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臨床現場ではどんな降圧剤を使っても降圧しない患者さんがいます。
思わず、治療を打ち切っても血圧は変わらないんじゃないかと思ってしまうことさえあります。
腎性高血圧のチェックも必要かもしれませんが、なかなかそういったところまで気が回らないのが実情です。
最低、レニン活性や腹部エコーで腎臓の形態のチェックなどはすべきなんでしょうが。
きょうは、植え込みデバイスで薬剤抵抗性高血圧を治療する「RheosR Hypertension System」について勉強しました。
調べてみるとかなり臨床応用について、かなり現実的な状況にまでなっているようです。
植え込みデバイスで薬剤抵抗性高血圧を治療
3年間の追跡結果,ACC.09&i2 Summit2009で発表
血圧の調整機序として,頸動脈や大動脈にある圧受容器が重要な働きをしていることが知られている。
マーストリヒト大学(オランダ・マーストリヒト)のM. Rothstein氏は,薬剤抵抗性高血圧患者の治療選択として,植え込みデバイスにより頸動脈洞の圧受容器を電気刺激する圧反射高血圧システム(RheosR Hypertension System)が有用とする3年間の追跡調査結果を第58回米国心臓病学会と米国心血管造影インターベンション学会(SCAI)の合同学術集会(ACC.09&i2 Summit2009,3月28~31日)で報告した。
プレスリリース参照
http://www.cvrx.com/pdf/contentmgmt/CVRx_ACC_09_final-1.pdf
収縮期血圧が1年で25mmHg低下
欧米38施設で実施された試験の対象者は,利尿薬を含む降圧薬を3剤以上服薬しても収縮期血圧(SBP)が160mmHg以上で持続した薬剤抵抗性高血圧患者38例。
全症例に対してRheosR Hypertension Systemが鎖骨下に植え込まれ,2年間の追跡が行われた。このうち22例については3年間の観察を終了した。
平均SBP値の変化は,ベースラインと比較して1年後が25mmHg,2年後が22mmHg,3年後で31mmHg低下していた。
拡張期血圧(DBP)は,同様に15mmHg,15mmHg,21mmHg低下していた。
心拍数は,7拍/分,8拍/分,5拍/分の低下という結果だった。
また,左室心筋重量係数や左房径も低下しており,心機能の改善も認められた。治療による副作用は20%程度で,ほとんどが植え込みに伴うものだった。
しかし,感染リスクについてはペースメーカーの場合より少ない程度であったとRothstein氏は付言している。
米食品医薬品局(FDA)の認可が得られたことから,現在300症例の登録を目指したフェーズⅢのランダム化比較試験が行われている。
植え込み後にデバイスオン群とデバイスオフ群に割り付けられ,植え込み半年後からは全員がデバイスオンとなる試験だ。
今年度中に登録を終える予定だと言う。
同氏はこのデバイス治療の意義について「薬物治療では解決できない薬剤抵抗の強い高血圧症例の治療オプションである」とコメントしている。
出典 MTpro 2009.4.2
版権 メディカル・トリビューン社
<関連サイト>
治療抵抗性高血圧に新しい治療ガイドライン
http://blog.m3.com/reed/20080709/1
治療抵抗性高血圧に対する腎除神経
http://blog.m3.com/reed/20090423/1
[PDF] The Baroreflex and Rheos Hypertension System FAQs
http://www.cvrx.com/pdf/contentmgmt/cvrxmediakitbaroreflexrheosapril08final.pdf
ACC 2009: Rheos Hypertension System Demonstrates Feasibility; Phase 3 Trial Under Way
http://www.medscape.com/viewarticle/590354
Rheos Clinical Study for High Blood Pressure
http://www.bloodpressuretrial.com/
Surgical Intervention to Treat Severe Hypertension Beginning to Show Results in Clinical Trial
http://www.cumc.columbia.edu/news/press_releases/Shimbo_RHEOS_Trial.html

Daichi Shimbo, M.D., leads the Rheos study, which is being conducted out of the Behavioral Cardiovascular Health & Hypertension Program at CUMC.
(かなりのMac好きの先生のようです)

The Rheos Baroreflex System, seen here beside a carotid sinus model and a quarter, for scale.
Rheos hypertension system demonstrates feasibility; phase 3 trial under way

http://www.theheart.org/article/954051.do
Abstract 4426: Device-Based Reduction in Blood Pressure is Associated with Increased Diameter of the Left Ventricular Outflow Tract: Results from European and United States Trials of the Rheos® Hypertension System
http://circ.ahajournals.org/cgi/content/meeting_abstract/118/18_MeetingAbstracts/S_887-b
Implanted Medical Device to Control Blood Pressure
http://ducknetweb.blogspot.com/2008/12/implanted-medical-device-to-control.html
<コメント>
「治療による副作用は20%程度で,ほとんどが植え込みに伴うものだった」・・・具体的な副作用の内容を知りたいところです。
オランダは何だかこういったことが好きなように思います。
私も以前にビタトロンというオランダ製のペースメーカーを患者さんに使用したことがあります。
その後、回収騒ぎもあったようですが、勤務していた病院を変わったので何だか後味の悪いことをしてしまいました。
同じくペースメーカーのフィリップス社も多国籍企業とはいえもともとオランダだと思いました。
そしてインターベンションでも、つとに有名です。
<きょうの動画・心不全>
心不全増悪への対処法
大阪府立成人病センター 堀 正二 総長
http://www.artist-dsc.info/shinfuzen/HFQ/03/index.html
<番外編>
Cypherステントに関するお知らせ NO.54
http://www.cordiscardiology.jp/library/files/catalogue/info/cypher_info_54.pdf
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