よく「うちはがん家系で・・・」と心配される方がいらっしゃいます。
2人にひとりががんになる時代ですから、ご家族にかんを患われた方がいても「がん家系」と必要以上に心配する必要はありません。
しかし、遺伝が関係すると考えられているがんもいくつかあります。
・大腸がん(結腸がん・直腸がん)
・乳がん
・卵巣がん
・スキルス胃がん
などが代表的です。
癌研究会のサイトより「がんと遺伝の関係性について」↓
http://www.jfcr.or.jp/gan_knowledge/heredity.htmlもちろんこれらのがんのすべてが遺伝するわけではありませんが、血のつながったご家族にこれらのがんの患者さんがいらっしゃる場合は、やはり注意して早期発見・早期治療をされるに越したことはありません。
===
横浜市の公式サイトより「がん検診」↓
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/14594.html・大腸がん検診(便潜血検査)・・・40歳以上/600円/毎年
・乳がん検診(視触診とマンモグラフィー)・・・40歳以上/1370円/2年毎
・胃がん検診(バリウム検査)・・・40歳以上/3140円/毎年
※制度は自治体によって違いますのでご確認ください。
自治体にも予算がありますのでこれらで充分とは言えませんが、この金額でかなり精度の高い検診が受けられるわけですから、ぜひご利用いただきたいと思います。
===
卵巣がんに関してはあまり公費検診がありませんが、婦人科で超音波検査を行うことによって発見できることもあります。
ここカラダより「子宮がん・卵巣がん検診」↓
http://dock.cocokarada.jp/theme11/column/01.html超音波で疑わしい場合はMRIやPETの検査でさらに精密に調べることができます。
===
私たちも仕事上がんの患者さんと多く接する機会があります。
ご家族と同じがんを患われ、大変な思いをされている患者さんを見るにつけ、「もっと気をつけてくださっていれば・・・」と残念な気持ちになることもよくあります。
必要以上にがんを怖がることなく、むしろ安心して毎日を過ごしていただくために、こうした情報がお役に立てば嬉しいです。
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昨日TVでこんな番組をやっていました。↓
http://www.tv-asahi.co.jp/daitanmap/妻が「子供に見せたい」というので録画もしました。
子供のうちから、世の中にはいろいろな仕事があって、そのおかげでみんなの生活が成り立っている、ということを知るのはとても大事だと思います。
===
ベスト30を転載させてもらいます。
【転載はじめ】
★ベスト30総合ランキング★
1位 公務員
2位 医師
3位 薬剤師
4位 教師
5位 看護師
6位 エンジニア
7位 プロ野球選手
8位 大学教授
9位 弁護士
10位 サッカー選手
11位 システムエンジニア
12位 保育士
13位 芸能人
14位 音楽家
15位 会社員
16位 キャビンアテンダント
17位 銀行員
18位 パイロット
19位 建築士
20位 パン屋さん
21位 デザイナー
22位 美容師
23位 料理人
24位 警察官
25位 獣医
26位 消防士
27位 鉄道運転手
28位 税理士
29位 作家
30位 介護士
【転載終わり】
「親の果たせなかった夢」派と、「生活の安定」派にきれいに分れるようですね。
私も20歳(って2浪なんですが・・・)まで将来の仕事に迷っていたので、なんかこうしてみるとその頃を思い出します。
ちなみに小学校の頃は電気屋さん、中学校の頃は音楽の仕事、高校の頃は官僚になりたかった記憶があります。
===
うちの子供は7歳を頭に男の子3人で、仕事なんてまだまだですが、それぞれどんな仕事を選ぶのでしょうか?
自分が充実感を持てて、少しでも社会の役に立つ仕事に出会ってくれることを祈ります。
「親の果たせなかった夢」系だと、外交官とかかっこいいと思うんですが、難しいですね。(笑)
内緒ですが、私自身も医学部在学中に国家Ⅰ種試験を受けたりするハグレ者でした。(もちろん落ちました)その時はその時なりに「どうしたら世の中の役に立つ仕事ができるか」模索していたのでした。
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ずっと前のことになりますが、ふとした行きがかりである男性に相談を受けたことがあります。
(普通の外来診療ではありません、知人の紹介でとりあえずお話を伺うことになりました)
その男性のお母様は90歳を目前にして、がんのためにある病院で亡くなったのでした。
そんなとき人は「天寿を全うされましたね」と慰めたりするのでしょうが、彼にとってはいくつになっても大事なお母様、とても悲しい出来事だったと思います。
===
さて、彼の場合、お母様が入院されてからの様子(治療内容や薬品名も含めて)を克明にノートに記録されており、それをお持ちになってのご相談でした。
黒いペンで記録されたノートに、おそらくご自身で調べた赤の書き込みがびっしりと並び、それは壮観でした。
その最初のページから、
・ここでこの薬を使うのは妥当か?
