糖代謝を測定できるので、アルツハイマー病や脳の動脈瘤の早期発見も可能です。「脳のここに血が通っていない」なんてすぐにわかるんですよ。現在、各国でアルツハイマー病のワクチンが開発中ですから、将来は早期発見によって発症予防が可能になるでしょう。

☆PETとほかの検査項目を上手に組み合わせましょう

とはいえ、PET検査も万能ではありません。単独で「早期発見」しやすいがんは、肺がん、甲状腺がん、大腸がん、乳がんなどです。逆に発見しにくいがんは前立腺がん、腎がん、肝臓がん、膀胱がん、胃がんです。腎臓や膀胱は排泄のために元々ブドウ糖が集まりやすく、FDGと区別がつかない場合があります。逆に胃の場合はがん細胞の密度が低いためにFDGが集まりにくい。こうした「不得手」のがんを発見するには、従来のCTや胃のバリウム検査、腫瘍マーカー検査(血液検査)とPETをうまく組み合わせる必要があります。相乗効果で早期に発見できるがんの種類や部位はぐっと広がります。
時折、低価格を前面に出したPET検査単独の検診案内を見かけますが、「不得手」ながんを見逃す可能性が高いため、お勧めはできません。2004年に日本核医学会が定めたFDG-PETがん検診ガイドラインでもPET単独の検査は推奨していないのです。せっかく自費で検診を受けるのですから、賢く利用しましょう。

☆施設選びのポイントは内科医と紹介先の有無

PET検査施設を選ぶ際には、費用よりも検査結果を正しく「読影(どくえい:画像から病変の有無やその種類を医師が鑑別すること)」してもらえるかがポイント。前述のFDG-PETガイドラインでも放射線科専門医によるダブルチェック体制を推奨しています。
ただし、放射線科専門医は画像診断のエキスパートではあるものの、逆に血液検査などの読み取りは不慣れな場合があります。PET検査と従来の検診の相乗効果を最大限に発揮してもらうためにも、生化学検査に精通した内科医が常勤している施設を選ぶようにしましょう。ちなみに、ゆうあいクリニックでは放射線科医6名、内科医3名が常駐しており、互いに意見を交換しながら検査結果を精査し、最終的には1件につき放射線科医2名、内科医1名の「トリプルチェック体制」で所見を提出しています。
万が一、がん病変が見つかった時の対応も検診施設を選ぶポイントです。きちんとした紹介先を抱えているかどうか、紹介先の医師との信頼関係はどうかなど、できるだけ事前に確認しておきましょう。
PET検査適応年齢は最低でも40歳から。喫煙や家族歴、発がん物質への曝露など、リスクが高い場合は30~35歳までに一度、受けておくべきですね。お勧めの検診パターンは最初に奮発して全身を精査した後、毎年基本的な検査を続けること。PETと血液検査に加えて、検診の早期発見効果が科学的に証明されている便潜血検査や胃のバリウム検査、女性であれば子宮細胞診やマンモグラフィを組み合わせるとベストです。

【転載終わり】

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40℃

ゆうあいクリニック理事長日記 / 2008.10.07 15:54 / 推薦数 : 1

久しぶりに40℃の熱にやられました。

朝、少し咳が出るなと思ったらその日の昼から38℃台の熱となり、夜には40℃まであがりました。

===

熱が出ているのに汗が出ないこと、咳が出ることから私の場合麻黄湯(まおうとう)のよい適応だと思い、38℃になったあたりからせっせと麻黄湯を飲んでおりました。

「かぜに葛根湯」は有名ですが、葛根湯にしても、

・汗が出ない
・首の後ろから頭にかけてこりや痛みがある
・胃腸が強くもともと体力がある

というような方でないと、効かないどころか却ってもっと体調を悪くすることがあるので注意が必要です。

麻黄湯は、葛根等に比べて、

・首や頭の痛みが弱く、節々の痛みのほうが強い
・咳がある

というのが処方のポイントです。
汗が出ていたら飲んではいけないというのは同じです。

===

発熱して2日目の夜、やはり熱は40℃近くをさまよっていましたが、家族が寝静まったあとで洗濯物を干して(いまうちは子供の受験でばたばたしてるので、熱くらいで家事をサボることはできないのです(笑))、小腹がすいたので冷凍してあったご飯で卵雑炊を作って食べました。

