| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 |
< 日本心臓病学会について | メイン | FMD検査 >
若年成人期のLDL-C値が中年期の冠動脈硬化症と特に強く関係
20歳代~30歳代の血清脂質,特にLDLコレステロール(LDL-C)値が理想的な数値より少し高いだけでも中年期の冠動脈硬化症との関係は明らかであると,米カリフォルニア大学サンフランシスコ校を中心とするグループがAnnals of Internal Medicineの8月3日号に発表した。
中年~高齢者の脂質異常症は冠動脈性心疾患の主要原因だが,若年成人期の血清脂質値が中年期の冠動脈硬化症に及ぼす影響は十分には明らかにされていない。
同グループは,1985~86年に18~30歳で心疾患リスク評価試験に参加した被験者の約64%に当たる3,258例を対象に,20年間にわたって血清脂質値を測定。
20~35歳の間の平均LDL-C値およびHDLコレステロール(HDL-C)値,トリグリセライド(TG)値と,中央値で45歳時点の冠動脈石灰化との関係を検討した。
参加者のうち2,824例(87%)がLDL-C値100mg/dL以上,HDL-C値60mg/dL未満,TG値150mg/dL以上のいずれかに該当し,米国コレステロール教育プログラムが推奨する若年成人期の至適血清脂質値の範囲外であった。
解析の結果,20年後の冠動脈硬化症(冠動脈石灰化)の有病率は至適LDL-C値(70mg/dL未満)群の8%に対し,160mg/dL以上の群では44%と5倍以上高かった(P<0.001)。
この関係は人種および男女を通じて一貫していた。
さらに,35歳以降の血清脂質値と脂質以外の冠危険因子を調整後も若年成人期のLDL-C値が高いほど冠動脈硬化症のリスクが高く,至適群と比較したオッズ比は70~99mg/dL群が1.5倍,100~129mg/dL群が2.4倍,130~159mg/dL群が3.3倍,160mg/dL以上群が5.6倍であった。
また,若年期のLDL-C値およびHDL-C値は,脂質降下薬による治療を受けている患者または臨床的に明らかな脂質異常がある患者を除外後も,中年期の冠動脈硬化症と独立して関係していることが確認された。
Pletcher MJ. Ann Intern Med 2010; 153: 137-146.
出典 Medical Tribune 2010.8.19
版権 メディカルトリビューン社
<番外編>
高齢メディケア患者におけるRosiglitazone vs ピオグリタゾン
65歳以上の患者において、Rosiglitazoneはピオグリタゾンと比較して、脳卒中、心不全、総死亡、AMI/脳卒中/心不全/総死亡のリスクを増加させることが、アメリカ、US Food and Drug AdministrationのDavid J. Graham氏らにより、7月28日号のThe Journal of the American Medical Association誌で報告された。
Graham氏らは、2006年7月から2009年6月までにメディケアのパートD給付により、Rosiglitazone、又はピオグリタゾンでの治療を受け、3年の追跡が行われた65歳以上の227,571人(平均年齢74.4歳)を対象に、心血管有害リスクを後ろ向きに評価した。
試験期間中、8,667のイベントが観察され、Rosiglitazoneの補整HRはピオグリタゾンと比較し、AMIで1.06(95%CI 0.96-1.18)、脳卒中で1.27(95%CI 1.12-1.45)、心不全で1.25(95%CI 1.16-1.34)、死亡で1.14(95%CI 1.05-1.24)、そしてAMI/脳卒中/心不全/死亡で1.18(95%CI 1.12-1.23)を記録した。
ロシグリタゾンによる複合評価項目の発症リスクは100人年あたり1.68(95%CI 1.27-2.08)であり、有害必要数(NNH)は1年で60(95%CI 48-79)であった。
Graham氏らは、「65歳以上の患者において、ピオグリタゾンと比べてRosiglitazoneは、脳卒中、心不全、及び総死亡及び、AMI/脳卒中/心不全/総死亡の複合リスクの増加に関連していた」と、まとめている。
Graham D, et al. JAMA. 2010; 304: 411-418
https://www.tcross.co.jp/details.php?category=medical&no=781&id=1
<きょうの一曲>
ピアノ協奏曲第23番イ長調K488~第2楽章アダージョ
http://www.youtube.com/watch?v=lhbXOY4YU1k&feature=fvw
東山魁夷画伯はモーツアルトの音楽をこよなく愛されたそうです。
この画伯の有名な18点の風景画による<白い馬の見える風景>の連作。
「緑響く」はモーツアルトのピアノ協奏曲イ長調の旋律から想を得て生まれました。
私も昨年、この画のモデルとなった御鹿射池を訪れました。
(ちなみにブログの写真は「御鹿射池」です)
御射鹿池(みしゃかいけ)
http://blog.goo.ne.jp/crystal_may/e/db552297fd5a12db2ee4a1545b30f34a
秋の御射鹿池
http://norihana2.web.fc2.com/shinsyuu/misyaka.htm
奥蓼科「御射鹿池」
http://blogs.yahoo.co.jp/hearty4h/49434036.html