戯れ言たれる侏儒
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HDLコレステロールは数値とは独立して、その働きが動脈硬化に関連する
Cholesterol efflux capacity, high-density lipoprotein function, and atherosclerosis
Khera AV, et al.
N Engl J Med 2011; 364: 127-135

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1001689
Cholesterol Efflux Capacity, High-Density Lipoprotein Function ... In Fight Against Heart Disease, Cholesterol Efflux Capacity May Be ...
 
執筆:甲谷 友幸 先生  
 栃木県厚生連 下都賀総合病院循環器内科

監修:苅尾 七臣 先生  
 自治医科大学内科学講座循環器内科学部門 主任教授
 

<概要>
マクロファージからコレステロールを排出するコレステロールの逆転送系は、HDLコレステロールの抗動脈硬化の作用機序として考えられている。

本研究は、 健常者203名、冠動脈造影により冠動脈疾患を認めた442例と認めなかった351例について、マクロファージからコレステロールを排出する能力 (cholesterol efflux capacity)を評価した。

cholesterol efflux capacityと頸動脈内膜中膜複合体厚(intima-media thickness:IMT)との間には有意な逆相関がみられ、HDLコレステロール値で補正しても同様であった。

また、cholesterol efflux capacityは冠動脈疾患の有意な負の予測因子で(1SD上昇あたりのオッズ比0.70、95%CI 0.59~0.83、p<0.001)、HDLコレステロール値を補正しても同オッズ比は0.75(95%CI 0.63~0.90、p=0.002)であり、さらにアポリポ蛋白A-I値を補正しても同様であった(同オッズ比0.74、95%CI 0.61~0.89、p=0.002)。

さらに、少数例のサブ解析では、メタボリックシンドロームの患者で12週間のピオグリタゾン投与によりcholesterol efflux capacityの増強がみられたが(ベースラインとの比較:p=0.02、プラセボとの比較:p=0.04)、別の高脂血症の患者集団に対する16週間のスタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)投与ではcholesterol efflux capacityの増強はみられなかった

マクロファージからのcholesterol efflux capacityは、HDLコレステロール値とは独立してIMTや冠動脈疾患に強い負の関連を示すことが明らかにされた。

 
<なぜmust-readなのか>
HDLコレステロールはマクロファージからコレステロールを排出し肝臓へ戻し、抗動脈硬化的に作用する。
HDLコレステロールが「善玉コレステロール」と呼ばれる所以である。
低HDLコレステロール血症が心血管イベントに関連するのは周知の事実であるが、HDLコレステロール値を特異的に上昇させる試みは今までのところ困難であった。HDLコレステロール値を上昇させる薬剤として、コレステロールエステル転送蛋白(CETP)阻害薬が注目されているが[1]、2007年に CETP阻害薬(torcetrapib[開発中止])投与により心血管イベントがむしろ増加したというセンセーショナルな結果となった[2]。
一方で、 開発中の新しいCETP阻害薬anacetrapibの第III相臨床試験における安全性が昨年(2010年)報告されている[3]。
本研究では、HDLコレステロール値とは独立して、cholesterol efflux capacityがIMTや冠動脈疾患に関連することが示された。
また、HDLコレステロール値はIMTとは直接の相関はみられなかった
マクロファージからのコレステロールを排出させる能力は、生理学的にLDLやHDLコレステロールレベルよりも直接的に抗動脈硬化に働くことが予想できる。
低HDLコレ ステロール血症に対しては、単純にHDLコレステロールを増やすだけではなく、マクロファージからのコレステロールを排出させる能力を高めることが重要である可能性があり、今後の低HDLコレステロール血症への介入研究、とくにCETP阻害薬の薬理作用にとっては、本研究の結果は重要であろう。
スタチンの心血管イベント抑制における貢献は誰しも認めるところであるが、本研究ではスタチンは(症例数は少ないものの)cholesterol efflux capacityを改善はさせなかった。
コレステロール代謝系での新しい概念によって、さらなる心血管イベントの抑制につながるのではないかと期待を抱か せる論文である。 
 
文献

1)Brousseau ME, et al. N Engl J Med 2004; 350: 1505-1515.

2)Barter PJ, et al. N Engl J Med 2007; 357: 2109-2122.

3)Cannon CP, et al. N Engl J Med 2010; 363: 2406-2415.

<私的コメント>
cholesterol efflux capacity(マクロファージからコレステロールを排出する能力)はどのようにして評価するのでしょうか。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1001689#t=articleMethods
には以下のような説明がありました。
しかし、難しくて私にはよくわかりません。

Assessment of Cholesterol Efflux Capacity
Cholesterol efflux capacity was quantified in blood samples from the cohort of healthy volunteers as described previously.This assay quantifies total efflux mediated by pathways of known relevance in cholesterol efflux from macrophages (i.e., ATP-binding cassette transporter A1 [ABCA1] and G1 [ABCG1], scavenger receptor B1, and aqueous diffusion).
Each sample was run in triplicate, with a mean coefficient of variation of 4.3%. Values were normalized by dividing the efflux capacity of individual patients by the efflux capacity of a serum pool run with each assay.
Cholesterol efflux capacity in the coronary disease and pharmacologic-study cohorts was quantified with the use of a slightly modified method designed to increase throughput. J774 cells, derived from a murine macrophage cell line, were plated and radiolabeled with 2 μCi of 3H-cholesterol per milliliter. ABCA1 was up-regulated by means of a 6-hour incubation with 0.3 mM 8-(4-chlorophenylthio)-cyclic AMP. Subsequently, efflux mediums containing 2.8% apolipoprotein B–depleted serum were added for 4 hours. All steps were performed in the presence of the acyl–coenzyme A:cholesterol acyltransferase inhibitor CP113,818 (2 μg per milliliter). In a pilot study involving serum samples from 20 healthy volunteers, results from the original assay procedure and the modified method were strongly correlated (r=0.85).
Liquid scintillation counting was used to quantify the efflux of radioactive cholesterol from the cells. The quantity of radioactive cholesterol incorporated into cellular lipids was calculated by means of isopropanol extraction of control wells not exposed to patient serum. Percent efflux was calculated by the following formula: [(microcuries of 3H-cholesterol in mediums containing 2.8% apolipoprotein B–depleted serum−microcuries of 3H-cholesterol in serum-free mediums)÷microcuries of 3H-cholesterol in cells extracted before the efflux step]×100. All assays were performed in duplicate. To correct for interassay variation across plates, a pooled serum control from five healthy volunteers was included on each plate, and values for serum samples from patients were normalized to this pooled value in subsequent analyses. Additional studies that were performed to validate the measurement of cholesterol efflux capacity are described in the Supplementary Appendix.


