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多くの心疾患診療ガイドラインのエビデンスの質は低い
米国心臓協会(AHA)および米国心臓病学会(ACC)が発行する心疾患診療ガイドライン(指針)の大部分は、質の高いエビデンス(科学的根拠)に裏付けられたものではないことが新しい研究によって示され、米国医師会誌「JAMA」2月25日号で報告された。
■心疾患診療ガイドラインは近年その数が増えている。
米デューク心臓センター(ノースカロライナ州)のPierluigi Tricoci博士は、ガイドラインの裏づけとなるエビデンスを検討するプロジェクトを立ち上げた。
■22のトピックスに関する55のガイドライン、計7,196項目について検討し、複数の対照試験による裏付けのあるものをA、1つの無作為化試験または非無作為化試験を証拠とするものをB、臨床上の判断によるものでエビデンスがほとんどないものをCとランク付けした。
その結果、現行のガイドライン勧告のうちAはわずか12%で、Cが45%であった。
このグレードは近年低下しており、特に心臓弁障害の治療に関する分野でエビデンスの欠如が顕著で、Cランクが最も多かったとTricoci氏は指摘している。
■ただし、この知見は心臓専門医がガイドラインを無視してよいことを意味するものではないという。
■この報告は心臓専門医が日常的に遭遇している状況を定量化したものだが、既存のガイドラインは現時点で最善のものであり、医療分野が広がれば、基礎的な臨床試験が実施されていない分野も時にはあると専門家らは指摘している。
■例えば、血行再建術後にステント留置をした患者には抗血小板薬クロピドグレル(商品名:プラビックス)を最低1年間使用するようにガイドラインには記されているが、投与すべき期間を示す臨床試験データは何もない。
■この報告には、臨床研究に対する政府の支援を求める嘆願も含まれているという。
ACCのW. Douglas Weaver博士は「われわれはできる限り最善のエビデンスを用いる努力を続けなくてはならないが、さらに多数の研究が必要である。この報告は、新政権、連邦議会および国に対し、研究への出資の必要性を訴える重要なメッセージである」と述べている。
HealthDayNews 2009.2.24
出典 Care Net 2009.3.6
http://www.carenet.com/news/det.php?nws_c=7724
<コメント>
挑戦的なタイトルですが、最後の「臨床研究に対する政府の支援を求める嘆願」ということで得心しました。
DESと抗血小板剤との関係について、使用されるようになってからまだ日も浅く、投与期間のエビデンスがないというのは当然といえば当然かも知れません。
外来での主治医がコロコロ変わり、患者のコンプライアンスもはっきりしない場合では、本当にDESで大丈夫かと思ってしまいます。
トレンツ リャドジヴェルニーの薔薇
http://www.ddart.co.jp/lladosell.html
<きょうの一曲> 時代-徳永英明
http://www.youtube.com/watch?v=Z1RzSEBKLt8&feature=related
他に
ふくろう医者の診察室http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
「井蛙内科/開業医診療録(3)」2008.12.11~ http://wellfrog3.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録(2)」2008.5.21~ http://wellfrog2.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録」 ~2008.5.21 http://wellfrog.exblog.jp/
(内科医向き)
があります。
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