戯れ言たれる侏儒
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2012/02 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29

新着コメント

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< 前のページ
Circulation Journal(日循の機関誌)2011.No.10で「日本人において冠動脈CTから得られる冠動脈石灰化の情報が,冠動脈疾患の予後予測因子として重要である可能性がある」という主旨の論文が掲載されました。
編集長の東北大学循環器内科・下川 宏明教授のこの論文に関するコメントで勉強しました。
下川 宏明教授は以前、講演会での懇親会でお話する機会がありましたが、私のような一介の開業医に対しても真摯にお話していただけました。学問に対する情熱がひしひしと伝わって来ましたが、医局員の先生方にもこの情熱が伝わっているといいのですが。
 

単純CTによる石灰化スコアから予後予測が可能
CT黎明期からのデータを解析
石灰化スコアは,冠動脈単純CTの所見から得られる石灰化の定量評価スコアだ。
カルシウム(Ca)沈着面積と濃度から算出され,プラーク量を反映する指標であることも明らかにされている。造影剤を使用しない単純CTの被ばく量は1mSv程度と少なく,年々多列化が進むCTの機種に関係なく得られるスコアであることから,実用性も高い。
しかし,日本ではこの石灰化スコアが重視されず,冠動脈疾患(CHD)リスクとの関係を検証した臨床データもほとんどなかった。
 
今回,広島大学大学院循環器内科学の山本秀也診療准教授らは,12年に及ぶ自施設での追跡調査から,石灰化スコアが日本人においてもCHDリスクや予後と関係があることを明らかにした(Circulation Journal2011; 75: 2424-2431)。
今でこそ冠動脈CTは全国に普及しているが,国内でいち早く同大学に導入された電子線CTの時代から16列CTへの移行期を経た初の長期追跡結果だ
 
スコア上昇に伴いリスクも増大
今回の検討対象は,狭心症の症状か負荷試験による心電図異常などでCHDが疑われ,1993年から2005年までに心臓CTが撮影された723例のうち,冠動脈造影が施行され,うち冠動脈血行再建術施行例,弁膜症,心筋疾患,腎不全,進行期悪性腫瘍および追跡1年未満の症例を除いた317例(男性 205例,女性112例)。
 
2003年までは電子線CTが,2004年以降には16列CTが用いられたが,両機種によるスコアの整合性には問題がないことが確認されている。
また,石灰化スコアの算出には,一般的に使用されているAgatston法が用いられた(図1)。
 
 
 
石灰化スコアの結果から,0(64例),1~100(58例),101~400(76例),401~1,000(70例),1,000超(49例)の5群に分け,スコアと患者背景の関係を見た。
すると,スコアが上昇するほど加齢傾向にあり,男性比率が高まることが分かった。
また,スコアの上昇に伴い心筋梗塞既往率が増加し,高血圧・糖尿病の有病率も増加していた。
 
1,000超群は100以下群と比べて心臓死が有意に増加

平均6年(1~10年)の追跡中に総死亡が34例(年率1.78%),心臓死が13例(同0.68%),非致死性心筋梗塞を含むハードイベントは24例 (同1.30%)に発生した。
この追跡結果を,石灰化スコア0~100,101~1,000,1,000超で3群に分けて総死亡,心臓死,総イベントの発 生リスクを比較したところ,スコアと各項目に有意な相関が認められた(図2)。

図表
 
0~100群と比較した101~1,000群,1,000超群の調整後ハザード比は,総死亡が順に 1.03(P=0.92),1.61(P=0.15),心臓死が1.30(P=0.37),2.98(P= 0.024),ハードイベントは1.56(P=0.18),2.14(P=0.045)で,1,000超群の場合は心臓死と心イベントが100以下群と比 べて有意に増加していた。
 
さらに,心臓死の予測因子をCox-Proportionalモデルで解析したところ,高血圧や糖尿病,心筋梗塞既往は予測因子とはならず,石灰化スコアのみが有意な因子であることが示された()。
 


図表

 

石灰化スコアは無視できない臨床指標

なお,2万5,000人余りを対象にした米国の調査では,石灰化スコア0群と比べた死亡の相対リスクは400~699群で9.2倍,700~999群が10.4倍,1,000超群が12.5倍といずれも有意なリスク上昇が認められた(
JACC 2007; 49: 1860-1870)。
山本准教授によると,今回の検討においては,イベント数が少なかったため,スコアを細分化すると予後との関連が見いだしにくかったという。
 
しかし,イベントの少ないわが国においても石灰化スコアと予後の有意な関係が得られた事実は,「臨床的に無視できない」とも指摘。
今後,よりリスクの低い患者における測定やカットオフ値の検討などを進めていく必要があるとしている。

 

現時点での臨床への応用としては,「単純CTで石灰化スコアが0付近であれば,造影CTの是非を慎重に判断する。一方,
1,000超の高リスクであればCHDが強く推定されることから,造影CTは行わずにカテーテル検査に進むなどの判断が可能ではないか」としている。

研究者の横顔
広島大学大学院循環器内科学診療・山本 秀也准教授
山本准教授が「石灰化スコア」と巡り合ったのは,研究が始まった1993年。
当時はCTが臨床現場に登場した黎明期である。
広島大学でもCTの臨床知見を見いだそうとさまざまな研究がスタートした。
その中で石灰化スコアの研究は「とても地味に映った」と言う。
冠動脈石灰化部位が狭窄を示すものでないことは周知の事実であり,「周囲の循環器の先生方からも白い目で見られていたと思う」と振り返る。
同准教授自身も循環器内科医として「治療が必要な冠動 脈病変を見つけて対応するのが務め」という認識が強かったからだ。
 

そのような意識が打ち破られたのが,2000年の米カリフォルニア州Harbor-UCLAメディカルセンター留学中のことだった。
CHD発症率の高い米国では,安価で確実な治療をいかに効率的に行うかが重視されていた。
生活習慣病を有する患者に対して「現状維持でよい」,「薬物治療強化が必要」,「血行再建術などより強力な介入が必要」といったリスク分類を確実に行うための研究が盛んに行われていた。
 

また,石灰化スコアに関しては疫学的データだけでなく,病理組織との対比によるデータの裏付けがなされていた。
その結果として,石灰化スコアは心血管疾 患の予後予測因子として重視されていた。
「循環器内科医が予防的な検査治療を熱心に研究していることに驚いた」と振り返る。
 

一方で,留学中は日本の臨床レベルの高さにもあらためて気付かされた。
今回の研究においても,平均追跡期間6年という長期の調査でありながら,全死亡34例,心臓死はわずかに13例という少なさで,日本の臨床レベルの高さを再認識したという。
 

現在は後輩の指導に当たる立場となったが,若手医師には「時代の流れに左右されず,自分が興味の持てることをやっていくこと」とアドバイスしている。
同准教授自身,当時は注目されていなかった石灰化スコアの意義を,今は実感しているからだ。
 

なお,同科では造影CTによって描出される冠動脈プラークと予後の関係を探るPREDICT研究も進行中だ。
 「造影CTで発見されるプラークに注目が集まっているが,石灰化スコアのようなエビデンスがないのが現状であることに注意しなければならない」と同准教授は言う。

出典 Medical Tribune  2011.10.27
版権 メディカル・トリビューン社

 

 

読んでいただいて有り難うございます。
コメントをお待ちしています。
その他
 「葦の髄」循環器メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/
(「葦の髄から循環器の世界をのぞく」の補遺版
ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
井蛙内科/開業医診療録(4)2009.10.16~
http://wellfrog4.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(3)~2009.10.15
http://wellfrog3.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(2)2008.12.10~
http://wellfrog2.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録~2008.5.21 http://wellfrog.exblog.jp/ 
(内科医向き)
「井蛙」内科メモ帖
http://harrison-cecil.blog.so-net.ne.jp/
(「井蛙内科開業医/診療録」の補遺版)
があります。

固定リンク | コメント (0)

冠動脈石灰化は粥状動脈硬化のプロセスで生じ、正常血管壁には生じないと考えられています。
そのため、冠動脈石灰化を評価することによって冠動脈硬化の存在とその重症度を評価することが出来るとさ
れて来ました。
しかし、MDCTには石灰化部位が冠動脈狭窄部位とは必ずしも一致せず、また、脂質が豊富で不安定な非石灰化プラークの検出などが出来ないという課題もあります。一般には冠動脈石灰化量(CACS)は冠動脈硬化重症度と相関するといわれており、CACSを算出することによって将来的な心血管事故の危険性を推定することができます。
冠動脈CTAで検出された石灰化が高度な症例での冠動脈の狭窄部位の正確な同定には、冠動脈造影法で確かめる必要があり補完的な関係にあります。


冠動脈石灰化スコアと非石灰化プラークの脆弱性所見
冠動脈石灰化スコアの上昇に伴って冠動脈疾患の罹患率は高まったが、非石灰化プラークの脆弱性と石灰化スコアの間には、このような直線的な関連は見られず、石灰化スコアが中等度の群で脆弱性所見が最も多かったという。
広島大学循環器内科学の卜部洋司氏らが、9月23日から25日まで神戸市で開催されていた第59回日本心臓病学会(JCC2011)で発表した。

