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< OCT 光干渉断層法 | メイン | 日本の大規模臨床試験の課題 >
開業医には関係ない内容ですが久しぶりのβブロッカーの話題ということでとりあげてみました。
心血管系のリスクファクターを有する手術患者において周術期のβブロッカーにより1年死亡率が50%低下した
http://www.m3.com/news/SPECIALTY/2009/11/4/110520/
■サンフランシスコ復員軍人援護局(VA)病院の非常に大規模なデータベースに基づく知見が米国麻酔学会2009年年次総会で発表され、心血管系リスクを有する患者における周術期のβブロッカー投与の延命効果が確認された。
■10年以上前に、周術期のβブロッカー投与により死亡率が低下することが臨床試験で明らかになったため、心臓病領域において標準的治療として採用されるようになった。
その後、少なくとも1つの大規模試験、すなわちPerioperative Ischemic Evaluation (POISE)試験でその有効性が疑問視され、実際に使用に関連した死亡率と脳卒中発現率の上昇が認められた(Devereaux PJ et al. American Heart Association 2007 Scientific Sessions. Abstract LBCT 20825)。
■本解析の筆頭著者でカリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部麻酔・周術期医療教授であるArthur Wallace, MDは、POISE試験の欠点を見出し、特に、メトプロロールの投与量が標準投与量の8倍以上であることが、結果に影響を及ぼした可能性があると述べた。
■この研究は、Perioperative Cardiac Risk Reduction Therapy(PCRRT)プロトコールと称する研究で、Wallace博士らが立案し、普及させたもので、標準投与量を使用し、転帰を改善することが証明され、病院システム全体に応用できるいくつかの「基本ルール」を採り入れているとWallace博士は述べた。
■PCCRTプロトコールの基礎
(本文を参照して下さい)
■「本研究では、我々がサンフランシスコVAメディカルセンターで開発したプロトコールを用いた周術期のβブロッカー投与によって、30日および1年後の死亡率が低下するという仮説を検証した」とWallace博士は述べた。
American Society of Anesthesiologists (ASA) 2009 Annual Meeting: Abstract A705. Presented October 19, 2009.
Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape
<関連サイト>
βブロッカーと周術期心臓イベントの減少
http://med-econ.umin.ac.jp/EBM-Safety/pdf/chap25_M.pdf
周術期のβ遮断薬、ハイリスク患者では死亡リスクを3〜4割減らす
心疾患リスクの低い患者にはむしろ有害、後ろ向きコホート研究で判明
■周術期のβ遮断薬使用は広く支持されているが、作用機序は明らかでなく、ランダム化試験に由来するエビデンスは少ない。
■米Baystate Medical Centerの Peter K. Lindenauer氏らは、大規模な後ろ向きコホート研究を行い、院内死亡とβ遮断薬の関係を調べた。
得られた結果は、心疾患イベントのリスクが高い患者の場合には、β遮断薬の投与により院内死亡を3〜4割抑制できることを示した。
詳細は、New England Journal of Medicine(NEJM)誌2005年7月28日号に報告された。
原題
Perioperative Beta-Blocker Therapy and Mortality after Major Noncardiac Surgery
http://content.nejm.org/cgi/content/short/353/4/349
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200508/389647.html
出典 NM online 2005.8.3
版権 日経BP社
Lancet誌から
非心臓手術の周術期にβ遮断薬の投与は控えるべき
33件の無作為化試験のメタ分析の結果
■米心臓病学会(ACC)と米心臓協会(AHA)の周術期評価のためのガイドライン2007年版は、非心臓手術周術期のβ遮断薬投与を推奨している。
だが、これを支持しない結果を報告している臨床試験が複数あることから、米Brigham and Women's HospitalのSripal Bangalore氏らは、β遮断薬の有効性と安全性を評価した無作為化試験のメタ分析を実施した。
得られた結果は、周術期使用の利益を示さなかった。詳細は、Lancet誌電子版に2008年11月12日に報告された。
■既にβ遮断薬を使用している、すなわち、臨床的にこの薬剤が適応になる心不全、冠疾患、心筋梗塞などの患者以外については、周術期のβ遮断薬投与は避けるべきだ、と著者らはいう。
■さらに著者らは、β遮断薬の利益を示す明確なエビデンスが得られるまでは、ACC/AHAのガイドラインも、非心臓手術周術期への適用推奨は控えめにすべきだろうと述べている。
原題は
Perioperative β blockers in patients having non-cardiac surgery: a meta-analysis」
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(08)61560-3/abstract
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/lancet/200811/508620.html
出典 NM online 2008.11.25
版権 日経BP社
<コメント>
このメタ解析の特徴はバイアスリスクが高い(質が低い)研究とバイアスリスクが高い(質が低い)研究とを峻別して各々で検討したことにあります。
逆にこの分別に作為が入る余地がなかったか、どうやって客観性が保てたかということに若干の疑問が残ります。
結局は見解が分かれれているわけですから「君子危うきに近寄らず」といったスタンスがいいのでしょうか。
周術期β遮断薬の効果(1)
http://comet-log.blogspot.com/2009/03/1.html
周術期β遮断薬の効果(2)
http://comet-log.blogspot.com/2009/03/2.html
<お知らせ>
昨日、画像貼付のための容量の余裕がなくなったため画像がアップできなくなりました。
画像に限らずブログ自体も書けなくなる可能性がでてきました。
私の他のブログの
井蛙内科開業医/診療録(4)
http://wellfrog4.exblog.jp/
も3回同じブログの中で引っ越ししました。
今後、m3.comでブログをやってみえる先生方も同様の事態が発生することがありえます。
しかるに、Doctors Blog βでは同一人物が新しいブログが立てれないようです。
そんなわけで以下のような問い合わせをしました。
問合せ内容
初めまして。
毎日ブログを更新しているものです。
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
というブログを2年前からやっています。
本日「現在の使用量 99MB/100MB」となってしまい「画像の挿入」が出来なくなってしまいました。
同じメルアドでは新規登録出来ず新しいブログも開設出来ません。
ヘルプも見ましたが解決法が見つかりません。
このままではm3.comのブログから立ち去らないといけなくなってしまいました。
何か妙案はないでしょうか。
他のブログでは例えば
葦の髄から循環器の世界をのぞく2
http://blog.m3.com/reed2/
などの形で更新出来ています。
ご返事お待ちしています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
それに対する回答
差出人: info@so-netm3.com
件名: 【m3.com】お問合せの件について
2009年11月6日 20:35:31:JST
○○○○様
平素はm3.comをご利用頂き、ありがとうございます。
この度ご連絡いただいた件につきましては、詳細を確認のうえ、
改めてご案内させていただきます。
お時間をいただくこととなり、大変恐縮ではございますが、
今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
取り急ぎご連絡にて失礼いたします。
m3.com カスタマーサポート
所在地:東京都港区芝大門2-5-5 住友不動産芝大門ビル
お問合せ先: http://www.m3.com/inquiry/form.jsp
URL: http://www.so-netM3.co.jp
という誠意溢れる返答が届きました。
20:35:31という時間にも感激しました。
どうやら今までにこのような問い合わせはなかったようです。
しばらく画像なしで続けますが、画像がアップ出来ないようならこのブログを立ち去るつもりでいます。
<きょうの一曲>
Chet Baker - Time After Time
http://www.youtube.com/watch?v=-o8Be7KG2r4&feature=related
その他
ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
井蛙内科/開業医診療録(3)~2009.10.15
http://wellfrog3.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録(2)2008.12.10~
http://wellfrog2.exblog.jp/
井蛙内科/開業医診療録~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/
(内科医向き)
があります。
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