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医師のする仕事のひとつに論文執筆、学会発表がある。
日常の外来、検査、病棟業務で行う仕事のほとんどは雑用、肉体労働であるが、その中にこれはと思う新発見が時々ある。もっとも世紀の新発見であることはまずなく、至極小さな知見がほとんどである。
しかし、その知見を学会や、できれば症例報告のような論文でもいいのでまとめて報告すれば、それを見たもしくは読んだ同業医師が日常の診療のなかで思い出し、診断や治療に役立てることがあるかもしれない。
実際は役に立たず、忘れられてしまう報告かもしれず、自己満足に終わってしまっているのかもしれない。それでもなお、主治医としての義務のひとつだと私は思う。
決して自分の出世のためだけであってはならない。
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