冠動脈石灰化は、冠動脈硬化の存在および冠動脈プラークの量と相関しており、総死亡および冠動脈イベントと密接に関連することが国内外で報告されている。
その一方で、急性冠症候群(ACS)発症に関連するプラークの病理学的特徴として、大部分は石灰化を認めず、認めたとしても微細な石灰化にとどまるとの報告もある。
卜部氏らは、ACS自験例でも同様の傾向を認めたため、今回、冠動脈石灰化スコアと非石灰化プラークの頻度・性状との関連について検証した。

対象は、2006年1月~2009年6月に、 冠動脈疾患の精査のために64列CTによる冠動脈造影(CCTA)検査を施行した症例から、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)または冠動脈バイパ ス手術(CABG)の既往例と、アーチファクトによるプラーク性状判定困難例を除いた519例とした。

石灰化スコアはAgatston法に基づき、各スライスにおける石灰化部分の最高CT値によって1~4の重み付けを行い、これに石灰化面積を乗じた上で、すべてのスライスにおける同値の総和として算出した。

CCTAによる評価については、同検査で50%以上の狭窄病変を認めた場合を「閉塞性冠動脈疾患(CAD)」と定義した。

その際、石灰化プラークで内腔が視認できない場合も、CADとした。
また、プラークの分類は、石灰化成分のみのプラークを「石灰化プラーク」、CT値120HU以下の成分を1mm2以上含むものを「広義の非石灰化プラーク(NCP)」と定義した。

対象患者の石灰化スコアは、0が150例、1~100が144例、101~400が134例、401~1000が53例、1001以上が38例だった。

各群における冠動脈イベントのリスク因子を解析すると、年齢、男性の割合、高血圧・脂質異常症・糖尿病の合併率、喫煙率が石灰化スコアと相関した。

CAD罹患率については、石灰化スコアの上昇に伴って右肩上がりに高値となった。

だがNCP陽性率は石灰化スコアと直線的な関係は見られず、石灰化スコアが0の群でも28%に認められ、同値が101~400の群で84%と最大になり、それ以上の群では減少傾向にあった。

さらに、NCPの脆弱化因子であるpositive remodeling(PR)、low CT density plaque(LDP)、spotty calcification(SC)の所見陽性率と石灰化スコアとの関連でも、いずれも石灰化スコアが1001以上の群より、同値が101~400、また は401~1000の群で高率だった。

卜部氏は今回の結果から、「石灰化スコアの上昇とCAD増加との間には関連を認めたが、脆弱性因子を有する非石灰化プラークの陽性頻度は石灰化スコアとは乖離していた。その原因の1つとして、現状のCCTAの解像度の限界が考えられる。また石灰化プラークでは、プラークの破綻とは別の機序が総死亡および冠動脈イベントに関連している可能性もある」と考察した。

出典  NM online 2011.9.26
版権 日経BP社


<参考>
CT検査で冠動脈石灰化がみられたら
○動脈硬化プラークが存在する
○冠動脈石灰化が多ければ、動脈プラークも大量に存在
○加齢により頻度が増加
○男性が女性より高頻度
○高度の石灰化があるほど、有意狭窄病変が存在する可能性は高い
○狭窄病変の重症度とは一致するわけではない
○高度の石灰化があると2〜5年以内に心血管イベントが発症する可能性が高い。
○CACS>100点なら2%/年。
 
CT検査で冠動脈石灰化がみられなかったら
○有意狭窄病変の存在も不安定プラークの存在も考えにくい。
○2〜5年以内の心血管イベントが発症する可能性は低い。(0.1%/年)
 Scientific statement from AHA   Circulation  
         2006;114; 1761-1791
 
 
 
 
 
 
血管石灰化 関連サイト>
血管平滑筋細胞の老化で、血管壁石灰化が進む
血管石灰化
PowerPoint プレゼンテーション
血管の老化メカニズムが世界で初めて解明 -老化保護因子(Klotho)の ..
 
<自遊時間>
昨日の診察室でのこと。
ドイツで長期駐在していた商社マンが来院されました。
心筋梗塞を3回繰り返し、3回目の心筋梗塞後に4本ACバイパスを行ったという心房細動の方です。
ライン河沿いの某都市に住んでみえた方で当地の開業医の紹介状を持参されました。
歳がバレてしまいますが私自身、医学生時代ドイツ語で医学を勉強した世代(といっても単語の羅列で日本語とのチャンポン)です。
先生方の多くも、大学での教養課程の第二外国語はドイツ語を選択されたのではないでしょうか。
最近は単位がとり易いということで中国語や、カッコいいからという理由でフランス語を選ぶ医学生もいると聞きます。私は子どもにはフランス語を勧めました。

実は私は、卒業と同時に出身大学を離れ地元に帰りました。
その時初めて、他大学では既にドイツ語は過去の遺物であることを知りました。
研修医を過ごした病院では同期の研修医は全くドイツ語の医学用語勉強していません。
年配の先生はドイツ語でカルテに書き込まれていて、そういった意味ではジェネレーションギャップが当時の研修医との間に生じていました。
 
紹介状に書かれた言葉には。
Befund
Verlauf
Anamnese
Belastungsdyspnoe
等々。
散りばめられたこれらの言葉は非常に懐かしいものでした。


日本の医学はドイツ医学を離れました。
ドイツでは当たり前のことですが(「未だにそして「これからもずっと」ドイツ医学(ドイツ語を使った診療という意味)」です。
しかし、この患者さんに訊くと当地の先生方の多くは論文投稿は英語とのこと。

以前、タイの医師から英文での紹介状をいただいたことがありますが、今回のドイツの開業医の紹介状と同様に極めて微に入り細に入り理路整然と書かれた客観性の強いものでした。
私にはこんな紹介状は日本語ですらとても書けません。
もちろん今回、英語でもドイツ語でも返書は書けません。
情けないです。
 
 
Steve Jobs    1955-2011
 
 
読んでいただいて有り難うございます。
コメントをお待ちしています。
その他
「葦の髄」循環器メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/
(循環器専門医向き)
ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
井蛙内科/開業医診療録(4)2009.10.16~
http://wellfrog4.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(3)~2009.10.15
http://wellfrog3.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(2)2008.12.10~
http://wellfrog2.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録~2008.5.21 http://wellfrog.exblog.jp/ 
(内科医向き)
「井蛙」内科メモ帖 
があります。 
 
 

 
 
 
  

固定リンク | コメント (0)

プラークerosionは冠動脈CTでも識別できない

急性冠症候群(ACS)につながる血栓発生の原因として3分の2はプラーク破綻(rupture)で,残る3分の1はプラークerosionであることが病理学的には確認されているが,後者の画像診断上の特徴は十分把握されていない。藤田保健衛生大学循環器内科の尾崎行男教授らは,ACS患者の不安定プラークを冠動脈CTなどの画像診断で評価し,プラークerosionにはプラーク破綻のようなポジティブリモデリングや脂質プールという特徴は存在せず,冠動脈CTでも識別できないことをEuropean Heart Journalオンライン版に報告した。
 

ACS責任病変の3割を占めるプラークerosion
不安定プラークの同定は血栓の発生予防,ひいてはACS予防の鍵であり,非侵襲的な画像診断でプラークを早期に検出する試みは広く行われている。
同誌に付随論文を寄せたオランダのde Feijter教授らによると,血栓の55~60%はプラークの破綻に,30~35%はびらん状になったプラークerosionに,また数%は石灰化結節を伴ったプラークによって発生している。
そのうちプラーク破綻については,
(1)脂質に富んで線維性被膜が薄い
(2)ポジティブリモデリングがしばしば見 られる
-という特徴があり,(1),(2)ともある患者ではACS発症リスクが20倍以上高まることから,ACSの予防的治療を開始する重要な判断指標となることが,既に同じ尾崎教授のグループから報告され,国際的にも認知されている。
しかし,責任病変の3割を占めるプラークerosionは,「病理学者が見ても内皮細胞が1層はげた程度の傷害で,画像診断ではほぼ無傷に見える」(同教授)といわれるほど把握しにくく,研究が立ち遅れてきた。
血管内超音波検査(IVUS)の10倍という高度な解析能を持つ光干渉断層法(OCT)においても確認しにくい。背景因子も,プラーク破綻に比べて若年者や女性に多く,喫煙に関連している可能性が示唆されている程度だ。
 
