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昨日に引き続いて、自殺についての考察です。
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厚生労働省のサイトを検索すると、ありとあらゆるデータを見ることができます。
「人口動態統計」から「自殺の手段別にみた性・年次別死亡数及び百分率」というExcelのシートをダウンロードしてみると、こんな結果になりました。
2005年の自殺総数30553人
(1)縊死、絞首及び窒息 19365
(2)その他のガス及び蒸気 4494
(3)飛び降り 2333
(4)溺死及び溺水 919
(5)鋭利な物体 727
(6)飛び込み 666
(7)煙,火及び火炎 575
(8)農薬 506
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ライフル・拳銃等の発射 37
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一昨日、アメリカで銃乱射による痛ましい事件が起きましたが、年間2000人以上が銃で自殺しているアメリカに対して、日本はやはりわずかです。
一般人が銃を持つ文化だけは輸入してほしくないですね。
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さて、不幸にも自殺に成功してしまった方は、やはり縊死(首吊り)やガス中毒(車の排気ガスや練炭)、飛び降り、といった手段が多いのがわかります。
昨日、ドリエルを初めとした医薬品では自殺はまず不可能という趣旨の記事を書きましたが、薬剤の過量内服(オーバードーズ)やリストカットといった、「自殺未遂」に終わることの多い試みをしているうちに、本人や周囲の方が自殺を思いとどまる、あるいは思いとどまらせることに成功しないと、最終的には「確実な」手段にたどり着いてしまうのではないか、と推察します。
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自殺の背景にはうつ病をはじめとする精神的な問題が潜んでいることが多く、決して「怠け病」、「気のせい」や「思い込み」と簡単に片付けられるものではありませんから、広く世の中にメンタルヘルスに関する理解が深まり、偏見がなくなることがどうしても必要なのです。
いろいろな原因から死を考えた人が、安心して相談でき、有効な解決をともに考えてもらえる仕組みを地道に作ってゆかなければ、「自殺大国」の汚名はなかなか返上できないのではないでしょうか?
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私の普段の仕事はがんの検査ですから自殺については門外漢ではありますが、がんの患者さんを前にして「きちんと診断をして最適な治療を受けていただき、早く元気になっていただきたい」と願う気持ちと、ふとリストカットの跡を見たときの「本当に自殺をすることがないように何とかしてあげたい」と思う気持ちは、医師としてそう変わらないのです。
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ゆうあいクリニック理事長日記
written by Atsushi Katayama(片山 敦)
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