緩和ケアとは、主に進行がんの患者さんなどに対して行われる、治癒や延命ではなく、痛みをはじめとした身体的、精神的な苦痛の除去を目的とした医療のことです。
国立がんセンターのサイトに、緩和ケア病棟を持つ主な病院リストが掲載されています。↓
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/index/hospitals_k.html以前からみるとずいぶん増えましたが、このリストではまだ100あまり、病床にしても数千床にすぎません。1年にがんで亡くなる方の数の1%以下です。
そもそも、緩和ケアはがんに限らずすべての疾患でおこなわれるべきもので、とりたてて「緩和ケア病棟」を作らなければいけない状況自体がまだまだ発展途上であると言わざるを得ません。
家族の面会すら十分にできないICU(集中治療室)では、1日の医療費は最低10万円、20~30万円かかる方もざらです(健康保険がききますので自己負担はもちろんもっと少ないです)。治る病気ならいいですが、治癒が難しい方では、こうした費用を緩和ケアにあてることはできないのでしょうか?その方がご本人もご家族も幸せだと思うのですが。
医療費の高騰が叫ばれていますが、税金投入の是非、健康保険制度の改革などを議論するより前に、医療費の「使い方」の検討も必要なのではないでしょうか。
無駄な高いクスリを使わないようにする、とか。