Cholesterol Efflux Capacity and Atherosclerosis
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1001689#t=letters
(To the Editorを読むことが出来ます)

いずれにしろ、興味深い論文と思いました。

HDLに関して測定値の高低だけで論じることが、これからは虚しくなりそうです。
 

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心血管疾患リスク低い集団へのコレステロール管理は慎重に
コレステロール値と死亡率の関係については,これまでの疫学調査から低コレステロールで死亡率が上昇することと,肝疾患を除くと高コレステロールの場合にも死亡率が上昇することが示されてきた。
しかし,先ごろ発表された国内のコホート調査では,従来通りに低コレステロールの死亡リスクが認められる一方で,肝疾患を除いた場合でも高コレステロールと死亡リスクの関係は示されなかった(J epidemiol 2011; 21: 67-74)。
調査の対象である心血管疾患リスクが低い住民や患者のコレステロール管理目標をどのように設定すべきか,報告した武蔵国分寺公園クリニック(東京都)の名郷直樹院長に聞いた。

昨年,日本脂質栄養学会が「40歳以上の一般集団ではコレステロール低下医療は勧められない」など10項目を掲げて独自のガイドラインを発表した。
発表は一般メディアも巻き込み話題となったが,日本動脈硬化学会やエビデンスに詳しい専門家は根拠とするデータが稚拙であるとして,医学界での前向きな議論には至らなかった。
名郷院長らは,自らが所属する臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)でこの問題を取り上げ,討議を行ったが,やはりエビデ ンスに対する理解の点で共通基盤が得られず,議論は深まらなかったという。
 
一方で,同院長はコレステロール低下療法の効果ばかりが注目され,心血管疾患リスクの低い場合の治療リスクが軽視されていると感じていた。
その前提として,「コレステロール値が高いほど心筋梗塞発症率は増加し,コレステロール値が下がるほど低下する。この点は観察研究も介入研究も一致している」と認識しながらも,全死亡やがんの発症リスクについては,疫学データから一貫して低コレステロールと死亡リスク増大の関係が指摘されており,介入研究でもスタチン 以外の薬剤ではコレステロール低下療法による死亡リスクの上昇も報告されている点を挙げる。
 
治療の是非はリスクと効果を天びんにかけて慎重に判断すべきというのが同院長の考えであった。
 
低リスク患者では治療の是非を慎重に検討
今回のコホート調査実施地域は,自治医科大学卒の医師が赴任する全国12地域で,平均観察期間は11.9年となっている。
原則として問診で心筋梗塞や脳 梗塞発症者は除外されるが,既往者でも後遺症がなく通常の生活を送っている住民は含まれた。
40~69歳の健診受診者1万2,490人が登録され,最後ま で追跡された1万2,241人が解析された。
そのうち1,058人が追跡期間中に死亡した。
 
登録時の総コレステロール(TC)値を160mg/dLから40mg/dL刻みで4群に分け,その後の死亡リスクを検証したところ,160~200mg /dL群を基準として,男女とも160mg/dL未満群では有意なリスク上昇が認められたが,200~240mg/dL群や240mg/dL以上群では有 意な上昇は認められなかった。
この傾向は,追跡後5年以内の死亡者およびがんや脳卒中,心筋梗塞発症者,肝疾患による死亡者を除いても同様だった。
 
ガイドラインの基になっているNIPPON DATAでは,TC 260mg/dL以上で有意なリスク上昇が示されたが,今回のデータでは,男性では数が少なく分析が行えず,女性では傾向は示されたものの有意なリスク上 昇は認められなかった。
なお,名郷院長は今回の検討の弱点として,コレステロール低下療法を実施している患者も含まれているため,高コレステロール値と死亡リスクの関係が薄まっている点を挙げている。
 
TC低値と死亡リスクの関係については,男性ではがん死が有意に増加し,脳出血も多くなっており,女性では脳出血と心不全による死亡が有意に多くなっていた。
今回,女性で関係が示された心不全による死亡リスク増大について「低栄養や潜在的な甲状腺機能亢進症などで低コレステロールと心不全の関連が説明できるかもしれない」と同院長は話した。
 
日本動脈硬化学会のガイドラインでは,LDLコレステロール(LDL-C)以外の危険因子がない場合の管理目標値はLDL-C 160mg/dL未満と明記されているが,脂質異常症の診断基準として挙げられているLDL-C 140mg/dLがより広く知られている。
同院長は「心血管疾患リスクが低い場合は特に,コレステロール値を低下させることによるリスクを考慮する必要が あるのではないか」と指摘している。
 
出典 MT Pro  2011.7.28
版権 メディカル・トリビューン社

 
 
<関連サイト>
低コレステロールと高死亡率その1(1/2)

低コレステロールと高死亡率その2(2/2)

 
<番外編>
昨日のこと。
ワイヤレス心電計を納入した医療機器業者が挨拶がてら「血管内皮反応測定・記録装置」のパンフレットを持って来ました。
コピーのため、少々読みづらかったのですが、紹介させていただきます。
 
機器はエンドパット2000 。
イスラエル itamar medical 社製です。
 
主なパンフの宣伝内容は
■メイヨークリニック、ハーバード大学などの研究施設が立証
■FDAが唯一の「非侵襲性血管内皮機能検査装置」として承認
■カナダ、 ヨーロッパ各国、オーストラリアなどが相次ぎ承認
■厚労省(日本) が承認

■臨床測定指標
Reactive Hyperexemia Index(RHI、血管内皮機能の評価)
Augmentation Index(AI、血管壁硬化度の評価)

 
 

 
 
 一部拡大
 
 
 
 
一部拡大

米国
インディアナ大学
エモリー大学
ピッツバーグ大学
JACKSON HEART STUDY

右上のロゴは解読不能
 
欧州
PREVENT
KORA

その他2つのロゴは解読不能
 
開業医としては保険適応の有無を知りたいところです。
もちろん、買う予定(お金)は今のところありませんが。

 
 
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早期再分極発現で突然死リスクは倍近くに
心電図のQRS波とST部分の移行部に見られる早期再分極(ERP)の所見は,近年,特発性心室細動と関連することが明らかになり,新たな注目を集めている。
放射線影響研究所長崎臨床研究部の春田大輔氏らは,長崎県内で50年以上追跡されている大規模コホートから,5,976人の心電図データを経時的に分析。
一般人口における早期再分極発現率は23.9%と極めて高く,将来の突然死リスクを1.83倍に高める因子となることを,Circulation(2011; 123: 2931-2937)に報告した。
 
4人に1人発現する一般的な所見
QRS波終了直後に認められる振れ幅の低い結節状の波は「後棘」,「J波」と呼ばれ,低体温時などに見られる異常波形であるが(図1),臨床的には意味がないと考えられてきた。
ところが,それが実は不整脈惹起性の波で,早期再分極の履歴が特発性心室細動に関連する重要な所見であることが2008年,Haissaguerreら(NEJM 2008; 358: 2016-2023)によって指摘され,注目が集まった。
ただし,短期間の心電図記録を用いたケースコントロール研究であり,一般人口における継続的な心電図記録から算出した早期再分極の発現率や長期予後は分かっていなかった。
 
図表
 
そこで春田氏らは,同研究所が原爆被ばく者を対象に1958年7月から行っているコホート研究に着目。同研究で2年に一度実施する健診に1回以上参加し た計5,976人の記録から2004年12月分までの心電図を用い,早期再分極発現の有無と死亡との関連を検討した。
心電図記録は1人当たり平均12.2 枚あり,平均追跡期間は23.6年だった。
死因は死亡診断書から推定。
エンドポイントを突然死(発症から1時間以内の院外死亡および事故死),心血管死 (心不全および虚血性心疾患)および全死亡とし,そのリスクを評価した。
 