CT上ポジティブリモデリングやプラークの顕著な脂質プールは認められず
そこで尾崎教授らは,同大学病院を受診したST上昇型心筋梗塞を除くACS患者のうち,冠動脈CT実施後に経皮的冠動脈インターベンション(PCI)に なった症例と安定狭心症でPCIになった症例計66例にOCT,冠動脈内視鏡,IVUSの各画像診断を行い,良好な画像が得られた57例の画像上の特徴を検討した。
プラーク破綻が認められた25例をRuptured Fibrous Cap(RFC;プラーク破綻)群,線維性被膜に傷のないプラーク10例をIntact Fibrous Cap(IFC;erosion)群,および安定狭心症群22例に3分し,解析を行った。
その結果,OCTによる線維性被膜厚の測定ではプラーク破綻群が最も薄く,erosion群,安定狭心症群になるに従い,厚くなることが確認された(プラーク破綻群45±12μm,erosion群131±57μm,安定狭心症群321±146μm,P<0.001)。
血管内視鏡上,血栓はプラーク破綻群とerosion群で安定狭心症群より多く認められた(それぞれ88%,100%,14%,P=0.001)。
また,内視鏡上の黄色プラークはプラーク破綻群,erosion群,安定狭心症群の順に少なくなる傾向はあったものの有意差はなかった(それぞれ 84%,70%, 55%,P=0.088)。
IVUSによるリモデリング指数はプラーク破綻群がほか2群より有意に高値となっていた(それぞれ1.14,1.00,0.95,P=0.001)。
しかし冠動脈CT画像については,プラークの脂質成分,リモデリング指数,ポジティブリモデリングの有無,および石灰化病変の点在の各指標でプラーク破 綻を検出するのには有用であったものの,erosionと安定狭心症を有意に区別することはできず,erosion病変を特徴的に見分ける指標は冠動脈 CTからは得られないことが明らかになった()。
 

出典 Medical Tribune 2011.9.22
版権 メディカル・トリビューン社
 
 
 

固定リンク | コメント (0)

尿中ナトリウムが少ない方が心血管死亡リスクは高い
欧州で行われた大規模前向き研究の結果
一般住民が食塩の摂取量を減らせば、 心血管イベントは減るのではないかと考えられている。
だが、ベルギーLeuven大学のKatarzyna Stolarz-Skrzypek氏らは、この定説に疑問を投げかける長期的な大規模研究の結果を、JAMA誌2011年5月4日号に報告した。
著者らはこの論文で

(1)24時間蓄尿中のナトリウム排泄量の増加に伴って収縮期血圧は上昇するが、拡張期血圧には影響は見られないこと、
(2)ナトリウム排泄量が少ないほど心血管死亡リスクは高いこと、
(3)ナトリウム排泄量と心血管イベントリスクの間には有意な関係はないこと、
などを報告している。

塩分摂取と血圧の関係を示した集団ベースの観察研究や無作為化試験は、これまでに複数報告されている。

特に、INTERSALT研究は、世界32カ国、52の集団を対象に尿中ナトリウム排泄量と血圧の関係について分析し、年齢上昇に伴う収縮期血圧と拡張期血圧の上昇はナトリウム排泄量が多い人ほど急激であると報告した。
その後行われたメタ分析では、ナトリウム排泄量の低下が血圧低下に関係することが示された。
また、塩分摂取を1日当たり3g程度減らすと心血管イベントが減少するとの報告もある。

今回著者らは、ナトリウム排泄量がその後の血圧上昇や心血管イベントの予測因子になるかどうかを調べるため、集団ベースの前向き研究を行った。

Flemish Study on Genes、Environment and Health Outcomes(1985~2004年)またはEuropean Project on Genes in Hypertension(99~01年)に登録された家族のメンバーで、ベースラインで必要なデータが記録されており、心血管疾患ではなかった3681 人(全員が欧州在住の白人)をアウトカムコホートとした。

このうち、追跡調査への参加に同意した患者の中から、ベースラインで高血圧だった760人を除外した2096人を高血圧コホートとし、高血圧発症について評価した。
さらに、ベースラインと05~08年の両方で血圧とナトリウム排泄量が測定されており、降圧薬の投与を受けていないなどの条件を満たした1499人を血圧コホートとし、ナトリウム排泄量の変化と血圧変化の関係を調べた。

アウトカムコホートでは、中央値7.9年、3万9780人・年の追跡で219人が死亡し、232人が致死的または非致死的心血管イベントを経験していた。

死亡のうち心血管死亡は84人だった。

心血管死亡は24時間ナトリウム排泄量が多いほど低かった。

コホートをベースラインの尿中ナトリウム排泄量に基づいて3分位群に分けたところ、心血管死亡は、最低3分位群(平均107mmol)の1220人中50人、中間3分位群(平均168mmol)の1250人中24人、最高3分位群(平均 260mmol)1211人中10人(P<0.001)に発生し、死亡率はそれぞれ4.1%(95%信頼区間3.5-4.7%)、1.9% (1.5-2.3%)、0.8%(0.5-1.1%)となった。

コホート全体と比較した各3分位群の心血管死亡リスクを求めるCox回 帰分析を実施。

ベースラインの性別、年齢、血圧、BMI、飲酒量、降圧薬の使用、尿中カリウム排泄量、喫煙歴、糖尿病、総コレステロール値、登録された施設、学歴などを共変数として調整を行ったところ、最低3分位群の心血管死亡の多変量ハザード比は1.56(1.02-2.36、P=0.04)、中間3分 位群が1.05(0.72-1.53)、最高3分位群は0.95(0.66-1.38)となり、ナトリウム排泄量と心血管死亡率の間には有意な逆相関関係が認められた(P=0.02)。
ベースラインのナトリウム排泄量は、全死因死亡と心血管イベントの予測因子ではなかった。
全死因死亡のオッズ比は最低3分位群が 1.14(0.87-1.50)、中間3分位群が0.94(0.75-1.18)、最高3分位群では1.06(0.84-1.33)(P=0.10)、致死的イベントと非致死的なイベントを合わせた心血管イベントのオッズ比はそれぞれ1.13(0.90-1.42)、1.11(0.90-1.36)、 0.90(0.73-1.11)だった(P=0.55)。

高血圧コホートについては、6.5年の追跡で2096人中552人が高血圧と 診断されていた。

ベースラインのナトリウム排泄量はその後の高血圧発症の予測因子ではなかった。
高血圧と診断されたのは最低3分位群が187人 (27.0%)で調整ハザード比は1.00(0.87-1.16)、中間3分位群は190人(26.6%)で1.02(0.89-1.16)、最高3分位 群は175人(25.4%)で0.98(0.86-1.12)だった(P=0.78)。

血圧コホート1499人の血圧は、6.1年の追 跡期間中に有意に上昇していた。収縮期血圧は1年当たり0.37mmHg(P<0.001)、拡張期血圧は0.47mmHg(P<0.001)上昇した が、ナトリウム排泄量には有意な変化が見られなかった(1年当たり0.45mmol減少、P=0.15)。

だが、多変量解析を行い、ナトリウム排泄量 100mmol上昇当たりの血圧変化値を求めたところ、収縮期血圧は1.71mmHg上昇(P<0.001)するが、拡張期血圧には変化がない(変化量は0.38mmHg、P=0.28)ことが示された。

著者らは、ナトリウム排泄量が少ないグループの方が心血管死亡リスクが高い理由について、「尿中ナトリウム排泄量低値が示す塩分低摂取状態が血圧低下を引き起こすレベルになり、それが持続すると、交感神経の活性化やレニン-アンジオテンシン系の活性化が起き、アルドステロン分泌が刺激され、インスリン感受性が低下する、といった一連の反応が起こるため、心血管死亡が発生しやすくなるのではないか」との考えを示している。

なお、著者らは、今回の結果は、高血圧患者における減塩の効果を否定するものではない、とも述べている。

            大西淳子=医学ジャーナリスト
原文
Fatal and Nonfatal Outcomes, Incidence of Hypertension, and Blood Pressure Changes in Relation to Urinary Sodium Excretion
http://jama.ama-assn.org/content/305/17/1777.short
 
出典   NM online 2011.5.25
版権 日経BP社
 
<私的コメント>
ドキドキわくわくしながら読み進みましたが、最後に
「高血圧患者における減塩の効果を否定するものではない」と一気にトーンダウンしています。
ここで誰しもが考える疑問があります。
(1)「全員が欧州在住の白人」であり、食塩感受性が高い集団ではない。したがってこの研究は日本人などの非白人には敷衍できない。
(2)この対象は、もともと食塩摂取量は多くないため、さらなる減塩(厳しい減塩)により今回の考察のような「交感神経やRASの活性化」が起きているのではないか。
(3)「尿中ナトリウム排泄量」は「ナトリウム摂取量」にきれいな相関があるのか。(これはあくまでも初歩的な、そして素朴な疑問です)
(4) 「高血圧コホート」は、非高血圧者の高血圧発症について評価したものと分かるのですが、「血圧とナトリウム排泄量が測定されており、降圧薬の投与を受けていないなどの条件を満たした人」を対象とした「血圧コホート」」では「降圧薬の投与を受けていない高血圧者」も入っているのか。そして、この集団の評価目的は何なのか。
 
是非、東大・藤田教授や名市大・木村教授らのコメントを知りたいものです。
さて講演会などでとりあげていただけるでしょうか。
 
 
<自遊時間>
最近、岡山大学の先生の講演を聴く機会がありました。
一番前の席だったのでよく見えたのですが、スライドで赤煉瓦の医学部正門の写真と小さなロゴが紹介されていました。
そのロゴにsince 1870。
明治維新のすぐ後ですよね。
「医学部長のあいさつ」 をネットで見てみましたが、「岡山大学医学部は明治3年(1870年)の創立で、来年140周年を迎えます。東京大学医学部に次ぐ長い歴史と伝統を誇る医学部です。」と書かれています。
ちょっとびっくりしました。
鹿児島大学、長崎大学も古そうですね。
長崎大学にいたっては「1857年11月 医学伝習所設置 」「1868年10月 精得館を長崎府医学校と改称」と書かれています。
何が何だかわかりません。
11世紀に設立されたボローニャ大学に比べたらどうでもいいことです。
 
 
http://www.hsc.okayama-u.ac.jp/med/meddean.html

http://blog.goo.ne.jp/fc2008-2/e/471b6f817816deec65d96c6f7bd32530

http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/guidance/history/index.html
 
