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夜8時、救急隊から電話がきました。
「40歳の男性。朝から喘鳴、次第にひどくなり、現在肩呼吸をしています。SpO2は88%。そちらに搬送してもよろしいですか?」
救命救急センターでたまたま内科系当直をしていた呼吸器内科医である私は、断る理由が見当たらず、受けることにしました。
救急車からストレーチャーで降りてきた彼、Eさんは横になることもできず、ストレッチャーの上で座ったまま、ゼーゼー肩で呼吸をしています。まともにしゃべることもできません。
胸部レントゲンで異常影がないことを確認し、気管支喘息の治療を開始しました。気管支拡張剤の吸入をすることもままならず、ボスミンの皮下注射を行いました。さらに、点滴でステロイドやネオフィリンを投与しても全く効きません。
Eさんの奥さん、7歳位の娘があとからやってきました。「お父さん、大丈夫?」と言いながら私の方を見て、何とかしろと目で訴えてきます。
突然、Eさんの意識がなくなりました。CO2ナルコーシス(炭酸ガスが体内に貯留した状態)です。しがみつく奥さん、娘を振りほどきながら、気管内挿管を行いました。人工呼吸器につなぎ、気道内圧が高くなりすぎないように、また合併症を起こさないように、最善と思われる治療を行いました。
Eさんが退院後、私は家族でショピングセンターに買い物に来ていました。そこで、元気になったEさんとその家族にばったり会いました。「その節はお世話になりました」と。
喘息は、呼吸器内科医が救命できたと実感できる数少ない病気の一つです。
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ブログタイトルの呼吸器内科医という言葉に惹かれてお邪魔しました呼吸器内科の患者です。
昨年入院経験があり、先生方にはお世話になりましたので、SAM先生が主治医の先生と重なって親しみを感じます。
入院中は冬場ということもあったのか、お見送りが続いた時もありました。
若いレジデントの先生は毎晩のように当直で、一体いつ休んでいるのだろうと心配するくらいでした。
先生も患者のために忙しい毎日をお過ごしだと思います。
どうぞお体に気をつけて、お仕事頑張ってくださいね。
M3では呼吸器内科の先生のブログが少ないので、先生のブログ開始は嬉しいです。
更新を楽しみにしております。
医療関係者以外の方が読んで頂けることは大変ありがたく思います。
今後も一般の方を意識して、わかりやすい記事を書いていきたいと思います。
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