ゆうあいクリニック理事長日記
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早いもので、大晦日となりました。

改めて、「事業」の難しさを感じた一年でした。
勤務医として医療に携わっていた時代と全く違った悩みや大変さもありました。

もちろん今までなかった喜びを感じる瞬間もたくさんありました。

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来年もいろいろなことがあるとは思いますが、できる限りの努力をしてゆきたいと思います。

これからもゆうあいクリニックをよろしくお願いします。

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それでは、今年最後の仕事、医師会の夜間救急当番に行ってまいります。
ノロウイルスだらけだろうな・・・。

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他の医療機関からゆうあいクリニックにご依頼いただく臨床のPET検査の結果は、全例「検査の翌日に結果を発送する」というルールになっています。

これは結構大変です。

土曜日に検査をしたら、日曜日の昼までにレポートを仕上げ、チェックして日曜のうちに送らないといけません。そうするとたいていは月曜には依頼元の病院に届くことになります。

先日のブログ、<検査結果ができるまで~臨床篇~>↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/17002706.html

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昨日ご受診いただいた方で主治医の先生から「翌日の午前中までに結果を下さい」というご依頼が2件ありました。
急ぎの手術などが予定されていて、そのためにPET検査の結果が至急必要なのでしょう。

郵便ですと午前中に届く保障がありませんし、悪いことにこの方々は午後遅い時間のご受診で、検査結果が出来上がるのが夜になってしまいました。

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結局、事務の職員と私とで、目黒と横浜の2つの病院に深夜、車でお届けにあがりました。

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こんなこともありますが、日々「患者さんのお役に立っている」喜びを感じながら、楽しく仕事をさせていただいています。

来年も頑張ります。

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連日報道されていますね・・・。

そうなんです、PET検査は高額ですけれど、それでも欧米の1/3くらいなんです。
もちろん機械の値段は一緒ですから、採算をとってやってゆくのはとても難しい。

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テレビを見るたびに心が痛みますが、私も気を引き締めて来年も頑張ります。

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最近、時々携帯型ゲームをしながら歩いている子供を見かけます。

あちこちぶつかって危ないですし、目に悪い。
どうして年端もいかない子供にゲーム機を持たせるんだろう、と疑問に思います。
しかも人を殴ったり殺したりのゲーム・・・信じられません。

気がつくと、その子のお母さんやお父さんが横で一心不乱に携帯でメールを打っていたりします。
なるほど、と思ってしまいます。

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「今は格差社会で、経済的に豊かな家の子供は教育にお金をかけるからさらに格差が広がる。」というような意見を時々耳にしますが、教育にお金をかけるかけないはともかく、せめて子供が小さいうちは、誠意をもってできる限り子供に向かい合いたいものです。

もちろんひとり親とか夫婦共働きで子供の面倒を充分に見られないとおっしゃる方も多いと思います。しかしたとえ短時間でも親としての気持ちを精一杯示し、あとは一生懸命仕事に打ち込んでいる姿を見せれば、保育園に預けていようとおばあちゃんが面倒をみていようと、愛情は充分伝わるのではないでしょうか?

私の両親も共働きでしたが決して豊かな家庭ではなく(というより貧乏に近かったかも)、私も小学生の時から炊事洗濯掃除に子守りとさんざん家の仕事をしてきました。
真冬、食器を洗うのに湯沸かし器のお湯を使って「もったいない」と叱られたときはさすがに泣きました。
しかし今は兄妹みな両親に心から感謝しています。

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私の5歳の長男はパパと一緒に本を読むのが大好きで、時々「桃太郎」なんかを持ってきて「これ英語で読んで」なんていう不思議な注文をします。
「むかしむかしあるところに・・・」と書いているのを、必死で「Long long ago,an old man・・・」などと読み替えながら戦っております。

「三つ子の魂百まで」といいます。
3歳といわず、せめて小学校に入るまでは、できるだけ手をかけてあげたいと思っています。

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昨日朝から私のブログのアクセスが急増して、1日1500アクセスにもなりました。

「おやおや僕も有名になったもんだ」と思って、ココログのアクセス解析を見ていたら、すべての検索キーワードが「ICU症候群」でした。

私の以前のブログで「ICU症候群」について書いていたので、それがYahoo!やGoogleでHitしたようです。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/22614327.html

な~んだ、テレビでICU症候群の話が出たんですね、とこれまた検索したら、どうやらソースはこのあたりでした。

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(スポーツ報知のサイトから↓)
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20061226-OHT1T00076.htm

