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山田邦子さんが乳がんを告白されました。
有名人の方が、自らの体験をご自分の言葉で語ってくださることは、時には臨床医が一生かけて地道に活動するより社会に対するインパクトがあると思います。
こういう勇気を持った方々の行動が、日本全体の「患者力」の向上につながってくれれば嬉しいですね。
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さて、いろいろな病気の早期発見につながる検査について、「ここカラダ」というサイトからご紹介します。
今日は乳がんです。
この検査は何のため?「乳がん検診」↓
http://www.cocokarada.jp/knowhow/dock/04/01.html
JR神奈川県厚生連 保健福祉センター長の須田嵩先生のインタビューです。
ここカラダ↓
http://www.cocokarada.jp
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【転載はじめ】
この数年、ピンクリボンなどの社会的な動きもあって「乳がん」という言葉を耳にする機会が増えました。日本人女性の乳がん罹患率は1996年に悪性腫瘍の中で第1位となった後も増え続け、毎年約4万人の方が新たに乳がんと診断され、年に1万人以上の方が亡くなるなど深刻な状況が続いています。欧米でも乳がん人口は増加傾向にありますが日本と異なるのは、死亡率は下がっている、という点です。なぜ、そのような違いが生じているのでしょうか。
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欧米では元々、乳がんの罹患率が8人に1人と高く、早くから国家的なプロジェクトとして乳がん対策が実施されていました。特にアメリカでは90年代に「healthy people 2000」という大規模な健康政策を立ち上げ、そして、さらにいっそうマンモグラフィ検診受診キャンペーンを推し進めました。その結果、1992年を境にして明確に死亡率が低下し続けています。
マンモグラフィは乳房専用のX線撮影装置で、X線フィルムを入れた台と透明なプラスティックの板で乳房を片方ずつはさみ、乳房を平らに圧迫して撮影を行う検診方法です。通常、上下および左右の斜位の2方向から1枚ずつ、両方の乳房で合計4枚を撮影します。乳房を押さえる際に多少痛みを伴いますが、平らに圧迫することで乳房内部の様子を詳細に写し、放射線被曝量を抑えることができるのです。
50歳以上のマンモグラフィ検診では、視触診で分からない「石灰化」をともなう早期の乳がんを発見できるため、治療により死亡率を17~30%下げる効果が証明されています。欧米で乳がん人口が増えているにも関わらず死亡率が減少している背景には、このマンモグラフィによる早期発見があるのです。
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日本で乳がん死亡率が高い要因としてもう一つ、検診受診率の低さがあげられます。欧米では乳がん検診受診率が70%以上であるのに対して、日本では10数%程度。乳がんの早期発見に欠かすことのできないマンモグラフィ検診に限ると、受診率は5%前後にしか過ぎません。
乳がん検診は1987年、老人健康法で「30歳以上に問診・視触診検診を逐年で行う」として全国で導入されました。当時、日本の乳がん罹患率は23人に1人程度で、自分自身の問題として考えるほど身近ではなく、このため乳がん検診の受診率は低いままで、自覚症状が現れてから慌てて病院に行くケースが多かったと推測されます。
その後、食生活の欧米化や初潮年齢の低下などの影響も加わり、乳がんそのものが増加し、さらに、視触診による乳がん検診では、死亡率が下がらないというエビデンスが確認されました。そして、欧米でのマンモグラフィ検診の有効性が証明されたことを受け、2000年に厚生労働省は各自治体に対して50歳以上を対象に、隔年でマンモグラフィと視触診併用検診の実施の勧告を出しました。さらに、2004年には対象年齢を40歳までに引き下げております。これにより、各自治体や健診機関で機器の精度管理や読影医(画像をみて診断する医師)の教育が急ピッチで進められました。ところが、肝心の受診率は横ばいのまま。いくら検診の精度がアップしても受診者がいなければ死亡率を下げることはできません。したがって、受診率の向上が大きな問題となっています。そこで、私どもは、受診率の向上を目指すプロモーション活動を行っております。
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乳がんは自分で発見できる数少ないがんの一つです。定期的に乳房の状態をチェックすることで、異常に気が付くようになります。一般的に、たまたま自己検診をして自分で発見できる「しこり(腫瘤)」の大きさは500円玉の大きさ、2.7cm大とされています。しかし、定期的に検診を行っている場合は1円玉の半分程度の1.0cm大のしこりを発見できるのです。2.0cm未満のしこりは乳がんのステージ(病期)でいうとステージ1に相当し、治療後の10年生存率※1 は90%です。毎月、月経が終わった1週間以内に定期的に自己検診を行うといいでしょう。
医師による触診ではさらに小さな「しこり」をみつけることが可能ですが、マンモグラフィ併用検診を受診していれば「しこり」として触れる以前のステージ0期で診断が可能となります。この時期に発見、治療ができれば治癒率は90%以上です。日本の乳がん発症年齢は40代後半にピークがあり、その後の世代も極端に減ることはありません。40歳以降の女性は大切な命と乳房を守るためにもぜひ、マンモグラフィ併用検診を受けてください。理想は定期的な自己検診と毎年のマンモグラフィ併用検診のサイクルを続けること。自己検診で異常を感じた場合、あるいは検診で異常ありと診断された場合は直ちに乳腺専門の医療機関で精密検査を受けましょう。
【転載終わり】
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ゆうあいクリニック理事長日記
written by Atsushi Katayama(片山 敦)
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