その結果,早期再分極の所見が50年の観察期間内で1回以上確認されたのは1,429例(うち男性815例)で,初発年齢は平均47.2±15.4歳 だった。
ここから追跡期間中の早期再分極陽性率が23.9%で,発現率は10万人年当たり715人であることが分かった。
早期再分極の発現頻度が最も高いのは20歳未満の年代で,加齢に従って減少した。
発現率の男女比は,20歳未満で同等だったが,加齢に伴い男性の頻度が増加,全体では男性は女性の2倍と なった。
なお,早期再分極の発現に被ばくの影響は認められなかった。
 
発現部位と形状もリスク上昇に関連
追跡期間中の死亡が確認されたのは計2,904例,そのうち早期再分極の履歴が1回以上あったのは628例だった(ブルガダ症候群の4例含む)。
早期再分極症例群で突然死は27例,心血管死は100例で確認された。
そこで早期再分極の発現と死亡リスクの関連を解析したところ,早期再分極は突然死リスクを有意に上昇させる因子となっていたが〔ハザード比(HR)1.83,P=0.02〕,心血管死(HR 0.75)や全死亡(同0.85)についてはむしろリスクを下げる因子となっていた。
 
突然死リスクが増えるのに心血管死や全死亡リスクが減少するという結果は,一見矛盾しているようであり,欧米の過去の検討とも一致しない。
この点につい て,春田氏は「欧米の検討では心血管死に突然死を含めるなどエンドポイントの内容がわれわれとは異なっているようだ」と説明。
早期再分極が心血管死や全死亡リスクを低下させる理由については未解明ながらも,「テストステロンの持つ心血管保護作用が関係しているのではないか」と推察する(図2)。
 
図表
 
また,観察されたJ波の部位や形状と死亡リスクについては,J波が下壁誘導と側壁誘導の両方に広範囲に発現していると突然死リスクが2.50倍 (P<0.01)に,形状はnotch(ぎざぎざ)とslur(スラー)の両方が見られると同2.05倍(P=0.03)になることが明らかになった。
 

Comment
放射線影響研究所 長崎臨床研究部   春田 大輔
「一生涯における早期再分極の発現率は4人に1人」というと高い数字のようだが,過去の間欠的な観察研究でも10%前後と報告されており,早期再分極が間欠的に出現するという性質を考慮すると今回のような追跡研究でそれより高い数字になるのは妥当だろう。
日常診療でごく一般的に見られる所見であり,多くは 問題ないものであるが,今回,notchとslurの両方が発現している場合,および下壁誘導と側壁誘導の両方に発現している場合には,将来の突然死リス クが高くなることが分かった。
臨床でのリスク層別化には,これに加えて突然死の家族歴や失神の履歴の有無が参考になるだろう。
今後,早期再分極発現群の突 然死を予見するような所見をさらに検討していきたい。
 
出典 MT Pro  2011.7.28
版権 メディカル・トリビューン社

 

関連サイト>
早期再分極
http://www.udatsu.vs1.jp/ERP.htm
 ■心電図J波は, 冬山登山の際の遭難事故時の低体温や脳手術の際の低体温時などのような特殊の場合に見られる異常な心電図波形であると考えられてきた。
しかし、この波が正常例の3-5%に認められ、原因不明の心臓性急死の基礎病態として最も頻度が高い特発性心室細動の基質となっている場合があることが知られるようになった。
■古くからQRS波終了直後に振幅が低い結節を認める場合があり、後棘と名付けられ、臨床的には意義がない所見であるとされてきた。
Aizawaらは、 1993年,なんら基礎疾患を認めない特発性心室細動(idiopathic ventricular fibrillation, IVF) 8例について検討し、内4例では以前の心電図には認められなかったQRS波終末部に振幅の低い結節様の波を認め、心室性期外収縮の代償休止期後のように長いRR間隔の後の心収縮時にはこの波の振幅が増大すると共に、心室細動が出現する所見を認めた。
■この心室早期再分極波は、J波とも呼ばれ、心室再分極期の波であるが、低体温以外にも、肥大型心筋症、スポーツ心、高K血症、QT短縮症候群、その他のいろんな病態で認められる場合があることが知られ、広く関心を集めている。
私的コメント;早期再分極波について詳述されています)
 
危ない早期再分極

 

 

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J-ROCKET AF

戯れ言たれる侏儒 / 2011.07.28 00:25 / 推薦数 : 2
バイエル薬品は選択的Xa因子阻害薬リバロキサバンについて、心房細動患者における脳卒中発症抑制の適応で厚生労働省へ承認申請を行っています。

きょうは、
リバロキサバンの第3相試験「J-ROCKET-AF」について勉強しました。

海外では、同剤の臨床第3相試験として「ROCKET AF」が実施されており、すでに米国心臓協会2010年次学術集会(AHA)で、有効性・安全性両面における非劣性が示されている、とのことです。

リバロキサバン、日本人でもワルファリンに対する非劣性を証明
国内第3相試験「J-ROCKET AF」が発表
心房細動(AF)患者の脳卒中予防における安全性について、選択的Xa因子阻害薬であるリバロキサバンを用いた抗凝固療法がワルファリンに対して非劣性であることが、日本人を対象に行われた臨床試験の結果で明らかになった。
第23回国際血栓止血学会(ISTH2011、7月23〜28日、開催地:京都)のLate Breaking Clinical Trialsで、大阪府立成人病センター総長の堀正二氏は、日本で行われたリバロキサバンの第3相試験「J-ROCKET-AF」の結果を発表した。

同試験は、リバロキサバンのAF患者に対する脳卒中予防効果と安全性を、従来薬のワルファリンと比較した二重盲検ランダム化比較試験私的コメント;他の記事では
二重盲検下ダブルダミー法と表現)で、リバロキサバンの 国内第3相試験と位置付けられている。
海外での投与量は通常20mg1日1回だが、国内ではそれを15mg1日1回(クレアチニンクリアランスが30〜 50mL/分の患者は10mg1日1回)に用量調節した上で実施されており、既に発表されている海外での大規模臨床試験「ROCKET-AF」と同様に、ワルファリンに対する非劣性が証明できるかが焦点となっていた。

被験者は脳卒中、一過性脳虚血発作(TIA)、非中枢神経系塞栓症のいずれかの既往がある、もしくは慢性心不全、高血圧、75歳以上、糖尿病の4つのうち2〜3つを有する非弁膜性心房細動患者1280人を対象にした。

リバロキサバン投与群とワルファリン投与群にランダムに割り付け、安全性と予防効果を比較した。
患者の平均年齢はリバロキサバン群が71.0歳、ワルファリン群 が71.2歳。
また、平均CHADS2スコアは、リバロキサバン群が3.27、ワルファリン群が3.22だった。