10月末から入院していたザ・ドリフターズの加藤茶(63)が25日、都内で会見し、血管内の膜が裂ける「大動脈解離」という大病で、約10時間におよぶ手術を受けていたことを公表した。174分間心肺停止させ、体温を23度に下げるという大手術からの生還に「生と死の間をさまよった。生きてるのが奇跡です」。29日に退院する予定だが、来年2月までは療養するという。

(中略)

手術後4日間は人工呼吸を装着し、意識のない状態だった。ICUに7日間入った後は「ICU症候群」というショック状態に陥り、「訳の分からないことや、夢のようなことを言っていた。正気に戻るのに時間が掛かった」。合併症の危険もあったため、しばらく面会謝絶だった。

(中略)

◆大動脈解離 大動脈の血管壁は内膜・中膜・外膜の3層構造で出来ているが、内膜が何らかの原因で破たんして、血が血管壁を2つに裂きながら流れてしまう病気。短時間で解離が大動脈の広範囲に進展する。症状は胸部の激痛など。発症からの生存率は48時間で50%、1か月で5%。石原裕次郎さんも患った(その6年後、肝臓がんで死去)。

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大動脈解離(解離性大動脈瘤)は突然死もありうる怖い病気ですが、ベースには高血圧や高脂血症、糖尿病などからくる動脈硬化が潜んでいることがほとんどです。

胸部~腹部CTで簡単に診断がつきますし、破裂前なら治療も比較的安全です。
ご心配な方はお近くの医療機関でご相談ください。まずは内科で大丈夫です。

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PETを含む全身のがん検査をすると、なんと2~3%の方にがんが見つかります。

従来の検診よりずいぶん高い数字です。

1日50人の検診をさせていただいたとすると、そのうち1~2人の方にがんが見つかる計算になります。
ただ、見つかっているのは大部分が早期のがんで、早期治療で完治して元気になられている方がほとんどです。

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というわけで、私たちゆうあいクリニックの大切な仕事のひとつが「病院のご紹介」となります。
もちろん「ここへ紹介してください」というご希望があればそれを最優先して全国どこへでも(場合によっては海外にでも)ご紹介しますが、ご紹介の時には、

・病気の種類
・進行の度合い
・地理的条件
・予想される治療の内容
・治療にかかる費用

などなど、配慮すべきことがたくさんあります。

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その中で結構大事なのが、「手術(あるいは他の治療)までの待ち時間」です。

速さの違いこそあれ、がんは進んでゆく病気ですから、見つかったらなるべく早く治したいです。
患者さんにとっても、がんだとわかっていて治療を待つのは辛いことでしょう。

「病院ランキング」はたくさんあっても、「待ち時間ランキング」はありませんし、そもそも待ち時間はいろいろな要素で日々変動してゆくので、その情報を常にウォッチしている必要があります。
有名病院になればなるほど患者さんは殺到しますから、待ち時間は長くなる傾向もあります。

私たちは日々多くの病院からPET検査が必要な患者さんを紹介していただいており、首都圏だけでも600ほどの医療機関とお付き合いがありますのでどんなことでも情報は早いですが、患者さんの立場ではそうした情報収集はまず不可能でしょう。

(その意味で、いくら安いからといって外国に検診ツアーに出かけるのはお勧めできません。あちらでは日本の病院の事情などまずご存じないでしょうから、病気が見つかったらどうするのでしょうね?
検診はできるだけ近くでお受けになるのがいいと思います。)

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病院のWEBサイトに「当院のただ今の○○がんの手術待ちは△か月です」というアナウンスがあったらいいのに・・・まじめにそう考えてしまうのは私だけでしょうか?

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アインシュタインの特殊相対性理論によれば、宇宙空間で唯一不変なのは「光の速さ」だけで、質量も時間の長さも変わりうることが示されています。

高速で動く物体では時間の進み方が遅くなることが知られています。
非常に正確な原子時計をジェット機に積んで飛ぶと、わずかながら時間が遅れることが実証された実験も有名です。

浦島太郎は竜宮城へ行ったのではなく、光の速さで別の星に行ってきた、と考えれば、帰ってきたあと、まわりの時間だけが過ぎてしまっていた現象を説明できます。

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また、光の速さに近づくと質量も変わります。
光の速さの99%まで加速すると、ものの重さはもとの356倍になるといわれています。
人間の子供が象の重さくらいになるのかな?

私たちが日頃仕事で使っている加速器(サイクロトロン)でもこうした現象は確認できます。

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さて、特殊相対性理論は「質量のある物体は光速を超えることができない」ことを示していますが、逆にいえば「質量がなければ光速を超えてもおかしくない」わけです。

質量がないけれど、光より速いものは何か?、それは「のぞみ」です。

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今日は用事で新幹線に乗って新大阪に向かっています。

東海道山陽新幹線は、速い順に「のぞみ>ひかり>こだま」です。
「ひかり(光)がこだま(音)より速い」のは当然として、「のぞみがひかりより速い」なんて、とても素敵なことだと思いませんか?

