戯れ言たれる侏儒
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2012/05 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

新着コメント

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< 薬剤溶出性ステント使用数の大幅な減少 | メイン | 糖尿病非合併高血圧での厳格降圧 >

日本心血管インターベンション学会(JSIC)と日本心血管カテーテル治療学会(JACCT)の2学会は,今年から日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)へと統合されたとのことです。
今後、この「日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)」が日本の経皮的冠動脈インターベンション(PCI)領域で唯一の専門学会ということになります。
学会員数は,6月末時点で5,598人ということです。

学会も今後このように統合が増えれば、勤務医の先生方の学会費の負担も減ることが期待できます。

きょうは、統合後初めて札幌市で開かれたCVITで発表されたOCTに関する記事で勉強しました。

 

〜STELLIUM™留置例のOCT所見解析〜
ステント血栓症のリスク見られず

神戸大学大学院循環器内科学の上月周氏らは,生体吸収型ポリマーパクリタキセル溶出ステントとして開発が進められているSTELLIUM™留置例の定量的冠動脈造影(QCA)および光干渉断層映像(OCT)の所見を解析し,遅発性ステント血栓症のリスクとされる新生内膜被覆不良や慢性期のステント圧着不全がほとんど認められなかったことを報告した。

 

90%が「最も理想的な状態」
DES留置例では,遅発性ステント血栓症がBMSをやや上回る頻度で起こり,予後に重大な影響を及ぼす。
その原因として,DES留置例における新生内膜増殖遅延や慢性期ステント圧着不良(late malapposition)が指摘されている。
この新生内膜の被覆状態やmalappositionは,血管内超音波(IVUS)では詳細な観察が難しい
しかし,冠動脈表層の描出能に優れ,IVUSの約10倍もの画像分解能を持つOCTを用いれば,きれいに描出できる()。


一方,STELLIUM™はコバルトクロム製の薄いプラットホームに,低用量パクリタキセルを含む生体吸収型ポリマーをコーティングしたステントで,ステント血栓症を起こしにくいと期待されている。
上月氏らは今回,南アフリカ共和国7施設のSTELLIUM™留置例における6か月後のQCA所見(19例,25ステント)とOCT所見(13例,15ステント)を解析した。
 
その結果,QCAによるステント内late lossは0.16mmにとどまった。
また,OCT解析による新生内膜厚は平均149μmと良好であった。

しかも,ステントが十分に新生内膜で覆われ,かつ血管壁に圧着している「最も理想的な状態」を示した症例が90%を占めた。まだ検討症例が少ないものの,STELLIUM™はステント血栓症を起こしにくいことが画像解析から推定された。

出典 Medical Tribune 2009.8.20
版権 メディカル・トリビューン社

 

その他
ふくろう医者の診察室
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
 「井蛙内科/開業医診療録(3)」2008.12.11~
http://wellfrog3.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録(2)」2008.5.21~
http://wellfrog2.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録」 ~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/ 
(内科医向き)
があります。

 

 

 

固定リンク | コメント (0)

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。