主要安全性評価項目は 「重大な出血」と「重大ではないが臨床的に問題となる出血」の複合で、その発現率はリバロキサバン群が18.04件/100人・年、ワルファリン群は 16.42件/100人・年で、有意差は認められなかった(ハザード比[HR]:1.11、95%信頼区間[95%CI]:0.87-1.42)。
非劣性 検定ではP<0.001で、ワルファリンに対する非劣性が証明された。

 

個別に見ると、重大な出血はリバロキサバン群で3.00件 /100人・年、ワルファリン群は3.59件/100人・年で有意差は認められなかった(HR:0.85、95%CI:0.50-1.43)。
重大ではないが臨床的に問題となる出血も、リバロキサバン群で15.42件/100人・年、ワルファリン群で12.99件/100人・年(HR:1.20、 95%CI:0.92-1.56)で有意差はなかった。

 

一方、主要評価項目である脳卒中と非中枢神経系塞栓症の複合出現率は、リバロキ サバン群1.26件/100人・年、ワルファリン群2.61件/100人・年(HR:0.49、95%CI:0.24-1.00)となり、リスク減少率が 50%を上回ったが、有意差は認められなかった(P=0.050)。

 

堀氏は、「本試験は有効性の検証に関して十分な検出力を有する試験ではないにもかかわらず、リバロキサバン群では脳卒中と非中枢神経系塞栓症の出現率が減少する傾向が見られた」として、海外で行われた「ROCKET-AF」の結果と一貫性があるとの考えを示した。

 

J-ROCKET AF
Japanese Rivaroxaban Once daily oral direct Factor Xa inhibition Compared with vitamin K antagonism for prevention of stroke and Embolism Trial in Atrial Fibrillation

 

<関連サイト>
【ISTHリポート】J-ROCKET AF 日本人対象にリバロキサバンのワルファリンへの非劣性示す
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/41167/Default.aspx

■堀氏はこれらの結果から、「主要評価項目である安全性の治療成績における、リバロキサバンのワルファリンへの非劣性が示された」と述べ、致死性の出血や頭蓋内出血の頻度がリバロキサバン群で少ないことを強調した。
■そのほか、有効性を評価するのに十分な統計学的パワーがないものの、「リバロキサバン群は、ワルファリン群に比べ、脳卒中の発症を抑制する傾向がみられた」とした。
■その上で、「J-ROCKET AFは、1万4264例を対象に海外で実施されたROCKET AFと一貫性を示している」と結論付けた。

 
<私的コメント>
プラザキサ(一般名ダビガトラン) の添付文書に効能効果として
「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」
と書かれています。
すなわち、弁膜症性心房細動には適応がないのです。
 ROCKET AFもJ-ROCKET AFも、非弁膜性心房細動患者が対象となっています。
したがって、市販された場合にはプラザキサと同様な適応となる可能性があります。
弁膜症を扱って見える心臓外科医の方々は、プラザキサをどのように処方されているのでしょうか。
保険病名として弁膜症が出る限り、基金でカットされる理屈です。

 

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j−Cypher Registry

戯れ言たれる侏儒 / 2011.07.27 00:27 / 推薦数 : 1
j−Cypherについては循環器専門の先生にとってはミミタコの話と思います。
当ブログでも何回もとりあげています。
<j−Cypher関連サイト 当ブログ関連>
http://blog.m3.com/search?blog_id=693&q=j-Cypher+%09
 
さて、先生方のお手元にもう届いているかも知れませんが、昨日、日本内科学会雑誌2011.7が届きました。
その中の「専門医部会」の「シリーズ:日本発臨床研究の紹介と反省点を語る」 で「j−Cypher Registry」というタイトルで京大・木村剛教授が興味深い論文を投稿されていました。
 
とりあえず、「j−Cypher」の復習です。

j−Cypher
http://www.ebm-library.jp/att/detail/61607.html
■ 結論
sirolimus溶出性ステント(SES)植え込み施行患者において,aspirinおよびチエノピリジン系薬剤の両剤の中止はステント血栓症 リスク上昇と相関がみられたが,チエノピリジン系薬剤のみ中止では相関は認められなかった。ランドマーク解析によると,チエノピリジン系薬剤のSES植え 込み後6ヵ月以上の使用には明らかな臨床ベネフィットは示されなかった。
■コメント
日本人に対するシロリムス溶出性ステント使用例の予後を観察した前向き研究で,価値が高い。総死亡に対する心血管死亡率の割合が低い,抗血小板薬併用療法非使用下でもステント血栓症のリスクが高くなかったなど,日本人の特徴を示した臨床研究となった。
■目的
SES植え込み施行患者において,抗血小板薬併用療法の至適期間を検討。
 
■デザイン
前向き観察研究。
■セッティング
多施設(37施設),日本。
■期間
追跡期間は2年。
■対象患者
10778例。2004年8月-2006年11月,試験参加施設においてSES植込み施行を受けた患者。
【除外基準】−
【患者背景】平均 年齢は68.3±10.2歳,80歳以上13%。男性75%。高血圧75%。糖尿病41%。急性冠症候群21%(ST上昇型心筋梗塞[MI]6.8%,非 ST上昇型MI 2.0%,不安定狭心症13%)。MI既往28%。PCI歴48%。CABG歴7.3%。多枝病変50%。治療病変数1.22±0.47。病変部 位;LAD 42%,LCx 21%,RCA 33%,LMCA 3.4%,伏在静脈グラフト0.7%。
■治療法
推奨レジメンはaspirin≧81mg/日を無期限投与,およびチエノピリジン系薬剤(ticlopidine 200mgまたはclopidogrel 75mg)を最低3ヵ月投与。投与期間は担当医の裁量とした。
■完了率
1年の追跡完了率は96%。
■結果
●評価項目
入院中の薬剤投与率はaspirin 98.9%,チエノピリジン系薬剤99.5%(ticlopidine 96.9%,clopidogrel 2.6%)であった。チエノピリジン系薬剤の使用は,30日後97%,1年後62%,2年後50%。
2年後の臨床転帰は,死亡7.2%,心臓死3.7%,突然死1.4%,MI 1.5%,ステント血栓症関連MI 0.7%であった。
ステント血栓症(definite)発症は,30日後0.34%(95%CI 0.23%-0.45%),1年後0.54%(95%CI 0.4%-0.68%),2年後0.77%(95%CI 0.58%-0.96%)であった。
ステント血栓症発症時に抗血小板薬併用療法を継続していたのは,30日以内の発症では86%,31-365日の発症では57%,366-730日では36%であった。
aspirinおよびチエノピリジン系薬剤の両剤を中止した患者では,併用を継続した患者に比し,ステント血栓症発症率が31-180日では1.76% vs 0.1%(p<0.001),181-365日では0.72% vs 0.07%(p=0.02),366-548日では2.1% vs 0.14%(p=0.004)と高かった。
aspirinの中止を考慮すると,試験期間のいずれの時点においても,チエノピリジン系薬剤のみの中止とステント血栓症発症リスクとの相関はみられなかった。
ランドマーク解析によるチエノピリジン系薬剤継続の有無別の検討では,2年後の死亡またはMIの発生率(補正後)は継続中4.1% vs 中止4.1%(p=0.99)と,有意差は認められなかった。死亡は3.4% vs 3.4%(p=0.9),MIは0.6% vs 0.8%(p=0.42)(いずれも補正後)。
●有害事象
表記なし。
 