日本最古の西洋医学校
http://blog.livedoor.jp/bakumatusaga/archives/51090386.html
世界最古の大学
http://d.hatena.ne.jp/gkmond/20070114/p1
 
 

その他
「葦の髄」循環器メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/
(循環器専門医向き)
ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
井蛙内科/開業医診療録(4)2009.10.16~
http://wellfrog4.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(3)~2009.10.15
http://wellfrog3.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(2)2008.12.10~
http://wellfrog2.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録~2008.5.21 http://wellfrog.exblog.jp/ 
(内科医向き)
「井蛙」内科メモ帖 
http://harrison-cecil.blog.so-net.ne.jp/  
があります
 
 
 
 
 
 
 
 
 

固定リンク

ステント留置後の320列CT

戯れ言たれる侏儒 / 2011.03.13 00:22 / 推薦数 : 0
今回の大震災に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。
 
ステント留置後の320列CT,9割が視認性良好
冠動脈CTは,虚血診断だけでなくPCI後の再狭窄の有無の判定にも活用されているが,留置されたステントの材質により,CT上での再狭窄率が異なることが報告されている。
そこで,大阪医科大学大学院第一内科の竹原康介氏は,最も多列化が進んだ320列CTでステント留置後の視認性を評価した。
その結果, 約9割が良好と判定され,大きなステント径,ステントオーバーラップなどが視認性に影響していた。
 
ステント径3mm超は視認性良好
320列冠動脈CTは,現在最も多列化が進んだCTであり,1心拍での撮影が可能となり,撮影時の動きによるアーチファクトが軽減された。
これに伴い,冠動脈ステント内の評価も可能となっている()。
 
 
 
竹原氏らは,320列CT(Aquilion ONE)で1心拍撮影を行った連続66例,160ステントを後ろ向きに解析した。
平均年齢70歳で男性が76%,高血圧症や脂質異常症が7割強,喫煙者が 約半数を占めた。
ステントは,薬剤溶出性ステントが53%を占め,ステント径は2.5~4.0mm,ステントの重なりは3割程度だった。
視認性の判断は,ステント内腔が明瞭に判別できるものが視認性良好とされ,全体の89%を占める143例が良好と評価された。
多変量解析からは,高血圧症・オープンセル・ステント径3.0mm超・ステントオーバーラップの有無が視認性に影響する有意な因子として挙げられた。
単変量解析の結果と合わせて,同氏は,ステント径3mm超でオープンセルのシングルステント留置後は,1心拍の320列冠動脈CTで評価が可能とした。
 
出典 MT pro 2010.3.10
版権 メディカル・トリビューン社
 
<CTと冠動脈 関連サイト>
CT血管造影およびMR心筋灌流画像法
http://blog.m3.com/reed/20100225/CT_MR_
CTによる冠動脈石灰化検査
http://blog.m3.com/reed/20101117/CT_
動脈石灰化のCT検診の被曝リスク
http://blog.m3.com/reed/20090910/_CT_
CT検査による心血管疾患リスク予測
http://blog.m3.com/reed/20110124/CT_

 

 

<私的コメント>
CTには被曝の問題が宿命といてあります。
一方、MRIにはステント植え込み例に使用可能かどうかという(素朴な)疑問があります。
MRIとステントとの関連については以下のサイトを参照下さい
CVデバイスとMRI
http://blog.m3.com/reed/20080110/CV_MRI
 
その他
「葦の髄」循環器メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/
(循環器専門医向き)
ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
井蛙内科/開業医診療録(4)2009.10.16~
http://wellfrog4.exblog.jp/
 井蛙内科/開業医診療録(3)~2009.10.15
http://wellfrog3.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(2)2008.12.10~
http://wellfrog2.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/ 
(内科医向き)
「井蛙」内科メモ帖 
http://harrison-cecil.blog.so-net.ne.jp/  
があります。  
 
 

 
 

固定リンク | コメント (0)

 

今回の大震災に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

 

無症候の糖尿病患者の半数に冠動脈の有意狭窄を認める
糖尿病患者では心筋虚血が無症状に進行することが報告されているが,その実態は十分に明らかにされていない。
かつては心筋虚血の描出を行うには血管造影 や核医学検査などを行わなければならなかったが,非侵襲的に撮影できる冠動脈CTの精度が向上してきたことにより,こうした糖尿病患者の虚血の診断も行いやすくなってきた。
そこで,大阪警察病院循環器科の樫山智一氏らは,無症状の糖尿病患者における冠動脈疾患の罹患率を冠動脈CTで調べた。
そうしたところ,約半数に冠動脈の有意狭窄が認められたことが明らかになった。
 
有意狭窄かつ心筋虚血は3割程度
腎機能障害や不整脈を有する患者などを除き,冠動脈疾患のスクリーニングに同意した2型糖尿病患者のうち,自覚症状がなく過去に冠動脈疾患既往のない症 例を対象とした。
スクリーニングは冠動脈CT(16列,64列)および運動負荷心電図で行われた。
心筋虚血は運動誘発性のST低下と心筋シンチグラフィで の集積異常で評価された。
除外条件に該当する8例を除き136例にスクリーニングが実施された。
このうち冠動脈プラークや石灰化が認められない症例は31例(23%)にとどまり,105例(77%)は冠動脈疾患と判定された。この2群で比べると,冠動脈疾患群の方が高齢でeGFR,総コレステロール(TC)やLDLコレステ ロール値が有意に低かった。
さらに,50%超の冠動脈狭窄が認められた症例は70例(51%)に上った。
狭窄例と他の患者を比べると,狭窄例でインスリン使用率が有意に高く,スタチンが多く投与されており,TC値およびHDLコレステロール値は低かった。
また,全体では21%が虚血とされたのに対して,50%超の狭窄例では36%が虚血と評価された。
有意狭窄が認められ,虚血も同定された25例については,内科的冠血行再建術が5例に,外科的冠血行再建術が4例に施行された。
以上の結果から,樫山氏は,無症状の糖尿病患者は半数がCT上,有意狭窄を有するものの,この時点で心筋虚血が認められるのは36%程度にとどまっているとして,冠動脈CTが早い段階での冠動脈疾患の診断を可能にし,リスク管理の指標となりうるとまとめた。
 
出典  MT Pro 2011.3.10
版権  メディカルトリビューン社 

 

その他
「葦の髄」循環器メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/
(循環器専門医向き)
ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
井蛙内科/開業医診療録(4)2009.10.16~
http://wellfrog4.exblog.jp/
 井蛙内科/開業医診療録(3)~2009.10.15
http://wellfrog3.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(2)2008.12.10~
http://wellfrog2.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/ 
(内科医向き)
「井蛙」内科メモ帖 
http://harrison-cecil.blog.so-net.ne.jp/  
があります。   

固定リンク | コメント (0)

当院へ随分前から狭心症で通院中の60代後半の女性。
H16にRCA,LADにPCI(ステントあり)
安静時・労作時に頻回に狭心痛が出現するようになったとのことで、某病院へCTCAを依頼。
昨日、前日に行った検査の結果を持参して来院されました。

本人が持参したCDには3枝びっしりと瀰漫性に高度の冠動脈石灰化が描出されていました。
レポートには「血管内腔の評価が出来ないためCAGを」とコメントが書かれていました。

早速検査の予約手続きをしようとしたのですが、本人からCAGにかかる費用を尋ねられました。
即答出来ない自分に恥じ入ったのですが、先方の事務に予約のついでに聞くと5〜6万という答えが返って来ました。

実は、この患者さんは7月にも吐気・冷汗を伴う心窩部痛で別の病院に救急車で受診。
大動脈解離の否定のために大動脈造影CT。
後日、負荷心筋シンチ。
いずれも異常なし。
(後日の経過はどうやら食中毒だったようです)

昨日の患者さんの言葉。
「心筋シンチの時の支払いは26000円で狭心症の診断をつけてもらえなかった。今回のCTは16100円でかなりの診断をつけてもらえた」

検査を勧める限り、コスト意識を医療側もしっかり持つべきと大いに反省させられました。

それにしても、負荷心筋シンチのコストパフォーマンスについては一考が要りそうです。

##CTによる冠動脈石灰化検査 胸痛の重症度別に役割を考察
#AHAとACCが新ガイドライン
米国心臓協会(AHA)と米国心臓病学会(ACC)は,Philip Greenland博士を筆頭著者として包括的心血管リスク評価におけるCTを用いた冠動脈石灰化(CAC)スコアリングのガイドラインをJournal of the American College of Cardiology(2007; 49: 378-402)に発表した。
新ガイドラインは,胸痛患者の評価におけるCTを用いたCACスコアリングのほか糖尿病患者などのサブグループについての考察も示している。
#中等度リスクで要再分類例も
今回のガイドラインは,具体的な臨床例に焦点を当てるべく,冠動脈性心疾患(CHD)リスクの重症度別にCAC測定の役割について考察している。
 
