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今から30年以上前、私が小学校1年生の頃です。
当時、父に買ってもらった「理科実験の図鑑」が私のバイブルで、ボロボロになるまで読んで、片っ端から載っている実験を試してみたものです。
(安物ですが、試験管やビーカーなども、一日10円の小遣いを貯めて一式買い揃えていました。)
あるページに「水の電気分解」という解説があり、電池で水を分解すると酸素と水素ができ、酸素の中では鉄も燃えるし、水素を風船に詰めれば空中に浮かぶしと、とても面白そうでした。
そこには、「水に硫酸を溶かして・・・」と書いてありましたので、私は何も考えず、小遣いを握りしめると、近所の薬局で「硫酸ください。」と言ったのでした。
驚いた店員さんはあわてて私の自宅に連絡し、私は母に連れ戻されて結局硫酸は手に入らずじまいでした。(笑)
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小学校も高学年になると、今度は電気工作に目覚め、近所の電気屋さんに捨ててあるテレビの基盤をもらってきて部品を取り外し、自作のラジオを作ったりしたものでした。
将来は電気屋さんになろうと固く誓ったのもこの頃でした。
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時は過ぎ、結局そうした「物理」や「化学」とはあまり関係ない仕事につきましたが、今でもあの頃の、ワクワク・ドキドキそして心がヒリヒリするような「サイエンスへの憧れ」の気持ちははっきりと覚えています。
それもこれも、元はといえば家にあった図鑑一冊が発端ですから、子供ってわからないですねえ・・・。
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何が子供にとって興味があるものなのか、何が向いているのか、親となってもまったくわかりませんので、我が家にはそれこそあらゆる図鑑から地球儀や地図、いろんな本や文具、おもちゃ、スポーツ用具まで、雑然と取り揃えてしまうこととなりました。
5歳を頭とする息子たちはその中で日々溺れております。(笑)
こういうのを一言で「親バカ」というのでしょう。
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ともかく、人様にあまり迷惑をかけず、一人で食べていけるような大人に育てたいとは思っていますが、そこは30歳過ぎても学生をやっていた親(=私)の子供たちですから、少々心配ではあります。
とはいえ私なりに誠意を尽くして子供たちに対したいと日々考えておりますが、どうなりますことやら・・・。
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ゆうあいクリニック理事長日記
written by Atsushi Katayama(片山 敦)
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