文献: Kimura T, et al.; j-Cypher Registry Investigators. Antiplatelet therapy and stent thrombosis after sirolimus-eluting stent implantation. Circulation 2009; 119: 987-95. 
Antiplatelet therapy and stent thrombosis after sirolimus-eluting stent implantation.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19204304?dopt=AbstractPlus
 
関連トライアル
BASKET-LATE
DECLARE-DIABETES
EVENT
MULTISTRATEGY
TRITON-TIMI 38 PCI
 

 

2011.7.28追加
 
以下は、上述の木村教授の論文からの抜粋です。

■ステント血栓症のような発生頻度の低いイベント評価に充分な検出力を有する症例数が必要である。
■また、糖尿病やLMTなど重要なサブグループの評価にも充分な検出力を有する症例数が必要である。
■他の研究で評価されていない重要な調査項目を設定してデータ収集を行った。
(抗血小板療法投与状況、分岐部ステントの手技的データ、追跡中のステント再狭窄に対する治療法など)
■DESの長期安全性についての議論が鎮静化する中で、3年、4年といった長期追跡データの入力に関して、施設のエネルギーが低下し、充分な追跡率を確保することができなかった。
また、日本ではDeath indexを用いて生存情報だけでも確実に掴むことができれば、追跡調査はずいぶん促進されるものと考えられる。
■LSTと関連する冠動脈造影所見として、ステント周囲への造影剤の染み出し(Peri-Stent Contrast Staining[PSS])所見が注目されている。現在、j−Cypher PSSサブスタディも進行中である。
■ さらに今後は、より優れたDESの臨床成績の検証にRCTが必須であり、エベロリムス溶出性ステント(EES)とSESを3200例規模で比較する RESET試験が進行中であり、バイオリムス溶出性ステント(BES)とEESを3200例規模で比較するNEXT試験が企画されている。
出典
日本内科学会誌 第100巻 第7号 2011.7    2015-2019
版権
日本内科学会

 

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異所性脂質蓄積という概念
日本人ではBMIが30以上の肥満者の割合が欧米に比べて低いにもかかわらず,糖尿病の有病率は欧米とほぼ同程度であることが報告されている。
近年では予防医学的な概念からメタボリックシンドロームが登場し,特に日本人では,軽度肥満の段階から内臓脂肪の軽減を目指した生活習慣の是正と医学的介入が必要とされている。
 
そこで最近,益崎教授らが注目しているのが「異所性脂質蓄積図2)」という概念だ。
人間には,有事に備えてエネルギーを体内に保存する機能が備わっているが,日本を含むアジア地域の肥満者では,欧米人に比べて皮下脂肪組織の蓄積能力が弱い
そのため,軽度肥満の状態から,内臓脂肪組織や肝臓,骨格筋,膵臓,血管など,本来は脂肪が蓄積しない部分にたまりやすくなり,これが全身・臓器レベルでの血管病リスクを高めるという概念だ。
こうした異所性脂質の蓄積が起こる場合,通常体重に比べて,耐糖能異常や高血圧,脂質異常症などの発症リスクが2倍に増加する。

 
図表
こうした余分な脂肪が蓄積する理由には,インスリン分泌過多が挙げられる。
沖縄県で増加が問題視されている肥満2型糖尿病に見られるように,インスリン分泌が過剰にもかかわらず,血糖値が下がらないインスリン抵抗性が惹起され,高インスリン状態が続くと異所性の脂質蓄積が進行するという機序が考えられるという。
 
遺伝子操作により脂肪組織への中性脂肪備蓄能力を軽減した遺伝性の肥満db/dbマウスを軽度肥満とし,超肥満のdb/dbマウスと野生型マウスの代謝解析を比較したところ,軽度肥満マウスでは,超肥満マウスよりも脂肪肝が悪化しており,血糖値も著しく上昇していることが示されている(図3)。
こうした軽度肥満マウスでは,皮下脂肪組織に備蓄できない余剰脂質(エネルギー)が脂肪筋や脂肪肝,脂肪血管となって異所性に蓄積し,局所組織での機能障害や炎症,インスリン抵抗性を惹起すると考えられる。
同教授は「これは日本人で起こりやすい現象であり,内臓脂肪型肥満は異所性脂質蓄積を伴っていることが多い」と指摘する。
この改善には,食事や運動療法など生活習慣の是正により,骨格筋細胞内の脂質は大きく減少し,インスリン抵抗性が改善することに加えて,高インスリン状態を引き起こさない薬剤による治療も必要とされる。

 
図表

 

待たれるインクレチン関連薬のエビデンス
最近では,わが国でもジペプチジルペプチダーゼ(DPP)-4阻害薬やグルカゴン様ペプチド(GLP)-1受容体作動薬といったインクレチン関連薬が臨床導入され,糖尿病治療にも変化がもたらされている。
益崎教授によると,先に述べた肥満2型糖尿病が増えている昨今では,必要なときに効果的なインスリンの分泌を促すコンセプトの薬剤が求められており,血糖依存的な作用を示すこれらの新規の薬剤は,食後高血糖の急峻な上昇を抑制し,血糖変動のきめ細かな正常化を目指すのに適した選択肢であるという。
 
一方,これらの薬剤には使用上,注意すべき点もある。
スルホニル尿素(SU)薬との併用時の低血糖リスクの軽減に配慮する必要があること,また,インスリン依存状態にある患者に対しては,インスリンからの切り替えによる高血糖や糖尿病性ケトアシドーシスのリスクに注意する必要がある。
そのため,「個々の患者の状態に適した薬剤選択をしっかり考える必要がある」と同教授。
 
野出教授も,既存の薬剤とは異なる新しい機序を持ち,体重を増加させず,何より低血糖の頻度が少ないことからも,これらの薬剤への期待は大きいという。
また,GLP-1受容体は中枢神経系や胃,心臓,肺などに発現しており,血糖低下作用以外の臓器保護作用を持つ可能性も示唆されている。
しかし,同教授は 「こうした新規の薬剤は今後,有効性と安全性のエビデンスを確立していくべき段階にある」と指摘する。
そこで同教授らは,DPP-4阻害薬のシダグリプチンに着目し,同薬の血管障害に対する効果を検討するPROLOGUE研究を開始。
現在,患者を登録中だ(図4)。
同研究では,シダグリプチン投与群と非投与群で,頸動脈エコーを用いて頸動脈内膜中膜複合体厚(IMT)を測定し,動脈硬化進展抑制効果を比較するとともに,心血管機能や血液バイ オマーカーに及ぼす影響も検討する予定であるという。
同研究をはじめインクレチン関連薬の,特に日本人におけるエビデンスの蓄積が待たれる。
 
出典 Medical Tribune 2011.7.21
版権 メディカル・トリビューン社 

 
<関連サイト>
糖尿病と冠動脈

糖尿病 ~ 血管障害

 

