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最近、海外でも魚類の摂取による心血管系への影響についての研究が盛んになっているようです。
このことについては
魚油の心血管系へのベネフィット
http://blog.m3.com/reed/20090820
でもとりあげました。
きょうは心不全予防効果について勉強しました。
##脂肪の多い魚類の摂取 心不全予防には最適量の見極めを
ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター(ボストン)のEmily Levitan博士らは,ニシン,サバ,サケ,ホワイトフィッシュ(コクチマス)など,脂肪の多い魚類を週に1回食べる男性は,心不全発症リスクが低いとEuropean Heart Journal(2009; 30: 1495-1500)に発表した。
これは魚類を豊富に食べる海洋地域に住む人にとっては朗報だが,同博士らは摂取量が多すぎると有害となる可能性についても示唆している。
#中等度摂取が最もリスク低い
Levitan博士らは,カロリンスカ研究所(スウェーデン・ストックホルム)のAlcija Wolk博士らと共同で,45〜79歳のスウェーデン人男性3万9,367例の食習慣と健康アウトカムを1998〜2004年に追跡調査した。
今回の試験期間中,心疾患や糖尿病既往歴のない597例が心不全を発症し,34例が死亡した。
脂肪の多い魚類の摂取量により対象者を5群に分けて分析したところ,週1回摂取群では非摂取群に比べて心不全発症リスクが12%低かった。
また,週に2回以上摂取群と,非摂取群でリスクは同等だった。
さらに,ω3脂肪酸の摂取量についても検討したところ,同様の傾向が認められた。
ω3脂肪酸の摂取量が0.36g/日の中間群では,ほとんどまたは全く摂取しない群と比べて心不全発症リスクが33%低く,統計学的に有意であった。
一方,ω3脂肪酸の摂取量が0.46〜0.70g/日の高摂取群では,非摂取群とほぼ同等であった。
同博士は,脂肪の多い魚類を多量に摂取した男性に比べて,摂取量が中等度の男性で心不全リスクが低
なお,心不全は65歳以上の患者における入院の原因の第1位であるという。
最後に,同博士らは「今回の研究結果は,脂肪の多い魚類の中等度消費を推奨する現在のガイドラインを補強するものである。米国心臓協会(AHA)の現行ガイドラインでは,脂肪の多い魚類を週に2回食べることを推奨している。今回の試験は男性だけを対象としたことから,今後は女性も含めた集団でも今回の知見が再現されるか否か検討する必要がある」と述べている。
出典 Medical Tribune 2009.8.27
版権 メディカル・トリビューン社
コルチカム
和名 イヌサフラン
英名 オータム・クロッカス
原産 ヨーロッパ・北アメリカ
2009.9.21撮影
<きょうの一曲>
John Fogerty "Have You Ever Seen The Rain?" Live
http://www.youtube.com/watch?v=SCQ6XmsJ8tE&feature=fvw
その他
ふくろう医者の診察室http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
「井蛙内科/開業医診療録(3)」2008.12.11~ http://wellfrog3.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録(2)」2008.5.21~ http://wellfrog2.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録」 ~2008.5.21 http://wellfrog.exblog.jp/
(内科医向き)
があります。