JRの担当の方は相対性理論まで考えたのかわかりませんが、とてもすばらしい命名だと思います。

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新しい年も、光より速い「のぞみ」を持ち続けてゆきたいものです。

新幹線の中からの駄文、失礼しました。
揺れて大変だあ・・・。

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つい先ほど。

子供たちと近所のお店で食事をして歩いて帰る途中、教会の前でおおぜい集まって賛美歌を歌っていました。
私たちも飛び入りで「きよしこの夜」を歌ってきました。

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こういうクリスマスもいいですね。

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先日、仕事で移動中に車を運転しながら何気なくラジオを聞いていたら、NHKの「くらしの電話相談」という番組で、「あなたの健康・家族の健康」というコーナーをやっていました。

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60代の女性、産婦人科で「卵巣が腫れている、がんかもしれない」といわれている。
おなかを切らないでがんかどうかを調べる方法はないのか?という質問でした。

答えは、「MRIで卵巣の形を詳しくみた上で、PETで細胞の良悪を調べるのがよい」というものでした。

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私たちがゆうあいクリニックを始めた2年前、こんな空気は全くありませんでした。

あっという間に「臨床PET」の有効性が認知されてきたようで嬉しいです。
オープン以来、「PETは検診でももちろん有用ですが、がんの疑いの方、がんの治療を始める方、がんの治療中の方にこそすばらしい武器になります。」と言い続けたのがやっと報われてきた感じです。

微力ではありますが、これからもがんと闘う皆様のお役に立つ仕事に、心を込めて励んでゆきたいと思います。

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ノロウイルス報道が続きます。

食中毒の多くは細菌感染です。

細菌はれっきとした「生物」ですから自分で増殖することができます。それに対してウイルスは遺伝情報であるDNAやRNAしか持たず、自分で増える機能はありません。宿主(ホスト)の細胞の中に入り込み、その細胞の力をかりて自分のコピーを作ってもらい、ついにはその細胞を破壊して外に飛び出し、広がってゆくのです。

食中毒を起こす細菌には、
・腸炎ビブリオ
・サルモネラ
・黄色ブドウ球菌
・ボツリヌス菌
・大腸菌(O157など)

などがあり、これらは、細菌が増殖した食品を経口摂取することによって起こるという明確な因果関係があります。ウイルス性の食中毒であるA型肝炎も、経口摂取以外では感染しません。

これに対してノロウイルスは、吐いたものが乾燥して空気中に舞い上がるだけで感染するわけですから、「食中毒」というカテゴリで語るのはちょっと違うのではないでしょうか?

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m3.comより「過去最大の流行、なぜ? 遺伝子変異も一因か 猛威ふるうノロウイルス」
記事:共同通信社
提供:共同通信社

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&articleId=39694

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(上記サイトより一部転載)

ノロウイルスは、カキなど二枚貝の生食が感染原因の1つとされる。二枚貝は、大量の海水とともにえさのプランクトンを体内に取り込む際、水中にあるノロウイルスも体内に取り入れて濃縮する性質があるためだ。

だがノロウイルスに詳しい国立感染症研究所の松野重夫(まつの・しげお)主任研究官は「患者の多さはカキの生食が原因ではない」ときっぱり。松野さんによると養殖カキの汚染状況に昨年と大きな変化はない。「人から人への感染がほとんどだろう」という。

「人から人」とは、患者の排せつ物や吐いたものに含まれるウイルスが、何らかのルートで別の人の口に入ったり、人同士が接触する機会の多い場所でうつったりするなどのケースだ。感染力は非常に強く、数個-百個程度のウイルスが口に入るだけで感染する。

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かつて、O157の感染源として「かいわれ大根」が疑われ、生産者が大きな被害を被った事件を思い出します。
根拠の薄い「牡蠣犯人説」を報道するより、手洗い、うがいの重要性と正しい手洗いの方法などをくり返し報道する方がよほど感染の拡大を抑えて世のためになるとつくづく思います。

牡蠣の生産者の方々が気の毒です。

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最近たまたま見たCMで「水のいらない石けん」なんていうものを宣伝していましたが、こういうものこそ手洗いの大原則に反するのです。

先日のブログ「洗浄とは希釈である」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/25554073.html

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かのジュリアス・シーザーは一度に生牡蠣を1グロス(12ダース=144個)も食べたといいます。
私も生牡蠣は大好物です。

だから擁護するわけではないですが、ぜひ公正、正確で、世の中のためになる報道をお願いしたいと思います。

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