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< 適用拡大が進む血管内治療 その2(2/2... | メイン | 降圧目標135/85mmHgは効果なし?... >
孔とは別:卵円孔開存患者の脳卒中について、右左短絡による塞栓とは関係ない新たな「心房細動様」理論が提唱された
卵円孔開存および中等度から重度の心房中隔瘤を有する患者は、心房細動に似た左心房機能不全を起こすことがあり、これが左心房由来の動脈塞栓症の原因となる可能性があることが、新研究で示された
卵円孔開存(PFO)を有する患者での特発性脳卒中において、PFO自体を右心房から左心房へ通過する塞栓症が関与しないもうひとつの原因を解明したとイタリアの研究者が主張している。
Dr Gianluca Rigatelli(ロヴィーゴ総合病院、イタリア)らは、『Journal of the American College of Cardiology: Cardiovascular Interventions』2009年7月号において、中等度から重度の心房中隔瘤を合わせ持つPFO患者は、心房細動に似た状態を引き起こしやすく、それにより左心房由来の動脈塞栓が起きることがあると述べている。
Rigatelli博士らの指摘によれば、奇異性塞栓症と見なされる患者は、機能的に心房細動(AF)患者と同様の左心房障害を持っていることが多い。
「我々は、(左心房)血栓症とそれに続く動脈塞栓症の原因に『心房細動様の』状態があると想定している。」
それを調べるためにRigatelli博士らは脳卒中の既往があり、いろいろな種類のPFO閉鎖デバイスのどれかでPFO治療を行う患者98名を前向きに登録した。
ベースライン時に左心房の駆出量、導管機能、駆出率、もやもやエコーを測定し、AF患者50名と、リスクを合致させた患者70名による対照群と比較した。
博士らの報告によれば、PFO閉鎖治療を受ける脳卒中患者は、ベースライン時の心房機能の測定値が異常であり、対照群との比較では有意差があったが、心房細動患者の測定値との比較では有意差がなかった。
しかし閉鎖後は左心房のすべてのパラメータが「正常化」して、対照群と同レベルになった。
さらに詳しく分析すると、PFO患者の左心房機能不全については、中等度から重度の心房中隔瘤がもっとも強力な予測因子であることが判った。
「今回の研究で、PFO患者においては中等度から重度の心房中隔瘤と、左心房の機能不全との間に関連があることが示された」とRigatelli博士らは記している。
「AFの病態に結果的に等しくなることが、この種の患者における動脈塞栓症の発生メカニズムに寄与する新たな要因であると考えられる。」
孔のせいではない
この研究に関連する解説記事において、Dr Peter Block(エモリー大学、ジョージア州アトランタ)がこの研究の「考えられる欠点」を列挙しているが、全体としては「興味深い話」だとしている。
「この研究は、特発性脳卒中というシナリオにおいてPFOは我々が思うほど大きな役割を果たしていないらしいことを示している」とBlock博士は語った。
ここで重要なのは、様々な閉鎖デバイスはそれぞれ左心房機能回復の効果の程度が違っている点であり、このことはRigatelli博士らによっても観察されている。 こ
れはすなわち、PFO閉鎖治療を受ける患者は、左心房機能が不完全であることに伴う脳卒中のリスクに依然として曝されていることを示している。
もし、効果が非常に期待される閉鎖デバイスがベネフィットを示さなければ、そうした残念な転帰は、閉鎖デバイスが左心房機能に対して有効でないことで説明がつけられるかもしれない、と博士は述べ、「興味深い問題がいくつか出てきた」と結んだ。
Dr Peter Wilmshurst(王立シュローズベリー病院、英国)はheartwireの取材に答えて、この研究には「技術的な」問題がいつかあると指摘している。
その一つが、AF患者で脳卒中または動脈塞栓症を起こした者がいたのかどうかという情報が呈示されていないことであり、そのために、このAF患者群の左心房の特性が「脳卒中も起こすAF患者の典型」なのかどうかが判定できない。
またこの研究では、左心房特性の正常化は脳卒中再発リスクの低減と解釈してもいいかどうかを示す転帰データが欠けている、と博士は述べた。
「より実践的な問題として、脳卒中患者に経食道心エコーも含めた詳しい心エコー検査を実施しても、PFO通過が原因の血栓症以外に、左心房血栓とPFOとの間に関連があることを誰一人示していないのに対し、AF患者では左心房、それも特に左心耳に血栓があるという点である」とWilmshurst博士は最後に語った。
http://www.m3.com/news/SPECIALTY/2009/7/28/105023/ Medscape 2009.7.28
<参考サイト>
卵円孔開存
http://www.jsts.gr.jp/guideline/068-069.pdf
卵円孔開存(PFO)は脳梗塞の危険因子か?
http://blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/099cbe0682322ea61ed091a25ec91646
Recurrent cerebrovascular events associated with patent foramen ovale, atrial septal aneurysm, or both.