(1)CHDリスクが中等度の無症候性患者を対象とした冠動脈CT検査における中等度リスクとは,推定冠動脈イベントの10年リスクが10〜20%と定義される。
ここで選択した中等度リスク患者群については,増分リスクの予測を示すエビデンスに基づいて,同患者群にCAC測定を検討することは妥当と考えられる。
この結論は,CHD中等度リスク患者でCACスコアが高い場合,より高リスク状態のグループに再分類されるという可能性に基づくもので,その後の患者管理も修正されることになる可能性がある

(2)推定CHDイベントの10年リスクが10%未満と定義されるCHD低リスク患者群では,CAC測定は推奨されない。
またCAC測定を用いた一般人口のスクリーニングも推奨されない
 
(3)「推定冠動脈イベントの10年リスクが20%超」または「冠動脈疾患が認められる」または「他の高リスクと診断された」と定義されるCHD高リスクの無症候性患者を対象とした高速CT検査によるCAC測定の役割に関しては,全米コレステロール教育プログラム(NCEP)の現行のガイドラインに基づいて,集中的リスク低減療法の候補者と既に判断されていることから,CAC測定の実施を助言しない


#高リスク患者は薬剤療法の候補
(4)CACスコア測定前に中等度リスクとみなされている患者で同スコアが 0 であった場合,医師は治療強度を低減できるとするエビデンスが存在するか。
「この問題について委員会が一致した見解を示せるだけのエビデンスは得られていない。したがって,このような場合は,中等度リスク患者に対し現在標準的に推奨されている治療を適用すべきという感触を得た」
 
(5)心血管疾患リスクの推定を変更するに当たり,CAC測定が中等度リスク患者を対象とした他の潜在的に競合する検査法より優れているというエビデンスがあるか否かに関しては「一般にCAC測定とリスク評価を目的とした他の検査法を直接比較した研究はこれまで行われていない。
入手可能なデータから,この問題に適切な答を出すことは不可能である」
 
(6)CACスコアが高い患者(CAC>400など)に関して,心臓検査の追加は適切か。
「現行の診療ガイドラインでは,高危険因子負荷または糖尿病など既知の高リスク疾患の存在に基づき高リスクと分類された患者は集中予防療法(薬剤療法)の候補とみなされるとしている。この患者グループに対して追加的な非侵襲性検査を行うことが,より適切な治療の選択肢となりうるという明確なエビデンスは存在しない」
 
(7)非定型的な心臓臨床症状を示す患者におけるCAC検査の役割は何か。
「エビデンスから,臨床症状が非定型的という理由で冠動脈疾患(CAD)リスクが低いとみなされる患者では,閉塞性CADが存在しないことの確認を助けるCAC検査法から利益が得られることが示されている。その他の競合的検査法も利用可能であるが,これら競合法のほとんどはCACと直接比較されたことはない」


#高齢女性で全原因死亡率に関連
(8)CAC測定から得られるエビデンスを広範囲の患者母集団にどの程度一般化できるか。
「CACデータは,非ヒスパニック系白人男性に関するものが最も多い。委員会は,白人男性を対象とした研究から得られたCACデータを女性と欧州や北米の少数のその他の母集団に外挿する場合には注意するよう推奨している」。
女性に関しては「CHDアウトカムとCACとの関係について,広範囲かつ女性に特異的なデータは限られている。現在のデータから,高齢女性においてCACスコアと全原因死亡率やCHDイベント間に関連が認められることが確認されている」
 
(9)高速冠動脈CT検査で肺など心臓以外の組織内に偶発的所見が認められた場合,適切なフォローアップは何か。「高速冠動脈CT検査で認められた偶発的所見のフォローアップの必要性を判断する際には,現行の放射線学ガイドラインを考慮すべきである」。
例えば,シカゴ大学(シカゴ)放射線科のHeber MacMahon氏らがRadiology(2005; 237: 395-400)に発表した小規模肺結節のフォローアップの誘導を目的としたガイドラインが参考になる


#糖尿病の短期リスク分類にも
今回のガイドラインは,糖尿病患者との関連で「多数の横断的研究から,糖尿病患者は非糖尿病患者と比べてCACの有病率が高く,その程度も大きいことが示された」と指摘している。
さらに以前の研究から,既知のCADが認められない無症候性糖尿病患者は,閉塞性CADを有する非糖尿病患者とCAC有病率が同等であることが立証された。
 
しかし,十分なエビデンスがあるわけではない。
現在入手可能なエビデンスから,今回のガイドラインは「CACに基づいて糖尿病患者における短期リスクをさらに詳細に分類できる可能性が示唆されている。しかし,致死性と非致死性の心血管事象を組み入れた非委託母集団を対象としたさらに長期のフォローアップ研究が終了するまでは,糖尿病患者における治療目標の変更にCACスコアを使用すべきではない」としている。

ガイドラインは,アテローム性動脈硬化症の病態の進行,または退行の評価を目的とした冠動脈CTの使用についても言及している。「CACの病態の進行は標準的なリスク抑制療法により大きく変わるものではない。また,CAC測定には費用と放射線曝露の両方が関与することから,連続高速CT検査によるCAC進行の臨床モニタリングは現時点では推奨されない」


#閉塞性CADに高感度
さらに,ガイドラインは症候性患者に対する他のCAC測定使用例にも触れている。
「症候性患者については,測定可能なCACの排除が,侵襲性の診断的処置や入院前の有効なフィルターとして作用すると考えられる。CACスコア100未満では,一般的に核負荷試験における異常血流の可能性は低く( 2 %未満),心臓カテーテル法における有意の閉塞(50%を超える狭窄)の可能性も 3 %未満にとどまる」
 
高速CTで見られるCACの存在は,閉塞性(50%を超える管腔狭窄)CADについてきわめて感度が高い(95〜99%)が,特異度は限定的である。
7,600例を超える症候性患者を対象としたCAC研究から,陰性的中率96〜100%が立証され,CACが認められない(同スコア 0 )患者では閉塞性の血管造影性疾患が認められないとする仮説の信頼性が高いことが明らかにされた。
 
直接比較試験による症候性患者におけるCAC検出は,閉塞性CADの検出におけるタリウムなどを用いた運動負荷試験に匹敵することが明らかにされた。
しかし,運動能力に潜在的に含まれる予後情報を考慮すると,運動が可能な症候性患者では,画像法と組み合わせたとしても高速CTは既存の検査法と比べて最初から不利であると言える。
 
したがって,CT血管造影法の形態で造影剤を用いた場合でも,またはCAC評価などの非造影法の場合でも心臓CTのような解剖学的検査法は第二選択肢とするか,または機能検査法が不可能または確定的でない場合にのみ考慮すべきである。
 
なお,今回のガイドラインは「CACの精度は同時投与の薬剤,患者の運動能,試験前壁運動,心電図異常により制限されることはない」としている。

出典 Medical Tribune 2007.7.5
版権 メディカルトリビューン社


 

その他
「葦の髄」循環器メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/
(循環器専門医向き)
ふくろう医者の診察室 
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
井蛙内科/開業医診療録(4)2009.10.16~
http://wellfrog4.exblog.jp/
 井蛙内科/開業医診療録(3)~2009.10.15
http://wellfrog3.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(2)2008.12.10~
http://wellfrog2.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/ 
(内科医向き)
「井蛙」内科メモ帖 
http://harrison-cecil.blog.so-net.ne.jp/  

があります。      

 

 


固定リンク | コメント (0)

冠動脈石灰化スコア

戯れ言たれる侏儒 / 2010.07.17 00:32 / 推薦数 : 1

冠動脈石灰化スコアの追加で心疾患リスク分類精度が向上
ノースウェスタン大学フェインバーグ医学部(シカゴ)のTamar S. Polonsky博士らは「従来の危険因子に冠動脈のカルシウム(Ca)量を評価するスコアを追加することで,冠動脈疾患(CHD)イベント予測のためのリスク分類の精度が向上し,これまでよりも多くの患者が最高リスク群に分類されることになる」との研究結果をJAMA(2010; 303: 1610-1616)に発表した。

ハザードモデルを用いて検討
冠動脈石灰化スコア(CACS;CTで測定される冠動脈プラーク内のCa蓄積量)が将来の冠動脈イベントリスクと関連することは,これまでにも大規模な前向き試験で証明されてきた。
しかし,従来のCHD危険因子にCACSを追加することで,リスク分類の精度がどの程度改善するかについては不明であった。

Polonsky博士らは,CACSを従来の危険因子に基づく予測モデルに追加することで,リスク分類が改善されるか否かを検討する研究を実施した。
対象は,心血管疾患既往歴のない患者を対象とした集団ベースのコホート研究であるMulti-Ethnic Study of Atherosuclerosis
(MESA)に参加した6,814例で,CTを用いてCACSを測定した。

参加者の登録は2000年7月に開始され,2008年5月まで追跡された。
同博士らは,2つのハザードモデルを用いて,新規CHDの5年発症リスクを0~3%,3~10%,10%以上に分類。モデル1には年齢,人種/民族,性,喫煙,降圧薬の使用,拡張期血圧,総コレステロール値,HDLコレステロール値などの因子を含め,モデル2にはモデル1での因子にCACSを加えた。
同博士らは,モデル2を用いた場合のモデル1に対する再分類の精度を計算した。