<きょうの一曲>  フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番
First movement
http://www.youtube.com/watch?v=U_AJUmd80J4&feature=related

Second movement
http://www.youtube.com/user/noiresprit2004#p/a/u/1/LdS0greKacU

Third movement
http://www.youtube.com/user/noiresprit2004#p/a/u/1/LdS0greKacU
 
Fourth movement 
 
 
 
2011.7.18撮影 茅野・長野から眺望した八ヶ岳
 
 
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佐賀大学循環器内科学の野出孝一教授と琉球大学大学院内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科)の益崎裕章教授が, それぞれ循環器・糖尿病専門医の立場から,大血管疾患予防のための糖尿病治療戦略などの最新知見を話された記事で勉強しました。
 
大血管疾患予防を目指した糖尿病治療を考える
ここ10年間で患者総数が倍以上と猛烈なスピードで増え続けている2型糖尿病。
国際的に見られるこの増加傾向はわが国でも著しく,2007年の国民健 康・栄養調査によると,「糖尿病が強く疑われる人」は約890万人,可能性を否定できない人の約1,320万人を合わせると全国で2,200万人を超える人が糖尿病あるいはその予備群と考えられる。
最近では,糖尿病患者では健康人に比べて死亡リスクが高く,心血管疾患の頻度も3~4倍に上るとする報告もあ り,心血管疾患の重大な危険因子と位置付けられるようになってきた。
また,ここ数年でわが国でもインクレチン関連薬が臨床に登場するなど,その治療現場にも変化が生じている。
 
大きく変化するわが国の疾病構造
長らく長寿を誇ってきた沖縄県だが,近年では肥満や冠動脈疾患,糖尿病患者の増加が著しく,日本屈指の肥満県,糖尿病県と呼ばれるまでになっている。
2004年の調査から,同県では,男性の約半数がBMI 25以上との実態も浮かび上がっており,BMI 25~30未満の軽度肥満でも糖尿病の発症リスクは7倍に跳ね上がることから(図1),
由々しき事態に陥っているという。
その特徴は,夜型の生活リズム,一家に3台ともいわれる自動車の普及,身体運動量の低下,高脂肪食の過剰摂取,肉食への高い嗜好性と野菜摂取不足,小児・学童肥満の急増,わずかな気温日較差など多種多様だ。
 
図表
中でも2型糖尿病の増加は,わが国では社会問題にまで発展している。
冠動脈疾患や脳卒中などの循環器疾患患者では,境界型を含めた糖尿病予備群または糖尿病患者が6~7割を占めると報告されており,糖尿病の診断・治療における循環器医の役割も増大している。
益崎教授の経験でも,糖尿病をテーマに講演会や研究会を開催すると,10年前に比べて,循環器科や神経内科,脳外科の医師の出席が多く見られるようになっており,「糖尿病を持つ患者に遭遇する機会が増えてきたことを如実に表している」と言う。
 また,循環器医の立場からも「循環器疾患患者の心血管イベント抑制を目指す上で,残された課題が糖尿病といえるのではないか」と野出教授は指摘する。
<私的コメント>
「残された課題」 については最近とりあげました。
残された血管リスク 講演会メモ その1(1/2)
残された血管リスク 講演会メモ その2(2/2)
 
 
循環器医の治療目標は,第一に総死亡の減少,そして循環器疾患の再発・初発予防が続き,最近では患者のQOL向上も大きな潮流とされる。
これらを目指すには,高血圧や脂質異常症,そして糖尿病の包括的な管理が必須となるが,特に糖尿病は病態解明も治療薬の開発もまだまだ途上であるにもかかわらず,急激な患 者数の増加が見られることが,重要な治療ターゲットとされるゆえんであるという。
近年では,耐糖能異常が見られる前糖尿病の段階で,既に心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇しており,糖尿病の進行とともにこれらのリスクがさらに上昇する “Cardio-Diabetes”という概念が広まりつつある。
益崎教授は「それがここ10年間で臨床風景が大幅に変わった現象。明らかにわが国の疾病 構造が大きく変化してきていることを実感している」と印象を話す。
 
大血管疾患の予防には血糖変動パターンの評価を
糖尿病を治療・管理する上で,最も注意を払うべきは合併症の併発だ。
糖尿病では,網膜症や神経障害,腎症といった細小血管障害だけでなく,冠動脈疾患や脳血管障害といった大血管障害の抑制が,その治療の最大目標となる。
では,大血管疾患の予防を目指した糖尿病治療とはどのようなものなのか。
EBMの側面から見ると,まずは1998年のUKPDS試験が挙げられる。
同試験から,積極的な血糖管理は細小血管合併症を予防することが示された一方で,大血管障害の抑制効果については明らかにされなかった。
一方,2008年に報 告されたACCORD試験とADVANCE試験からは厳格な血糖管理の意義に矛盾する結果が得られ,大きく注目を集めたことは記憶に新しい。
 
日常診療に浸透しつつあるEBMだが,益崎教授は「大血管疾患の予防は,血糖だけで語れるほど単純なものではない」と強調する。
近年では,食後高血糖が 大血管イベントのリスクとなることや,過度な血糖降下により引き起こされた低血糖が死亡につながることが示されており,大血管障害の発症は,空腹時血糖値 や平均HbA1c値だけでは説明できないことが明らかにされてきた。
 
そのリスクの1つが,最近注目されている「血糖変動」だ。
空腹時血糖値や食間血糖値が正常でも,食後30分の急峻な血糖値の上昇や低下を示すパターン に,心血管リスクが高い患者が隠されており,こうした血糖変動をいかに正常化させるのかが重要となる。
「食後高血糖が見過ごされた高リスク集団が,今後, ますますクローズアップされていくと考えられる」とする同教授は,沖縄県でいち早く持続血糖モニター(CGM)を導入。
24時間の血糖変動を記録することで,個々の患者の病態に合わせた治療を実践しているという。
 
また,野出教授は,血糖変動の幅が大きい患者ほど不安定プラークが形成されやすく,急性冠症候群(ACS)が発症しやすいとするデータに着目。
ACS患 者約30例を対象に,低血糖を起こさずに血糖変動幅を抑えることが心血管イベント発生に影響を及ぼすのかどうか検討する予定だ。
この際,CGMに並行して ホルター心電図を記録することで心拍変動の解析も実施し,交感神経活性と血糖変動の関連性も解析する予定であるという。
 
全身的な血管評価と管理が重要
では,循環器医が糖尿病の診療を担う上での課題とは何か。
野出教授は「これまで同科の診療では,大血管イベントの予防に目が向けられがちだったが,今後 は網膜症や腎症,神経障害などの細小血管障害を含めて,頭から足指の先まで全身的な血管を評価し,スクリーニングする,すなわち全身の動脈硬化の進行度や 血管病態を把握することが重視される」と述べる。
「“血管糖尿病(vascular diabetes)”という表現もあるように,血管と糖尿病は密接に関連した病態だ」との考えを示す同教授は,「将来的には,高血圧や脂質異常症のよう に,糖尿病も合併した危険因子の種類や数に応じて,血糖降下目標値を設定する時代が来るのではないか」と展望する。
 