・この状態にはこの治療法しかないのか?
・この病気になると普通はどのくらい生きられるのか?
・ここで栄養状態が悪くなっているのはなぜか?
・この段階での医師のこの説明は正しいか?
・最終的に死を避ける方法はなかったのか?
などなど、矢継ぎ早に質問され、私の答えが今度は青で書き込まれてゆきます。
数時間はお話を伺ったでしょうか?
私が拝見する限り、すべての診療過程において、医療スタッフはベストを尽くされ、説明も丁寧で完璧な治療と対応であったと思われました。
しかし、お母様のご病気と、ご年齢からくる身体の衰えから、最終的には残念な結果になってしまったものと思われます。
===
すべての質問と説明が終わると、彼はノートを閉じて、「わかりました、納得しました。病院を訴えることはできないんですね。ありがとうございました。」と言って帰って行かれました。
「訴える」という言葉を、私はその後しばらく消化できないまま、月日は過ぎてゆきました。
===
私はその病院のドクターも存じ上げませんし、医師同士かばい合うつもりで真実を曲げてご説明したわけでもありません。
ただ、その分厚いノートと、病院でもらった様々な説明書類を私なりに一生懸命拝見して、思うままをご説明しただけです。
しかし、万が一その記録の中で診療上問題があると思われる場所があり、それをそのまま彼にお伝えしたら、おそらく彼は病院や医師を相手取って民事訴訟を起こすつもりであったのでしょう。
事実、悪徳医師と悪徳弁護士がタッグを組めば、勝てるかどうかは別として診療上の出来事について民事訴訟を起こすのはそう難しいことではないと思います。
同時に刑事告訴をおこなえば、その真偽や妥当性は抜きにして検察は捜査をせざるを得ませんし(刑事訴訟法242条)、告訴された医師や医療機関は取り調べを受けることになります。
最近は民事訴訟を有利に進めるために刑事告発も同時に行って医師に心理的プレッシャーをかけ、早期に有利な和解に持ち込む手法も横行していると聞きます。
===
さて、そうした世知辛い話題はともかく、彼の「訴える」がお金目当てでないことは最初からよくわかりました。(そもそもそんな雰囲気があれば最初から相談には乗りませんし)
彼は、大好きなお母様の死が「悲しく」「納得できず」「受け入れがたい」のだと思います。
===
精神分析で「防衛機制」という概念があります。
受け入れがたい出来事に出会ったとき、不安定になった自我に安定を取り戻すために自分の心の中で起きる様々なメカニズムのことです。代表的な防衛機制は、
・抑圧・・・苦痛を無意識的に意識から締め出そうとする作用。
・合理化・・・「酸っぱいブドウ」のたとえで有名。得られなかったものが価値のないものだと思いこんで安定をえること。
・補償・・・勉強でうまくゆかないからスポーツでがんばる、など、劣等感をほかの方法で補うこと。
・退行・・・一人っ子に弟や妹ができると赤ちゃん返りする、などが代表的。
・転移・・・抑圧された感情を本来とは別の対象に振り向けること。
===
さて、話の趣旨はお察しいただけたでしょうか?
人の死は必然です。
昔から、人は愛する人の死をいろいろな方法で乗り超えてきました。
これについては多くを語る必要はないでしょう。
===
Wikipediaで「防衛機制」を調べると、「転移」の例として、
「例:父親への憎悪を抑圧し、より安全に攻撃できる教師に向ける。」
と出ています。ちょっと笑ってしまいました。
モンスターペアレンツの方々にとっても、社会での鬱憤を晴らす対象としては、学校の先生が「安全」なんでしょう。先生方には本当にお気の毒です。
===
そう、最近は医師も「安全に攻撃できる」対象になりつつあるのでしょう。
「悲しく」「納得できず」「受け入れがたい」お母様の死を、医師や病院の責任とすることによって彼は心の安定を得ようとしたのだ、と、数年かかって私は気がつきました。
これはまさに「転移」の機序に他なりません。
===
医療の危機が叫ばれています。
これを、医師不足、財政不足、などなど、単一の原因に「転移」して済ませるのではなく、社会心理学的な観点からも整理し、議論し、対策を考えてゆく必要を感じました。
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心室性期外収縮
私の体で、ここ1か月ほど、忘れていた不整脈が顔を出しています。
心室性不整脈(PVC)というやつで、いわゆる「脈が突然1回だけ飛ぶ」ものです。
「心臓のしゃっくり」といっていいかもしれません。
24時間心電図の検査をしてみれば、かなりの割合で健康な方にも生じていることがわかります。
人によって、脈が飛んでもまったく感じない方もいれば、非常に気になる方もいます。
私はこれ自体は命にかかわるものではないことはよくよく承知していますので心配になったりはしませんが、今回は1分に5~6回におよぶこともあり、ちょっとうっとうしいです。仕事中だと気が散りますし。(笑)