最低リスク群も増加
最終解析対象となった5,878例のうち,フォローアップ中央値5.8年で209例にCHDイベントが発生し,そのうち122例は主要イベント(心筋梗塞,CHD死,蘇生された心肺停止)だった。
解析の結果,モデル2のリスク予測能は,モデル1の予測能よりも有意に優れることが判明した。

モデル1では,コホートの69%が最高リスクまたは最低リスクに分類されたが,モデル2では77%がいずれかに分類された。
イベント経験者の23%がCACS追加で高リスクへ再分類され,イベント未経験患者の13%が追加で低リスクと再分類された。
モデル1で中間リスクに分類された患者のうち,16%がモデル2の高リスクに,39%が低リスクに再分類された。

Polonsky博士らは「今回の結果は,臨床アウトカムに対するCACSの有用性を評価する次の段階への足がかりとなる」と述べている。

イオアニア大学(ギリシャ・イオアニア)のJohn P. A. Ioannidis博士らは同誌の付随論評(2010; 303: 1646-1647)で,Polonsky博士らの結果を評価する一方,CACSをルーチンの検査として使用すべきか否かについては,ランダム化比較試験による検証が必要だとしている。

出典 Medical Tribune 2010.7.15
版権 メディカルトリビューン社

<冠動脈石灰化 関連サイト>
冠動脈石灰化は治療効果の判断基準としては不十分
http://blog.m3.com/reed/20100203/1

血管石灰化
http://blog.m3.com/reed/20080123/1

MDCT,電子ビームCTによる石灰化スコア
http://blog.m3.com/reed/20080426/MDCT_CT_

動脈石灰化のCT検診の被曝リスク
http://blog.m3.com/reed/20090910/_CT_

エストロゲン療法と冠動脈石灰化
http://blog.m3.com/reed/20070923/1

 

<番外編>
OMEGA-PCI
目的
オメガ-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)は血小板凝集抑制作用をもつとされているが,一貫した研究結果は示されていない。
PCI施行予定の安定冠動脈疾患患者において,2種類の抗血小板療法(aspirin+clopidogrel)へのオメガ-3 PUFAの追加により,抗血小板作用が増強されるかを検証した。

一次エンドポイントは,30日後のP2Y12 reactivity index(PRI*)
* P2Y12の下流にcyclic AMP(c-AMP)の産生を 調節するadenylate cyclase (AC) の機能を阻害するGiタンパクが存在することから,P2Y12が阻害されればGiによるACの阻害が損なわれc-AMPが上昇するとの基本原理に基づいている。
VASPはc-AMP依存性キナーゼによりリン酸化される。
c-AMPが増加すればリン酸化されたVASP,すなわちVASP-Pが増えるのでこのVASP-Pを抗体により検出しようという方法である。

コメント
細胞内のリン酸化タンパクを検出する技術としてVASP-Pの検出は,科学的には意味が大きい。
しかし,元々細胞膜を通過しない抗体を用いてVASP-Pの検出を試みる本法は感度,特異度ともに十分に高いとはいえない。
オメガ-3脂肪酸の効果には興味があるが,脂肪酸は細胞膜の性質にも影響を与えるので,本薬の作用メカニズムの詳細が不明の段階で本研究成果を評価することは困難である。
http://circ.ebm-library.jp/trial/doc/c2003254.html

 


<自遊時間>
私はしがない開業医です。
循環器専門の先生方は内科の中でも英語論文に接する機会が多く語学に堪能な先生も多いのではないでしょうか。
私のような立場になると、日本語の論文だけを読んでいればいいのですが、勤務医時代の英文の論文を読む魅力は捨て切れません。
「日本人は読み書きはできるのだが・・・」という話があります。
アクセントひとつで全く外人には通じません。

恥ずかしい話ですが、昔カテコラミンの研究で博士号をとった時に口頭試問の教授でアクセントを訂正されました。
しばらくこちらの話を聴いていた教授が、何回も私が「エンドーナス」「エクソーナス」と繰り返していうのを我慢出来なくなって言いました。
「きみきみ、それはエンジナス、エクジナス」だよ。

その時は落とされたと思いました。(汗)

いずれにしろ、最近日本語で循環器を勉強していることに抵抗を感じています。
実際は、「ガラパゴス日本」にいる限り何も不自由しないのですが。


他にもブログがあります。

「葦の髄」循環器メモ帖http://yaplog.jp/hurst/
(「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版です)
ふくろう医者の診察室
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
井蛙内科/開業医診療録(4)
http://wellfrog4.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/
井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/
(内科関係の専門的な内容)

 

 

 

 

固定リンク

心臓CT検査、放射線被曝量減少プロトコル導入で被曝量およそ半減

心臓CT血管造影(CCTA)を行う際、放射線被曝量を減らす目的で作られたプロトコルに従うことで、画質は保ちながら、被曝量をおよそ半分に減らすことができることがわかった。
これは、米国William Beaumont病院のGilbert L. Raff氏らが、CCTAを行った約5,000人を対象に行った対照試験で明らかにしたもので、JAMA誌2009年6月10日号で発表した。

β遮断薬の使用などを含む、被曝量減少プロトコル作成
Raff氏らは、米国ミシガン州のCCTAに関する品質向上を目的とした組織Advanced Cardiovascular Imaging Consortium(ACIC)に所属する。
今回、同組織で作成した、CCTAの画質を保ちながら放射線被曝量を減らすためのプロトコル「Best-Practice Model」の有効性を確認するため試験を行った。

同プロトコルには、心拍数やその可変性をコントロールするための、β遮断薬の効果的な使用などが含まれている。

試験は、2007~2008年にかけて15ヵ所の医療機関で行われた。
CCTAに関して、途中からプロトコルを導入し、導入前後の被曝量などを比較した。

被爆に関するデータが得られたのは、併せて4,862件だった。
開始当初2ヵ月間は従来どおりの方法でCCTAを実施(対照期間、被験者数620人)。
続く8ヵ月間は、ACICスタッフが現場に立ち合ったり、現場スタッフとのミーティングなどを行うなどして、プロトコルを用いたCCTAを実施した(介入期間、3,407人)。
さらにその後2ヵ月間、現場スタッフのみでプロトコルを取り入れたCCTAを行った(追跡期間、835人)。

 

放射線被曝量は半減、画質は同等
その結果、放射線被曝の線積分線量の予測値は、対照期間が1,493mGy×cm(四分位範囲:855~1,823)だったのに対し、追跡期間では697mGy×cm(407~1,163)と、53.3%減少していた(p<0.001)。
放射線実効線量もまた、対照期間の21mSv(12~26)から追跡期間には10mSv(6~16)へと減少した(p<0.001)。

一方、画質については両群で有意差は見られず、その中央値はどちらも4段階評価の、良いほうから2番目の「良い」であった(p=0.13)。
また診断可能な画質であると判断された画像の割合も、対照期間が89%だったのに対し、追跡期間では92%と両群で有意差はなかった(p=0.07)。

文献
Raff GL et al. Radiation dose from cardiac computed tomography before and after implementation of radiation dose-reduction techniques. JAMA. 2009 Jun 10; 301(22): 2340-8.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19509381?ordinalpos=3&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_DefaultReportPanel.Pubmed_RVDocSum

http://www.carenet.com/news/det.php?nws_c=9110
出典 Care Net.com 2009.6.23

 

<番外編> 孤立性心房細動
先日聴いた心房細動の講演で、「孤立性心房細動でも左室拡張期末期圧が上昇しており肺静脈にストレッチがかかっているという報告もある」ということでした。
「孤立性」心房細動の定義についてもう一度考える必要がありそうです。
ちょうど「本態性」高血圧の定義も、病因がある程度判明した時点であやしくなってしまうのに似ています。

きょうはこの「孤立性」心房細動について、少し勉強してみました。

座談会 心房細動に伴う塞栓症予防としてのワルファリン
http://www.lifescience.co.jp/cr/zadankai/0504/1.htm

The Pathology of Lone Atrial Fibrillation
http://www.chestjournal.org/content/127/2/424.full

Paroxysmal Lone Atrial Fibrillation Is Associated With an Abnormal Atrial Substrate
http://content.onlinejacc.org/cgi/content/abstract/53/14/1182?ck=nck

Clinical Characteristics of Persistent Lone Atrial Fibrillation in the RACE Study
http://eclips.consult.com/eclips/article/Medicine/S0084-3873(08)70546-7

Paroxysmal Lone Atrial Fibrillation Is Associated With an Abnormal Atrial Substrate: Characterizing the “Second Factor”
http://www.journals.elsevierhealth.com/periodicals/jac/article/PIIS0735109709001855/abstract

Lone and low-risk atrial fibrillation
http://www.uptodate.com/patients/content/topic.do?topicKey=~lvQo0S9GSffuxD

Characteristics and Prognosis of Lone Atrial Fibrillation
30-Year Follow-up in the Framingham Study
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/254/24/3449?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&fulltext=anticoagulation+for+lone+atrial+fibrillation&searchid=1&FIRSTINDEX=10&resourcetype=HWCIT