とたんに今まで出なかった汗がどっと出て、「やった!」と思ってシャワーを浴びて床につくと、案の定翌朝にはすっかり解熱していました。

有熱期間36時間、やはりぴったり合えば漢方薬はすごいなと感じました。
解熱剤を使っていたら何日もずるずる長引いたことでしょう。

以前のブログ「発熱と解熱剤」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/16296703.html

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気をつけてはいたのですが、小1の長男にもこの風邪をうつしてしまいました。
とはいえ、やはり大人の半量の麻黄湯ですぐに治り、今日から元気に学校です。

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よく「うちはがん家系で・・・」と心配される方がいらっしゃいます。

2人にひとりががんになる時代ですから、ご家族にかんを患われた方がいても「がん家系」と必要以上に心配する必要はありません。

しかし、遺伝が関係すると考えられているがんもいくつかあります。

・大腸がん(結腸がん・直腸がん)
・乳がん
・卵巣がん
・スキルス胃がん

などが代表的です。

癌研究会のサイトより「がんと遺伝の関係性について」↓
http://www.jfcr.or.jp/gan_knowledge/heredity.html

もちろんこれらのがんのすべてが遺伝するわけではありませんが、血のつながったご家族にこれらのがんの患者さんがいらっしゃる場合は、やはり注意して早期発見・早期治療をされるに越したことはありません。

===

横浜市の公式サイトより「がん検診」↓
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/14594.html

・大腸がん検診(便潜血検査)・・・40歳以上/600円/毎年
・乳がん検診(視触診とマンモグラフィー)・・・40歳以上/1370円/2年毎
・胃がん検診(バリウム検査)・・・40歳以上/3140円/毎年

※制度は自治体によって違いますのでご確認ください。

自治体にも予算がありますのでこれらで充分とは言えませんが、この金額でかなり精度の高い検診が受けられるわけですから、ぜひご利用いただきたいと思います。

===

卵巣がんに関してはあまり公費検診がありませんが、婦人科で超音波検査を行うことによって発見できることもあります。

ここカラダより「子宮がん・卵巣がん検診」↓
http://dock.cocokarada.jp/theme11/column/01.html

超音波で疑わしい場合はMRIやPETの検査でさらに精密に調べることができます。

===

私たちも仕事上がんの患者さんと多く接する機会があります。

ご家族と同じがんを患われ、大変な思いをされている患者さんを見るにつけ、「もっと気をつけてくださっていれば・・・」と残念な気持ちになることもよくあります。

必要以上にがんを怖がることなく、むしろ安心して毎日を過ごしていただくために、こうした情報がお役に立てば嬉しいです。

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ずっと前のことになりますが、ふとした行きがかりである男性に相談を受けたことがあります。
(普通の外来診療ではありません、知人の紹介でとりあえずお話を伺うことになりました)

その男性のお母様は90歳を目前にして、がんのためにある病院で亡くなったのでした。
そんなとき人は「天寿を全うされましたね」と慰めたりするのでしょうが、彼にとってはいくつになっても大事なお母様、とても悲しい出来事だったと思います。

===

さて、彼の場合、お母様が入院されてからの様子(治療内容や薬品名も含めて)を克明にノートに記録されており、それをお持ちになってのご相談でした。

黒いペンで記録されたノートに、おそらくご自身で調べた赤の書き込みがびっしりと並び、それは壮観でした。

その最初のページから、

・ここでこの薬を使うのは妥当か?
・この状態にはこの治療法しかないのか?
・この病気になると普通はどのくらい生きられるのか?
・ここで栄養状態が悪くなっているのはなぜか?
・この段階での医師のこの説明は正しいか?
・最終的に死を避ける方法はなかったのか?

