昨日のブログでも少しふれましたが、最近救急現場でのいわゆる「たらい回し」が問題とされているようです。
私もかつて勤務していた病院で、発症後3時間の心筋梗塞患者さんを受け入れたことがあります。
救急隊の方が延々病院を探し続け、私のところに来られたときにはすでに心肺停止後30分、結局死亡確認しかできませんでした・・・。
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お知り合いのDr.I先生のブログにとてもわかりやすい記事がありましたので、ご紹介させていただきます。
URLはこちら↓
http://blog.m3.com/yabuishitubuyaki/20070908/1==========
【転載はじめ】
「患者受け入れ不可能」
奈良で妊婦の受け入れが難航して。
結局、流産になっちゃった件をはじめ。
新聞などの記事のタイトルで、
「受け入れ拒否」
とか、
「たらい回し」
って言葉がはやっているようですね。
奈良に続いて、千葉、札幌、大阪などの
大都市でも同様の事が起きているようです。
医師は不足していない、偏在だ。
って政府や厚労省は言っているようですが。
千葉や札幌、大阪は、地方。
って事なんですかねー。
彼らの言い分では。
「たらい回し」
という言葉は、使い方が間違っている。
という事は、以前の記事
に書いたので、今回は書かない事にして。
今回は「患者の受け入れ拒否」
って言葉も使い方が、間違っている。
って事について書いていきたいと思います。
最近こそ、「妊婦受け入れ拒否」
「患者、受け入れ拒否」
って言葉が、良く使われていますけど。
こういうので、一番有名なのは、
タクシー等の「乗車拒否」ですよね。
道路運送法13条で
タクシーの運転手等は正当な事由がなければ
乗車拒否できない。
って事が決められているんですよ。
でも、例えば。
タクシーに、お客さんが1人で乗っていて。
それで、別の人が道路で手を挙げていても、
別の客を乗せませんよね、タクシーは。
もう、すでに客が乗っているんですから。
厳密に言うと、タクシーっていうのは、
客が4人までは乗れますから。
シートは空いているんですよね。
でも、そのタクシーに
「手を挙げたのに、乗せてくれなかった。
乗車拒否だ。」
って言う人はいませんよね。
もうすでに、前の客が乗っているのですから。
「前の客を降ろして、俺を乗せろ。」
なんて言う人がいたら、単にわがままですよね。
その人。
それこそ、単なる「クレーマー」ですよ。
あるタクシー会社に、タクシーが5台あって。
今、タクシーの運転手が、4人しかいない。
そしたら、タクシーの車はあるけど、
実際にタクシーを運転して、客を運べるタクシーの
台数は、4台だけですよね。
誰が考えても。
そういった状況だったときに。
そのタクシー会社を、
「乗車拒否だ。」
って言う人いますか?
いませんよね、そんな人。
中にはいるかもしれませんけど、
おそらく、かなり少ないですよね。
ホテルに電話したら、
「満室だから、宿泊できません。」
って言われたら、
「宿泊拒否だ。」
って騒ぎますか?
そんな事、言う人いませんよね。
病院で、
「医者がいない、ベッドが空いていない。
だから、患者を受け入れられない。」
なぜ、こういう状況の時だけ
「患者、受け入れ拒否。」
って言って、病院を悪者にするんですか?
それには、悪意や偏見がありませんか?
夜中の3時に、予約もせずに
妊婦が奈良で、ホテルに13件電話して。
それで、いろいろ断られて一時間経ったら。
「奈良のホテル、妊婦の宿泊拒否」
「ホテル13軒、たらい回し」
って言いますか?
言わないですよね、誰も。
そんな事。
なぜ、病院や医者の時だけ、
そういう言い方をするのでしょうか。
これだけ時間が経って、
冷静な判断ができるはずなのに。
マスコミは、なぜ間違った言葉を
使い続けるのでしょうか?
【転載終わり】
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皆、悪意を持って断っているわけではないのです。
医療機関や政治にだけ解決を押しつけるのではなく、利用者である市民の皆さんも交えて冷静な議論が必要だと思います。
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ゆうあいクリニック理事長日記
written by Atsushi Katayama(片山 敦)
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たくさんの人に読んでもらって、医療現場の事がわかってもらえると良いのですが。
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