Genetic factors for lone atrial fibrillation.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17487426

Prevention of recurrences in patients with lone atrial fibrillation. The dose-dependent effect of angiotensin II receptor blockers
http://jra.sagepub.com/cgi/content/short/5/3/114

心房細動
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10650700.html
■心房細動の2・1~15%が基礎疾患のない孤立性(こりつせい)心房細動といわれています。

■孤立性心房細動も一過性心房細動として発症し、次第に心房細動を繰り返すようになって、慢性心房細動へ移行します。
しかし、基礎疾患のある心房細動とは異なり、脳梗塞(のうこうそく)の併発は少ないようです。

 

斎藤 政一
http://www.ichimainoe.co.jp/index/saito_masaichi.html
<きょうの一曲>
Pianist 辻井伸行さん演奏Rachmaninoff ピアノ協奏曲第2番ハ短調(前半)
http://www.youtube.com/watch?v=ZcSASogJXRA&hl=ja

Pianist 辻井伸行さん演奏Rachmaninoff ピアノ協奏曲第2番ハ短調(後半)
http://www.youtube.com/watch?v=yBfJxdjjxK0&feature=related

 

その他
ふくろう医者の診察室
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
 「井蛙内科/開業医診療録(3)」2008.12.11~
http://wellfrog3.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録(2)」2008.5.21~
http://wellfrog2.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録」 ~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/ 
(内科医向き)
があります。

固定リンク | コメント (0)

冠動脈狭窄病変の評価

戯れ言たれる侏儒 / 2009.06.17 00:00 / 推薦数 : 0

Focus/より詳細で客観的な冠動脈狭窄病変の評価を

解剖学的評価としてのOCT,生理学的評価におけるCFR,FFR

冠動脈狭窄病変の診断は,狭窄の有無や重症度を形態学的に判定する解剖学的評価と,狭窄に起因する心筋虚血の有無やその程度を客観的に判定する生理学的評価によってなされている。
 
解剖学的評価の従来からの方法は冠動脈造影(CAG)だが,近年では血管内超音波(IVUS)や血管内視鏡などが加わり,評価の精度は著しく向上した。

さらに,光干渉断層法(OCT)も登場し,プラークの性状が詳細に評価できるようになってきた。
 
機能的評価の方法には負荷心電図や心エコー,核医学検査などがあるが,これらは解剖学的評価と同時に施行することが困難で,緊急時の診断には生かせないという欠点があった。
しかし,最近ではドプラガイドワイヤ(DGW)や圧ガイドワイヤ(PGW)が開発され,解剖学的評価と同時に生理学評価を行うことが可能になってきた。
DGWやPGWで求めた冠血流予備能(CFR)や心筋血流予備量(FFR)という生理学的指標は,冠動脈狭窄病変の診療を,より客観的なものにすることが期待されている。
 
OCTの特性と有用性,およびCFR,FFRの概念や臨床適用について,和歌山県立医科大学循環器科の赤阪隆史教授と,東京医科大学循環器内科の田中信大講師に聞いた。

 

不安定プラークの性状のより詳細な把握を可能にするOCT(赤阪 隆史 教授)
赤阪教授は,冠動脈病変の新しい解剖学的評価法であるOCTについて,その高い解像度が不安定プラークの詳細な評価を可能にするだけでなく,経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の適応の決定や治療効果の判定にも有用であるとしている。
さらにDGWを用いて求めたCFRは,冠微小循環を含む冠循環全体として血流が十分に保たれるかどうかを示す指標であり,PCI後の予後予測にも生かすことができることを示した。

OCTの最大の特徴はIVUSの10倍の高い解像度
OCTは約1,300nmの波長の近赤外線を用い,その干渉効果を利用して冠動脈の断層像を描出する画像診断法。OCTの最大の特徴はその高い解像度で,IVUSの解像度が100~150μmであるのに対し,OCTは10~15μmと10倍優れている。
そのため,IVUSでは不可能であった血管の内膜・中膜・外膜の判別が可能で,プラークの性状や線維性被膜の厚さなども同定できる。
 
OCT画像では,動脈壁の線維性組織は高信号の均質な像として描出される。
一方,脂質を多く含む部分は低信号で境界不鮮明な像,石灰化部分はやはり低信号であるが境界明瞭な像として描出される。
赤阪教授は「OCTはIVUSに比べて,脂質を多く含む部位の判別に優れており,脂質コアを有する不安定プラークの観察により適している」と言う。
 
不安定プラークの組織学的特徴として,
(1)陽性リモデリングを呈し,
(2)偏在性の動脈硬化巣で,
(3)脂質に富んだ組織で,壊死したコアを有し,
(4)薄い(<65μm)線維性被膜に覆われ,
(5)その一部は破裂しているか潰瘍の形成が認められ,
(6)破裂や潰瘍に伴って形成された血栓が付着しており,
(7)線維性被膜またはその近傍にマクロファージの集簇が認められる
などが指摘されている。
同教授は急性心筋梗塞30例を対象に,虚血再灌流後にそれぞれ血管内視鏡,IVUS,OCTにて病変部を観察し,各画像による不安定プラークの特徴の検出率を比較した。
その結果,プラークの破綻と潰瘍は,血管内視鏡では対象の47%と3%,IVUSでは40%と0%に認められたのに対し,OCTでは73%と23%に認められ,血管内視鏡やIVUSに比べてOCTは,プラークの破綻や潰瘍の検出力に有意に優れることが示された(図1)。

また,同じ検討から,OCTは血栓の検出力にも有意に優れることが示された。

新生内膜形成の的確な評価も可能に
OCTによる冠動脈壁構造の評価は,治療効果の評価にも有用である。
薬剤溶出性ステント(DES)留置6か月後の検討では,新生内膜形成が認められても100μm以下のものが64%を占めており,これらはIVUSでは観察されず,OCTでのみ観察が可能である。
DES留置後は,新生内膜形成の抑制が遅発性のステント血栓症を引き起こす可能性が指摘されており,その予防のための抗血小板薬投与が欠かせない。
しかし,それをいつまで続けるかの正確な判断ができないことが大きな問題となっている。
「OCTを用いた新生内膜形成の鋭敏な評価は,この問題を解決する決定的な手がかりを提供する可能性がある」と同教授。
OCTは,ステント留置後のフォローアップ期間におけるステントの圧着不全,ストラットの不整合配置,組織のはみ出し,ステントのエッジ裂開などの評価においても,高い有用性を発揮する可能性があるという。
 
OCTでは赤血球があると光が遮断されるため,観察時に血流を30秒間ほど遮断する必要がある。
このための手技の煩雑さが欠点とされていたが,そうした煩雑さを解消した次世代のOCTも開発されつつある。
冠動脈狭窄疾患に対するOCTは,わが国では2007年9月に使用が認められ,2008年10月からは保険適応も得られた。
現在,わが国では100台程度が導入され,20台程度が常時稼働しているものと思われる。
 
同教授は「OCTは冠動脈壁のより詳細な観察を可能にしたが,それだけに画像の読み取りにも新しい知識と技術が必要。しかし,多くの医師がこの知識と技術を習得したとき,冠動脈狭窄病変の診療はまた一歩,進展しているものと思われる」としている。

CFRは微小循環を含む冠循環全体の血液供給能を示す
DGWは,心外膜冠動脈内の血流速度を測定できる超音波探触子(12MHz)を装着した,直径0.014インチの細径のワイヤである。
超音波探触子はワイヤの先端に装着されており,前方に約30度の角度で超音波パルスドプラビームを発信し,冠血流速波形をリアルタイムに記録する。
DGWで記録された冠血流速パターンを分析することにより,種々の疾患の病態生理や冠循環動態を知ることが可能となる(図2)。
 
CFRとは,心筋酸素需要の増大に対応して冠血流量を増大させうる能力を表す指標で,安静時に対する最大反応性充血時の冠血流量の比として求められる。
最大充血は冠細小動脈を最大拡張するパパベリンやアデノシンなどの薬物を負荷し,薬物負荷最大充血で代用している。
ここで計測部の血管径が変化しなければ,血流量と血流速は直線相関することから,CFRは最大充血時/安静時の時間平均冠血流速比で求めることができる。
 
CFRは健常例では4.0程度で,微小循環障害がなければ40~50%狭窄から低下し始め,有意狭窄(>75%)では2.0未満となる(図3)。

赤阪教授は臨床例において,CFR 2.0をカットオフ値に設定した場合,CAG上の狭窄率70%以上の狭窄病変をどの程度の精度で診断することができるかを検討している。
その結果,冠微小循環障害のない症例では感度92%,特異度92%で狭窄病変の診断が可能であり,CFRが臨床における虚血診断に有用であることが証明された。
 
ただし,CFRは心外膜冠動脈に明らかな狭窄病変がなくても,心肥大や糖尿病などの冠微小循環障害を来す疾患がある場合には低下する。
すなわち,「CFRは単に心外膜冠動脈狭窄病変による冠血流障害の程度を表す指標ではなく,心外膜冠動脈と冠微小循環を合わせた冠循環全体として血流が十分保たれるか否かを示す指標と言える」(同教授)。
 
