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第73回日本循環器学会(大阪)での美甘レクチャー「心臓は再生している」の記事で勉強しました。
今回の美甘レクチャーには,ハーバード大学Brigham and Women's病院(ボストン)心血管医学部門のPiero Anversa教授が招聘された。
同教授は心臓幹細胞研究の第一人者であり,「心筋生物学を再定義する」として,従来,分化後の再生しない臓器と考えられていた心臓が実は再生していることを説明した。
冠動脈疾患や心筋症に再生療法の道開く
心臓では心筋細胞の肥大は起こっても増殖は起こらず,一度傷害された心筋は修復されないと考えられてきた。
Anversa教授によると,こうした結論を導いた実験は観察期間が短く,心筋の再生能力を見落としていた。
より長期の観察では傷害後に心筋細胞数の明らかな増加があり,ヒトの心臓でも心不全や心筋梗塞後に増殖期の細胞が増加していることが確認された。
このような細胞の起源について同教授は,系統未分化で,幹細胞マーカーのc-kit陽性で血管内皮増殖因子受容体KDR陽性の血管前駆細胞(VPC)や,c-kit陽性でKDR陰性の心筋前駆細胞(MPC)がヒトの心臓に存在することを示した。
それらは自己複製可能でクローンを形成し,いずれも血管平滑筋細胞,血管内皮細胞,心筋細胞への多分化能があるという。
VPCやMPCは分化初期段階の細胞と未分化の細胞への対称性および非対称性の細胞分裂動態を示すことも観察され,組織損傷時の修復やホメオスターシス維持に働いていると考えられた。
遺伝子発現や蛋白発現の観察結果からは,VPCやMPCがそれぞれ表現型の異なる前駆細胞であり,特異的な独立した機能を持っていることが示唆された。
VPCやMPCの同定は血行再建が不可能な冠動脈疾患や心筋症に新たな治療の可能性ももたらした。
同教授は実験結果から,ヒトの心臓に存在する単離・拡張培養可能なVPCやMPCを自家移植することによって,心筋再生のほか,冠動脈におけるバイオロジカルなバイパス形成も可能だと今後を展望している。
出典 Medical Tribune 2009.4.23,30(一部改変)
版権 メディカル・トリビューン社
<参考サイト>
ヒト心筋細胞の再生
http://blog.m3.com/reed/20090417/1
血液・骨髄由来幹細胞移植・心血管疾患の診療
http://blog.m3.com/reed/20080721/1
人工培養組織で損傷した心臓組織再生可能に
http://blog.m3.com/reed/20070913/1
Cardiac Regeneration/Cellular Therapy-Experimental: Stem Cell Origin and Myocardial Homing
http://physician.pfizer.co.jp/cardiology/report/aha/2007/35.php
<自遊時間>
時々、小さな講演会を頼まれることがあります。
多くはドクターではなくMRさん対象です。
昨年、念願のパワーポイントの入ったMac用ソフト(MS 2008 for Mac ファミリー&アカデミック)を購入しました。
これを講演の際に、会場のウインドウズのパソコンでプロジェクターを使って講演すると微妙にスライドの内容がずれたりします。
そのことが分かってからは、長女に買ったMac Book pro
を借りて講演に出かけていました。
彼女も今春から社会人となり別居を始めて、もちろんパソコンも持って行きました。
毎春のこの時期、アップル社では新入生取り込みを見込んで学割プラスiPod nanoキャッシュバックキャンペーンをやっています。
ここはチャンスです。
登山の際に登山靴を持たずに山に向かった愚息の話はすでにしました。
件の息子に無料でiPodが手に入るからと言って、学生割引を利用するためにアップルストアに連れ出しました。
機種もMac Bookと決めていたので、店では商談はトントン拍子でした。
息子「ねえねえ、お父さん。iPodはもう持っているからiPod touchがいいや」
オヨヨ。
結局差額分をしっかり払わされました。
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