などなど、矢継ぎ早に質問され、私の答えが今度は青で書き込まれてゆきます。

数時間はお話を伺ったでしょうか?
私が拝見する限り、すべての診療過程において、医療スタッフはベストを尽くされ、説明も丁寧で完璧な治療と対応であったと思われました。

しかし、お母様のご病気と、ご年齢からくる身体の衰えから、最終的には残念な結果になってしまったものと思われます。

===

すべての質問と説明が終わると、彼はノートを閉じて、「わかりました、納得しました。病院を訴えることはできないんですね。ありがとうございました。」と言って帰って行かれました。

「訴える」という言葉を、私はその後しばらく消化できないまま、月日は過ぎてゆきました。

===

私はその病院のドクターも存じ上げませんし、医師同士かばい合うつもりで真実を曲げてご説明したわけでもありません。

ただ、その分厚いノートと、病院でもらった様々な説明書類を私なりに一生懸命拝見して、思うままをご説明しただけです。

しかし、万が一その記録の中で診療上問題があると思われる場所があり、それをそのまま彼にお伝えしたら、おそらく彼は病院や医師を相手取って民事訴訟を起こすつもりであったのでしょう。

事実、悪徳医師と悪徳弁護士がタッグを組めば、勝てるかどうかは別として診療上の出来事について民事訴訟を起こすのはそう難しいことではないと思います。

同時に刑事告訴をおこなえば、その真偽や妥当性は抜きにして検察は捜査をせざるを得ませんし(刑事訴訟法242条)、告訴された医師や医療機関は取り調べを受けることになります。

最近は民事訴訟を有利に進めるために刑事告発も同時に行って医師に心理的プレッシャーをかけ、早期に有利な和解に持ち込む手法も横行していると聞きます。

===

さて、そうした世知辛い話題はともかく、彼の「訴える」がお金目当てでないことは最初からよくわかりました。(そもそもそんな雰囲気があれば最初から相談には乗りませんし)

彼は、大好きなお母様の死が「悲しく」「納得できず」「受け入れがたい」のだと思います。

===

精神分析で「防衛機制」という概念があります。

受け入れがたい出来事に出会ったとき、不安定になった自我に安定を取り戻すために自分の心の中で起きる様々なメカニズムのことです。代表的な防衛機制は、

・抑圧・・・苦痛を無意識的に意識から締め出そうとする作用。
・合理化・・・「酸っぱいブドウ」のたとえで有名。得られなかったものが価値のないものだと思いこんで安定をえること。
・補償・・・勉強でうまくゆかないからスポーツでがんばる、など、劣等感をほかの方法で補うこと。
・退行・・・一人っ子に弟や妹ができると赤ちゃん返りする、などが代表的。
・転移・・・抑圧された感情を本来とは別の対象に振り向けること。

===

さて、話の趣旨はお察しいただけたでしょうか?

人の死は必然です。
昔から、人は愛する人の死をいろいろな方法で乗り超えてきました。

これについては多くを語る必要はないでしょう。

===

Wikipediaで「防衛機制」を調べると、「転移」の例として、

「例:父親への憎悪を抑圧し、より安全に攻撃できる教師に向ける。」

と出ています。ちょっと笑ってしまいました。

モンスターペアレンツの方々にとっても、社会での鬱憤を晴らす対象としては、学校の先生が「安全」なんでしょう。先生方には本当にお気の毒です。

===

そう、最近は医師も「安全に攻撃できる」対象になりつつあるのでしょう。

「悲しく」「納得できず」「受け入れがたい」お母様の死を、医師や病院の責任とすることによって彼は心の安定を得ようとしたのだ、と、数年かかって私は気がつきました。

これはまさに「転移」の機序に他なりません。

===

医療の危機が叫ばれています。

これを、医師不足、財政不足、などなど、単一の原因に「転移」して済ませるのではなく、社会心理学的な観点からも整理し、議論し、対策を考えてゆく必要を感じました。

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中学生の時、体育館で「翼は心につけて」という映画を見ました。
(石田えりさんが主演だったんですね)

骨肉腫にかかってしまった中学生の女性が、右腕切断というつらい治療を決断したにもかかわらず、結局亡くなってしまうというお話です。

実話を基にしているそうで、当時はみんなで泣いたものでした。
文部省推薦映画で、「命の大切さ」を教えるという教材だったのでしょう。

===

思えばその頃の骨肉腫の5年生存率は10~20%でした。

現在はステージや治療法によっても異なりますが60~70%と、約3分の2の方が健康を回復されるまでに治療法が進歩しています。隔世の感です。

===

ドラマの定番といえば白血病、古くは山口百恵さんの「赤い疑惑」などが有名です。
白血病にもいろいろあり、いまだに治療が難しいタイプも存在しますが、新しい治療法も日々開発され、たとえば慢性骨髄性白血病では「グリベック」という画期的な飲み薬で、入院せず外来だけで治療ができるまでになりました。