また,2型糖尿病患者の大血管障害リスクとして,最近では尿酸や睡眠時無呼吸(SAS),脂肪肝(NASH)などが重積する複合リスクを考慮することが 不可欠とされる。
益崎教授も「これまでの臓器別,領域別に細分化されていた時代から,全身の臓器連関を見据えた総合内科学を目指さなければ,糖尿病における大血管疾患の予防はなしえない時代に入っている」と強調する。
そこで求められるのは,看護師や栄養士,運動療法士など多種職で構成されるチーム医療の実践だ。
また,血糖変動などのリスクは一般や職場の健康診断では発見されにくいのが実状であるため,あらゆる医療スタッフに限らず,一般市民も含めた幅広い人々に正しい知識を啓発していくことも求められるという。

出典 Medical Tribune 2011.7.21
版権 メディカル・トリビューン社

 

 

 
2011.7.20撮影  鱧鍋
出所不明の松茸も入っていました。

 

 
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携帯型心エコー

戯れ言たれる侏儒 / 2011.07.24 00:45 / 推薦数 : 1
携帯型心エコーは読影経験の少ない医師には適さない
診断精度を標準心エコーと比較
超音波検査機器の小型化が進み、臨床現場で気軽に使用できる携帯型心エコーPME:pocket mobile echocardiography)デバイスが利用できるようになった。
そうした最新の機器の有用性を標準的な経胸壁心エコーTTE:transthoracic echocardiography)検査と比較した米Scripps Translational Science InstituteのMax J. Liebo氏らは、TTEから得られる情報のすべてをPME像から得ることはできず、読影経験の少ない医師の間では判断が一致しない傾向が高いことを明らかにした。
Liebo氏らは、「経験の少ない医師による日常的な使用には適さない」との考えを示している。
論文は、Ann Intern Med誌2011年7月5日号に掲載された。

最新のPMEデバイスは、携帯電話より少し大きい程度で、白衣のポケットに入れておけるものになっている。しかしその精度をTTE検査と比較した研究報告はこれまでなかった。

そこで著者らは、PMEで得られるエコー影とTTEによるエコー影の心疾患評価における精度を比較する横断的研究を行った。

用いられたPMEはGE Healthcare社の「Vscan」で、今回はより迅速に検査を行うためにドップラーモードはオフにして使用した。

10年2月22日から3月16日までにTTE検査が必要と判断された入院患者と外来患者を、ほぼ同数ずつ97人登録した。

これは、より広範な心疾患の患者を対象に評価を行うためだ。
TTE検査実施の直前に、5分以内を目標としてPMEによる検査を行った。

読影は、心エコー像 の読影経験が豊富な循環器の専門医2人と、心エコー読影に関する基礎的な訓練が2カ月に満たない循環器科の研修医2人に依頼した。

読影者には、患者のそれぞれについて心エコー検査が必要と判断された理由とTTEの結果は知らせず、PMEによるエコー像であることは告げた。

読影は以下の7 項目について行った。

駆出率(正常/低下)、壁運動の異常(あり/なし)、左室拡張末期径(正常/肥大)、心囊液貯留(臨床的に意義のあるレベル/それ以 下)、僧帽弁の状態(正常/異常)、大動脈弁の状態(正常/硬化あり/狭窄あり)、下大静脈径(正常/拡張)。
すべての項目について「可視化不十分による 読影不能」という選択肢も用意した。

PMEを用いた検査に要した時間の平均は4.7分で、5分以内に検査が終了した患者は全体の59%だった。

4人の読影者全員がPME像の読影が可能だった患者の割合は、駆出率(95%の患者について読影可能)、左室拡張末期径(同95%)などで高く、下大静脈径(75%)などでは低かった。

TTE検査の結果に基づく真陽性と真陰性の合計を指標に精度を比較した。

読影可能だった患者のうち真陽性+真陰性の割合は、大動脈弁が96%で最高、下大 静脈径が78%で最低だった。
可視化不十分で読解できなかった症例も合わせると、精度はさらに下がった。
真陽性+真陰性の割合は、駆出率が91%、大動脈 弁は79%、下大静脈径は58%で、90%を超えたのは駆出率だけだった。

偽陽性率は、専門医が項目によって1〜14%、研修医は2〜21%だった。

偽陰性率は1〜13%と2〜8%になった。

専門医と研修医、それぞれ2人の間の判断の一致率はCohenのκ係数を用いて比較した(1.0に近いほど一致率は高い)。

研修医2人の判断の一致率は一 貫して低く(κ係数は0.29から0.75)、専門医2人の間では高かった(0.59から0.95)。
研修医と専門医の一致率の差が最大になったのは下大静脈径で、κ係数は研修医が0.39、専門医は0.84だった。

熟練した読影者によるPME像の読影は、多くの患者について、駆出率そ の他については正確に評価できたが、TTEで検出可能なすべての特徴を読み取ることはできなかった。

また、熟練度によって読影精度が大きく異なることも明 らかになった。
PMEの広範な使用を推奨する前に、様々な心疾患を有する患者コホートを対象に、訓練を積んでいない臨床医がプローブを操作して読影した場合の精度を確認する大規模な試験を行う必要がある、と著者らは述べている。
       大西 淳子=医学ジャーナリスト


出典 NM online 2011.7.26
版権 日経BP社

Is Pocket Mobile Echocardiography the Next-Generation Stethoscope? A Cross-sectional Comparison of Rapidly Acquired Images With Standard Transthoracic Echocardiography
http://www.annals.org/content/155/1/33.abstract
 

 
 
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非選択的NSAID、選択的COX-2阻害薬が、心房細動/粗動リスクを増大
非選択的NSAIDの使用によって心房細動/粗動のリスクが増大することが、デンマーク・Aarhus大学病院のMorten Schmidt氏らの検討で示され、BMJ誌2011年7月9日号(オンライン版2011年7月4日号)で報告された。
NSAIDは世界で最も広範に使用されている薬剤の1つであり、新世代の選択的COX-2阻害薬は消化管毒性を改善したNSAIDとして開発された。
一方、心房細動は一般診療で最も高頻度にみられる持続性の心調律障害だが、NSAIDは腎臓への有害作用を介して心房細動のリスクを増大させる可能性が示唆されている。
NSAIDの使用や心房 細動の発生率は加齢とともに増加するため、その関連性は特に高齢者の治療で大きな関心事となっているという。
 
デンマーク北部における10年間の地域住民ベースの症例対照研究
研究グループは、非選択的NSAID(イブプロフェン、ナプロキセンなど)および選択的COX-2阻害薬(ジクロフェナク、エトドラク、セレコキシブなど)の心房細動/粗動リスクへの影響を検討するために、データベースを用いた地域住民ベースの症例対照研究を行った。
デ ンマーク北部地域(人口170万人)において、1999~2008年までに新規に心房細動/粗動の診断を受けた入院および外来患者3万2,602人と、年齢および性別をマッチさせリスク集団サンプリング(risk-set sampling)で抽出した対照群32万5,918人を比較した。
受診時のNSAID使用者を「現使用者」、以前に使用歴のある者は「使用経験者」とし、前者はさらに「新規使用者(診断日前60日以内に初処方)」と「長期 使用者(診断日前60日以前に初処方)」に分けた。
条件付きロジスティック回帰モデルで算出したオッズ比から罹患率比(incidence rate ratio)を推算した。
 
