戯れ言たれる侏儒
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Doctors Blog

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第73回日本循環器学会(大阪)で発表された国内でhs-CRPとCVD罹患リスクとの関係をみた佐渡コホート研究で勉強しました。
hs-CRPは開業医レベルでは現時点で検査が出来ません。
検査センターも扱ってなく、保険請求もできません。
先日、ある病院の先生の講演を聴く機会があり(研究目的ではなく)臨床目的でルーチンで行っているデータが示されました。
病院ではどのようにして検査をしてみえるのでしょうか。

今回の発表も、開業医にとっては彼岸の話ではあります。
 

血清高感度CRPが血栓性心血管疾患の予測因子に
佐渡コホート研究で確認

血清高感度C反応性蛋白(hs-CRP)は心血管疾患(CVD)の予測因子とされるが,わが国での疫学的エビデンスは乏しい。
新潟大学大学院健康増進医学の田邊直仁准教授らは,わが国の地域住民におけるhs-CRPとCVD罹患リスクとの関係を,佐渡コホート研究(代表=新潟県厚生連佐渡総合病院・百都健院長)により検討。
hs-CRPは血栓性CVDの予測因子であることが確認されたと報告した。

0.1mg/dLより徐々にリスク増大
2002~03年に新潟県佐渡市(佐渡島)の住民8,642人のコホートを作成し,このうちhs-CRPが測定され,脳血管疾患と虚血性心疾患の既往がなく,予後を確認できた40~89歳の男性3,018人,女性4,282人の計7,300人を対象とした。
2008年10月までの総追跡期間2万8,416人年において,血栓性CVDは急性冠症候群19例,卒中型脳梗塞46例,出血性CVDは脳出血16例,くも膜下出血11例,計92例にCVDが発症した。
 
対象者をhs-CRPの四分位値により4群に分けると,各群のhs-CRP値は,
Q1:0.007~0.0030mg/dL,
Q2:0.031~0.051mg/dL,
Q3:0.052~0.101mg/dL,
Q4:0.102~10.001mg/dLであった。
これら4群で多変量調整ハザード分析を行った結果,血栓性CVDではhs-CRPが高値ほど徐々にリスクが高くなり(P=0.016 for trend),Q1と比べてQ4では有意な上昇が見られた。
病型別では脳梗塞のリスクがQ4で有意に高く,急性冠症候群でも有意ではないが同様の傾向が認められた()。

 


一方,出血性CVDでは,全体でも病型別でもhs-CRPとの有意な関係は見られなかった。
 
以上から,田邊准教授は「hs-CRPが血栓性CVDの予測因子であることがわが国の一般住民でも確認できた。これは,hs-CRPがアテローム硬化の初期病変の指標とされ,血栓性CVDの基礎病変がアテローム硬化であることから理にかなった結果であった。血栓性CVDのリスクは,米国で低リスクとされる0.1mg/dLより低い値から徐々に上昇したことから,日本でのカットオフ値の設定では考慮する必要がある。一方,出血性CVD罹患リスクとは有意な関連は認められず,再検討が必要である」と述べた。


出典 Medical Tribune 2009.4.23,30(一部改変)
版権 メディカル・トリビューン社

 

<参考サイト>
動脈硬化性疾患と炎症マーカー
http://blog.m3.com/reed/20081115/1
 

<自遊時間>
我が家には自宅から通学している医学生(三年生)の息子がいます。
北アルプスの、とある山の山頂に大学の診療所があり1年生の時から夏になるとボランティアで登っています。
診療の役にはたたないので、ひ弱な「強力」といったところでしょうか。
昨日の日曜日も、前日の部活の飲み会の二日酔いの勢いで訓練登山と称して朝早く出かけて行きました。
出かけて30分ぐらいしてから、その息子から女房に携帯が。
「途中で気がついたんだけど登山靴を忘れた。途中の駅で降りたからそこまで持って来てくれない?」
私が、車を飛ばして届けに行きました。

将来、外科医にでもなったらおなかの中にいろいろ忘れて来そうです。


<きょうの一曲>
ZARD - 負けないで
http://www.youtube.com/watch?v=IFKyQxksGIo&feature=related

 

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