今からもう20年前、同じような症状に悩まされていた時期があります。
ブログ「からだの症状はこころの叫び」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/17804626.html
===
今回の原因は明らかに寝不足です。
===
不整脈について、ここカラダより↓
http://www.cocokarada.jp/disease/detail/K4022005/index.html
トップページはこちら↓
http://www.cocokarada.jp/
【転載はじめ】
◆不整脈
心臓の収縮のリズム(拍動のリズム)が乱れる不整脈は、その症状から
(1)脈が速くなる(増える)タイプの頻脈性不整脈
(2)脈が遅くなる(少なくなる)タイプの徐脈性不整脈[じよみやくせいふせいみやく]
とに大きく分けられます。これらはさらに、いろいろな種類があります。
◆期外収縮
◇元の周期をはずれて速く収縮する
期外収縮は、心房性のものと心室性のものとがあります。
心臓は、正常では洞結節[どうけつせつ]からの電気的刺激により規則的に拍動しています。しかし、なんらかの原因によって、本来、電気が発生するはずのないところに電気が起こり、洞結節でつくられた規則性のあるリズムが途中で乱されてしまうことがあります。
電気的な刺激の発生する部位が、心房あるいはその付近であると、心房性期外収縮(上室性期外収縮)、心室から電気的刺激が発生すると心室性期外収縮となります。
このときは、心臓が瞬間的にドキンとしたり、止まったように感じます。このとき脈拍をはかると脈が触れにくいときがみられる感じ、つまり脈がとぎれたり、脈がひとつとんだように触れます(結滞[けつたい]といいます)。
◇多くは心臓に特別の病変はない
これらの期外収縮は、単発のときもあれば、つづけて生じる場合もあります。通常みられるのは、単発性の機能的なもの(心臓に特別の病変がないもの)で、数が少なかったり、自覚症状が強くなければ、治療の対象とはなりません。
しかし、こうした症状がつづけて生じるような場合は、心臓になんらかの器質的な病変がみられることが多いのです。後に述べる心房細動や上室性頻拍、心室性頻拍や心室細動に移行する例もありうるので、治療を必要とすることがあります。
【転載終わり】
===
今日は洗濯物を干して除湿機をセットしたら早めに寝ることにします。(笑)
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10年ほど前に亡くなった作家の三浦綾子さんは、晩年「私にはまだ死ぬという仕事がある」という言葉を口癖にしていたそうです。
綾子さんの死後、夫の三浦光世さんが、「死ぬという大切な仕事」という本を著されています。
===
三浦綾子さんの著書といえば、私は中学生くらいのときに読んだ「塩狩峠」という本のことを今でも鮮烈に思い出します。
Wikipediaより「塩狩峠」
【転載はじめ】
1909年(明治42年)2月28日、ここ塩狩峠の区間に差し掛かった旅客列車の客車最後尾の連結器が外れて客車が暴走しかけたところ、当時鉄道院(国鉄の前身)職員でありキリスト教徒であった長野政雄という人物が列車に身を投げ、客車の下敷きとなり乗客の命が救われたという事故が起こった。現在、塩狩峠の頂上付近にある塩狩駅近くには、この事に対する顕彰碑が立てられている。
この実話を元に、三浦綾子が小説『塩狩峠』を著し、1966年(昭和41年)4月から約2年半にかけて日本基督教団出版局の月刊雑誌『信徒の友』という雑誌に掲載された。これを記念し、塩狩駅近くには、塩狩峠記念館及び文学碑が建てられた。のちにこの作品は、松竹(監督:中村登、主演:中野誠也)で映画化もされている。
【転載終わり】
===
医師という仕事は、たくさんの方の死に立ち合わせていただく仕事です。
その中で、私たちも亡くなりゆく方から本当にたくさんのことを教えていただきます。
亡くなりゆく方がその姿の中でご家族に残されるものはもっともっと、はかりしれないくらい大きいものでしょう。
===
以前、「ぼけても心は生きている」という題で私の祖母のことを書いたことがあります。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/28228140.html遺言で、角膜移植のために眼球を提供し、医学部の解剖実習のために遺体を提供した祖母でした。
私は祖母の死から本当に多くのものをもらいました。
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医療の第1の仕事はもちろん患者さんに元気になっていただくことですが、それがかなわないとき、患者さんからのバトンを上手に次の方々に渡すお手伝いをするのも私たち医療従事者の大事な役割ではないか、と思います。
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