新規使用者でリスクが40~70%増大
非選択的NSAIDあるいは選択的COX-2阻害薬のいずれかの現使用者は、症例群が2,925人(9%)、対照群は2万1,871人(7%)であった。
非 使用者(対照群)との比較における非選択的NSAID現使用者の心房細動/粗動の罹患率比は1.33(95%信頼区間:1.26~1.41)であり、選択 的COX-2阻害薬の現使用者の罹患率比は1.50(同:1.42~1.59)であった。
年齢、性別、心房細動/粗動のリスク因子で調整すると、非選択的 NSAID現使用者の心房細動/粗動の罹患率比は1.17(同:1.10~1.24)、選択的COX-2阻害薬の罹患率比は 1.27(同:1.20~1.34)にまで低下した。
新規使用者の調整罹患率比は、非選択的NSAIDが1.46(95%信頼区間:1.33~1.62)、選択的COX-2阻害薬が1.71(同:1.56~1.88)であった。
個々のNSAIDの罹患率比に差はみられなかった。
著者は、「非選択的NSAIDの使用によって心房細動/粗動のリスクが増大していた。特に新規使用者では40~70%もの増大が確認された」と結論し、 「NSAIDを処方する際に考慮すべき心血管リスクに、心房細動/粗動を加える必要があることを示すエビデンスが得られた」と指摘している。       (菅野守:医学ライター)
出典 Care Net.com 2011.7.22
版権 ケアネット
 

原文
Schmidt M et al. Non-steroidal anti-inflammatory drug use and risk of atrial fibrillation or flutter: population based case-control study. BMJ. 2011 Jul 4;343:d3450. doi: 10.1136/bmj.d3450.

 
<私的コメント>
最近、某病院でTIAとしてプレタールOD錠( 一般名シロスタゾール)200mg(100mg×2)を処方された70代の男性が来院されました。
服用開始後8日目の来院でしたが、主訴はプレタール開始後2日目からの息切れ、胸内苦悶、全身倦怠感、動悸が出現したとのこと。
もともと糖尿病で当院へ通院中の方で、数回の発作性心房細動のエピソードがあります。
心電図で頻脈型心房細動だったので、これで症状の説明はつきました。
血圧124/80mmHg。


プレタールによる動悸(洞性頻脈)は周知のことですが、同薬剤による心房細動誘発の実例もあるのでしょうか。

余談になりますが、「プレタールは懲りたからもう絶対服用しない」と患者は言っていました。


ちなみに病院の処方は45日分という長期投薬でした。
恐らく、いきなりの200mgそして長期処方は、かなりの確率で副作用が心配されます
この長期処方を行ったのは次回の予約日の都合と思われます。

さて最近、大病院では予約制という、妙な(?)システムが横行するようになりました。
多くは、患者の利便性を考えてのものではなく、病院の都合で出来上がったシステムと邪推しています。
その証拠に予約とはいいながら数時間は待たせるようなオーバーブッキングをしています。
そして、予約の日以外には受診出来ず、たとえ受診出来ても主治医の外来担当の曜日でなければ「けんもほろろ」な扱いを受けます。

要するに体のいい受診規制です。
今回の薬剤のように、本来なら少量から開始して漸増した方が良い薬剤もあります。

結構、開業医はこういった大病院の患者さんの「尻拭い」もしていることを知って欲しいものです


<きょうのCD> 
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) 今井信子


 
 
http://www.universal-music.co.jp/classics/artist/imai/imai.html
http://www.sarasate.net/cd/cd4.html
J.S. Bach 6th Cello Suite transcribed for viola: Courante
http://www.youtube.com/watch?v=QJjOM7SpbhM&feature=related
(動画)
 
読んでいただいて有り難うございます。
コメントをお待ちしています。
その他
「葦の髄」循環器メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/
(循環器専門医向き)
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井蛙内科/開業医診療録(4)2009.10.16~
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LDL-C直接測定法,国内12試薬の測定精度にばらつき
第43回日本動脈硬化学会で中間結果報告

一昨年(2009年),米疾病管理センター(CDC)を含む他施設共同研究により,LDLコレステロール(LDL-C)直接測定法(以下,直説法)の正確性に疑問符がついた。
これを受けて日本動脈硬化学会は,Friedewaldの式(F式)を推奨する声明を昨年発表。

 Friedewaldの式(F式)=総コレステロール−HDLコレステロール−トリグリセライド(TG)/5
 
その後,同学会と日本臨床検査医学会,日本臨床化学会からアドバイザーを迎えてLDL-C直接法研究会が組織され,わが国で使用されている12試薬の精度検証が開始された。
第43回日本動脈硬化学会総会・学術集会(2011年7月15~16日)では,その中間結果を順天堂大学大学院臨床検査医学講座教授の三井田孝氏が報告。
患者検体の中には,試薬間によってばらつきがあるものも認められた。
解析にはしばらくかかる見込みで,来年以降に正式に発表される予定だ。

患者検体ではTG高値の場合にBQ法の値より高く出る傾向
検討された検体は,国内6施設から集まった随時採決を含む178検体のうちトリグリセライ(TG)1,000mg/dL超の5人を除く173検 体。LDL-C 160mg/dL未満,TG 200mg/dL未満で他に疾患のない健常群49人と疾患群124人で評価された。
なお,米国の報告に含まれていた特殊なリポ蛋白異常症は,今回の検討で は対象から除外されている。

β-Quantification(BQ)法と直接法の相関を調べた結果,健常群では両者にほぼ良好な相関が認められた。
患者群ではBQ法との相関に試薬間の差が見られ,また一般的にTG高値の場合にBQ法の値より直接法の値が高く出る傾向が認められた。  
今後は詳細に結果を検討した後,最終報告が行われることになっている
 

出典 MT pro 2011.7.21
版権 メディカル・トリビューン社
 
<関連サイト>
LDL-C
http://blog.m3.com/reed/20090822/LDL-C
LDL-C値,今なお正確性に問題
http://blog.m3.com/reed/20090801/LDL-C_

 

 

<きょうの一曲>
映画「未完成交響曲~シューベルトの恋~」予告編
(主演はカール・ベームの息子さんです)

 

<自遊時間>
カール・ベームは何故か多くのリハーサル風景の映像を残しています。
Karl Böhm Reahearsals Richard Strauss's Elektra .1981
http://www.youtube.com/watch?v=nhdB8_ioGZY&feature=related
Bohm in rehearsal - Don Juan R.Strauss 1/3
http://www.youtube.com/watch?v=EHEtzf7JbKM&feature=related

 
 
 
2011.7.18撮影 蓼科・長野 (標高1650m
 
   
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