脳梗塞 厚生科学研究班編/医療・GL(01年)/ガイドライン
http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0005/1/0005_G0000005_S0001364.html
脳卒中の再発率は、卵円孔開存だけの患者で2.3%、卵円孔開存と心房中隔瘤合併患者で15.2%、いずれの異常も認めない患者で4.2%であり、心房中隔瘤だけの患者では再発はなかった。脳卒中の再発は、卵円孔開存と心房中隔瘤合併患者で最も高く、再発にはアスピリン以外の治療法を検討すべきである。
原因不明の脳梗塞
http://www.e-clinician.net/vol55/no568/pdf/quiz_568.pdf
心原塞栓性脳梗塞
http://suuchan.net/pukiwiki/index.php?%BF%B4%B8%B6%BA%C9%C0%F2%C0%AD%C7%BE%B9%BC%BA%C9
奇異性塞栓
心房中隔欠損
卵円孔開存
肺動静脈瘻
心房中隔瘤
Chiari network
Right-to-Left Shunt in Cryptogenic Stroke
http://www.ebm-library.jp/att/detail/61570.html
■結論
若年,高齢いずれの 脳梗塞患者においても,多量の右左シャントは,心房中隔瘤合併の有無を問わず,脳梗塞再発の独立危険因子ではなかった。
[PDF] 卵円孔開存と奇異性塞栓症
http://www.e-clinician.net/vol55/no566/pdf/topics01_566.pdf
奇異性脳塞栓症
http://ej.islib.jp/ejournal/1406100231.html
■静脈で形成された血栓が,何らかの右左シャントを通って左心系に流入し,脳血管系を閉塞することにより生じた脳梗塞を奇異性脳塞栓症(paradoxical cerebral embolism)と呼ぶ。50歳以下の若年者脳梗塞の原因として注目されている病態である。
■一般人口の約2割が卵円孔開存(patent foramen ovale:PFO)を有しているので,単にPFOを有する脳梗塞を奇異性脳塞栓症と診断してはならない。
奇異性脳塞栓症は,脳梗塞と右左シャントの存在に加えて,脳塞栓症を示唆する皮質梗塞などの神経放射線学的特徴を有し,静脈内血栓が証明され,他の塞栓源がない場合に診断される。
卵円孔開存による奇異性脳塞栓症の二次予防に、ワルファリンは有効か?
http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0005/1/0005_G0000005_C0000317_0001.html
■卵円孔開存による奇異性脳塞栓症には、ワルファリンを第一選択とする根拠はない(グレードB)。
■ 卵円孔開存による奇異性脳塞栓症には、卵円孔開存の外科的閉鎖術が推奨される(グレードC)。
■卵円孔開存による奇異性脳塞栓症は、原因不明の脳梗塞の大きな原因である。
経食道心エコーを用いた検討では、原因不明の脳塞栓症および発症機序不明のTIA群の卵円孔開存率は26.8%~40%である。
■卵円孔開存による奇異性脳塞栓症の二次予防では、ワルファリン(INR 1.4-2.8)とアスピリン(325 mg/日)の効果および安全性に差がなく、ワルファリンを第一選択とする根拠はない。
■一方、ワルファリンは抗血小板療法より有効であり、卵円孔開存の外科的閉鎖術はワルファリン治療と同等であるという報告もある。
卵円孔開存および心房中隔瘤の合併例の脳梗塞の二次予防では、アスピリン300mgは有効ではない。

マルクシャガール 松風http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g81497799#enlargeimg
<きょうの一曲>
Desafinado - Gal Costa
http://www.youtube.com/watch?v=JMbCeM0Ro1A&NR=1
<自遊時間>
たまたまググっていたら
あの「徹子の部屋」が「まことの部屋」に!?
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20090729/Dogatch_0929076710.html
というタイトルが目にとまりました。
この「まこと」は、大竹まことのことでした。
大竹まこと
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%AB%B9%E3%81%BE%E3%81%93%E3%81%A8
について調べてみたら、東京大学教育学部附属高等学校(現・東京大学教育学部附属中等教育学校)卒業ということでした。
随分昔のことになるのですが、大学時代の部活でにこの高校を卒業した先輩がいました。
当時のうわさでは、教育効果をみるために双生児を集めている学校だということでした。
大竹まことも双生児だったようです。
そうすると、このうわさは「まこと」だったのでしょうか。
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