DGWにより求めた冠動脈狭窄率やCFRを用いて,PCIの効果判定を行うことが可能である。
DEBATE研究では,解剖学的評価である径狭窄率と生理学的評価であるCFRをそれぞれ単独で用いるより同時に用いるほうが,経皮的冠動脈形成術(PTCA)後の予後予測により優れることが示され,PTCA後の径狭窄率36%未満でかつCFR 2.5超の症例は,再狭窄率,半年以内の心事故発生率が低いことが明らかにされている。
 
DGWで記録された冠動脈血流速波パターンを分析することで冠循環動態を詳細に知る方法としては,CFR以外にもいくつかの方法が提唱されている。
同教授は「今後もこの方面でのさらなる進展が期待される」と結んだ。

心筋虚血の評価,PCIの適応や効果判定に有用性の高いFFR  田中 信大 講師
冠動脈病変の生理学的評価法で得られるFFRは,狭窄以外の因子の影響を受けずに,狭窄による心筋虚血を特異的に評価することが可能な指標だ。
田中講師は,FFRの臨床適用について,心筋虚血の評価にとどまらず,PCIの適応決定や効果判定,予後予測などにおいても有用性が高いことを示した。

冠微小循環障害の影響を排して虚血を評価するFFR
CFRは虚血の診断に有用であるが,その臨床適用に当たっては,冠微小循環障害により影響を受けることを理解しておく必要がある。
これに対し,冠微小循環障害の影響をなるべく排して,心外膜冠動脈狭窄に特異的に起きている虚血を評価するために考案された指標がFFRである。
 
FFRは,狭窄病変が存在しない状況で最大冠拡張時に本来流れるべき血流が狭窄病変のためにどの程度障害されているかを示す指標で,最大冠拡張時の狭窄遠位部圧/近位部圧の比で概算される(図4)。

狭窄遠位部圧と近位部圧は,0.014インチの細径のワイヤの先端から3cmの部位に圧センサーが装着されたPGWを用いて,狭窄部を安全に通過させながら同時に記録することができる。
 
狭窄病変の全くない正常血管であれば,FFRは1であり,FFRが0.60であれば,その血管が正常であった場合に得られる最大血流量の60%の血液を供給しうる(60%の血液しか供給しえない)ということを意味している。
 
FFRによる虚血のカットオフ値としては,0.75未満が虚血と評価されている。
Pijlsらは,このカットオフ値をPCIの適応決定に応用することの妥当性を,DEFER試験により検討している。
同試験の対象はPCIを予定されていたが,非侵襲的な負荷試験により明らかな虚血陽性の所見がないか,あるいは単純に負荷試験が行われておらず,虚血の証明がなされていない325例。
あらかじめPCI施行群と非施行群にランダムに割り付け,その後,登録時に測定したFFR値により,0.75未満であればPCIを施行(Reference群)。
同0.75以上の場合は,PCI施行群ではPCIを施行し(Perform群),非施行群ではPCIを施行せず経過観察(Defer群)とした(circulation 2001; 103: 2928)。
 
結果は,Reference群では狭心症の自覚症状は有意に高率に消失したが,心血管イベントは他の2群に比べて高率に生じた。
しかし,Defer群とPerform群の2群間では,無イベント生存率,自覚症状の消失率に全く差はなかった。
この結果について,田中講師は「術前に虚血が証明されていない症例に対しては,FFRを計測することにより,どのような病変を治療すべきか,あるいは,どのような病変は治療せずに経過観察しても安全かということが判断できることを示している」と評価している。
 
慢性の冠動脈疾患患者の場合,PCIを施行することの利益に疑問を投げかけるような成績がいくつか報告され,話題となっている。
例えば,安定冠動脈疾患に至適薬物療法のみを行う場合と,PCIを追加した場合の効果を比較したCOURAGE試験(次ページ参照)でも,PCIを追加することの利益の上乗せは小さく,しかも,時間の経過とともに利益が見られなくなることが報告されている。
同講師は「虚血を伴わない冠動脈病変へのPCIは予後を改善しないどころか悪化させる可能性もある。
こうした症例をPCI施行前にスクリーニングするために,FFRの計測による虚血の評価はきわめて有用」と言う。

多枝病変でFFRの有用性はさらに高まる
狭窄が多枝にわたる場合,FFRの有用性はさらに高まる。多枝病変で1枝に高度狭窄を有し,他枝に中等度狭窄を有する場合,負荷心筋シンチグラムを施行しても,高度狭窄領域の灌流異常が強く出現し,中等度狭窄領域の灌流異常が検出困難になることがある。
そのような場合,その領域の虚血が本当に生じないという判断は,これまでなら高度狭窄を解除後にもう一度負荷心筋シンチグラムを施行しなければならなかった。
しかし,狭窄部位ごとに虚血の評価が可能なFFRであれば,そうした必要はなくなるわけである。
これまでCAGのみで多枝病変と評価されてきた症例を,Sant' AnnaらはCAGにFFRを加えて再評価した結果,3→2枝,2→1枝,1→0枝というように評価を改めるべき症例が,実に全体の58%に及んだと報告している。
つまり,CAG上では狭窄を来していても,FFR上では有意な虚血を来していない症例が,それだけ多いと言える。
これら多枝疾患の治療方針をFFRに基づいて決定すると,CAGガイドで行われた場合よりも予後を改善するというランダム化比較試験(FAME study)がToninoらによって報告されたところである(図5)。


FFRは,PCI終了時における拡張効果の判定にも有用である。
Bechらは,FFR 0.90以上でPCIを終了すれば,同0.90未満の症例に比べて再狭窄を約50%減らすことが可能であるという成績を示し,0.90以上を目標とすることを推奨している。田中講師らの検討でも,FFR 0.90以上の症例は0.90未満の症例に比べて,慢性期心血管イベントの発生が有意に少ないことが示されているという。
 
DESが登場した現在においても心筋虚血の証明されていない病変へのPCIが有益であるというエビデンスはない。
こうした状況下において,同講師は「FFRはエビデンスの代替とするに最も信頼のおけるものではないか」と考えており,「これまで得られたFFRに関する知見に基づいて治療方針を決定していくFFR based interventionを推進していくことが,冠動脈狭窄病変のよりよい治療につながると考えている」と結んだ。

出典 Medical Tribune 2009.2.26(一部改変)
版権 メディカル・トリビューン社

<番外編>
昨日、CTCA(128列)を依頼した患者さんが検査の帰りがけに当院に寄りました。
今年の3月に1回限り労作時に狭心症状があった56歳の男性です。
その時点でマスター負荷心電図とホルター心電図を行いprobableと考えた症例です。
本人のご都合もあり検査が昨日になってしまったという経過です。
結果はRCA優位で近位部に石灰化を伴う中等度の狭窄病変。
LMTからLAD近位部にかけて非常に強い石灰化。
CXは異常なし。
LMTを2枝病変とカウントすれば3枝病変ということになります。

コメントは当然のことながらCAGが必要とのことでした。
LMT病変は主治医の私としては冷静さを失います。
このような症例はどのようにPCIを行うのでしょうか。
もちろんCAGの結果次第ですが。

CTCAの普及によりCAG以上に石灰化病変がクローズアップされたような気がします。
インターベンションを実際にやっておられる先生方の印象はいかがでしょうか。

 

 

<医学雑誌 斜め読み>
心臓突然死の予見と予防  その2
東邦大学医療センター大橋病院
杉 薫 教授
日本医事新報 No.4284 2006.6.3 P57~70
■ICD装着例の基礎疾患が陳旧性心筋梗塞であるのは米国では80%以上、日本では25%。
日本では特発性心室細動や心筋症(HCM、DCM、ARVD)が多い。
<参考>
不整脈源性右室異形成(ARVD)とは?
http://www.gik.gr.jp/~skj/arrhythmia/ARVD.php3

■先天性Q延長症候群
Romano-Ward症候群
Jervell-Lange-Nielsen症候群
<参考>
QT延長症候群
http://www.udatsu.vs1.jp/qt.htm
8.QT延長症候群
http://www.udatsu.vs1.jp/LQT.htm

■Romano-Ward症候群
聴覚も話す方も障害はなく、普通に生活している方で、ただ、遺伝子的にKチャンネルあるいはNaチャンネルなどの、いくつかの遺伝子の異常がある。
治療はⅠ型、Ⅱ型でβ遮断剤を用い、Ⅲ型のみNaチャンネルブロッカーを用いる。

■特発性心室細動
Burgada症候群
その他として
○特にQ延長がなく心電図も正常で、RR間隔が短くなったり長くなったりという間隔で心室細動を起こす
○QRS波の後半にOsborn波があって、心室細動を起こす
○運動で心室頻拍頻拍を起こしそのまま心室細動に移行 
<参考>
J-waveとは?
http://www.udatsu.vs1.jp/Bru_3.htm
(Osborn waveはJ-waveの別名)
Brugada型心電図がJ波の顕著化によることを述べたNierregaardの研究
http://www.udatsu.vs1.jp/Bru_2.htm

 

 

その他
ふくろう医者の診察室
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
 「井蛙内科/開業医診療録(3)」2008.12.11~
http://wellfrog3.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録(2)」2008.5.21~
http://wellfrog2.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録」 ~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/ 
(内科医向き)
があります。

固定リンク | コメント (0)