ブログ「飲み薬だけのがん治療」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/35272953.html

===

がんの過半数は治せる時代になり、患者さんも、ご家族も、医療スタッフもみんなで治療法を考え、前向きに治療に参加していただくためのがん告知も一般的になってきました。

私たちもPETという仕事に携わっていますので、毎日がんの検査をし、がんの患者さんとお話しする機会もたくさんあります。本当に日々どんどん環境が変わってゆくのを肌で感じます。

患者さんのための医療がこれからも順調に育ってくれることを祈りますし、微力ながら私たちもそのお手伝いができればと思います。

===

さて、先ほどの映画で思い出したことをもうひとつ。

主人公の女性がいよいよ状態が悪くなったとき、ドクターが鎮痛か鎮静の注射を打とうとするのですが、主人公の女性は「注射をすると何もわからなくなっちゃうから嫌!」と拒否します。

私にはこのシーンが一番印象的でした。
痛みや苦しみだけ取れたらどんなにいいだろうと思ったものです。
(そのときはまさか自分が医者になるとは思いませんでしたが・・・)

ブログ「残念な話<モルヒネは安全です>」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/20690222.html

ブログ「がん対策基本法」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/25314001.html

これは残念ながら30年前も今も、ですが、まだまだ日本では患者さん側も医療用麻薬に抵抗が強く、欧米のように麻薬を安全に上手に使って痛みだけをきちんとコントロールするという治療が必ずしも行われてはいません。

「がんの痛みは仕方がない」と諦めて我慢するより、医療用麻薬も含めた鎮痛剤をきちんと使って痛みのない(少ない)療養生活を送られたほうが、気分もよく、食事も進みますから、病気そのものの治療にも少なからぬ好影響を及ぼすのです。

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子供のころ、風邪を引いたりして近所の開業医さんにかかると、まだまだ院内処方が主流でした。

もらったお薬の袋には、

・ピンクの錠剤:朝昼夜食後
・白のカプセル:朝夜食後

なんて書いてあるだけで、薬品名どころか何の薬かもわからないことがありました。

まさに「お任せ医療」です。隔世の感があります。

===

最近「開業医の妻の本音」という楽しいブログを見つけて時々拝見しています。

http://blogs.yahoo.co.jp/harenihiamenohi

そこに、最近は錠剤に薬品名が印刷されたものがあるという記事があり、ふと考えさせられた次第です。

===

20年ほど前、「医者からもらった薬がわかる本」という書籍が一般向けに初めて出版されました。
今から考えると、これは医療の世界では画期的な出来事ではないかと思います。

「今まで、何の薬かわからないけど医者に言われたから飲んでいる。」という患者さんも、薬品名、成分、副作用に至るまで、シートや錠剤に印刷された記号を手がかりに調べることができるようになったのです。(専門家向けにはもちろん昔からありましたが、普通の書店では入手困難でした)

最初の頃は抗がん剤はあえて掲載されていなかったのですが、最近はがんの告知率の高まりもあり、抗がん剤も掲載されています。

===

「患者さんが自分の病状について自分でよく理解し、治療についても自己決定する」という原則は当然ですが、医療機関側にはそのための時間が、患者さん側には往々にしてその説明を受け取るための心構えや最低限の基礎知識がなかったりしてミスマッチを起こすことがあります。

特に最近はインターネットで玉石混交の情報が飛び交っていますから、医療従事者からみるとやや不思議な常識(?)をお持ちの患者さんもいらっしゃいますし、どこにかかったらいいかわからない患者さんがランキング本片手に「名医」探しをして、患者さんが集中した病院はとてつもなく待ち時間が長くなる、という現象も起きています。

===

何度も書いていますが、人間の体は大量生産された機械とは違います。
一人ひとりの体質や病歴に合わせて、Face to Faceで相談できるかかりつけ医を持つことが、本当に重要だと思います。

もちろん、インターネット上でも、マスコミの報道でも、有益で正確な情報が、優先順位をつけてもっとたくさん発信されるべきだと考えます。

医療関係の検索をするとほとんどが何かの宣伝に行き着く状況では、正しい知識を持っていただくのは困難ではないでしょうか?

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