戯れ言たれる侏儒
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心不全とNSAID

戯れ言たれる侏儒 / 2009.02.22 00:21 / 推薦数 : 0

NSAIDは解熱鎮痛を目的によく処方される薬剤です。
循環器疾患の患者への投与の際には一考が必要なようです。

NSAIDは解熱鎮痛を目的によく処方される薬剤です。
循環器疾患の患者への投与の際には一考が必要なようです。
循環器領域でしばしば使用されるアスピリンなどのサリチル酸もNSAIDですので問題はやっかいです。
当然のことながら総合感冒薬 にも含まれています。
非ピリン系(アニリン系)のアセトアミノフェンは厳密にいえばNSAIDではないようです。

非ステロイド性抗炎症薬
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%9E%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E6%80%A7%E6%8A%97%E7%82%8E%E7%97%87%E8%96%AC

心不全患者へのNSAID投与は慎重に
心不全患者の非ステロイド抗炎症薬(NSAID)の使用は急性心筋梗塞(AMI)および心不全による死亡と入院のリスクを高めると,デンマークのグループがArchives of Internal Medicineの1月26日号に発表した。
 
■このデータは,1995~2004年に心不全で初回入院し,生存退院した10万7,092例の追跡に基づくもので,デンマークの全国入院・薬局調剤登録により退院後のNSAIDの使用を調べた。
 
■その結果,3万6,354例(33.9%)が退院後に少なくとも1回NSAIDの処方を受けていた。
6万974例(56.9%)が死亡,8,970例(8.4%)と3万9,984例(37.5%)がそれぞれAMIと心不全で入院した。
 
■死亡のハザード比はrofecoxibが1.70,セレコキシブが1.75,イブプロフェンが1.31,ジクロフェナクが2.08,ナプロキセンが1.22,その他のNSAIDが1.28であった。
さらに,AMIと心不全による死亡,入院にはNSAIDの用量に依存的なリスクの上昇が見られた。
 
■同グループは「心不全患者へのNSAID投与は,リスクとベネフィットのバランスを慎重に考慮すべきである」と指摘している。
Gislason GH, et al. Arch Intern Med 2009; 169: 141-149.
Increased mortality and cardiovascular morbidity associated with use of nonsteroidal anti-inflammatory drugs in chronic heart failure.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez/19171810

出典 Medical Tribune2009.2.12
版権 メディカル・トリビューン社

<関連サイト>
NSAIDs服用で心疾患リスクは約1.2倍
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/eular2006/200606/500824.html
■非選択的NSAIDsを服用した患者における心筋梗塞の発症と心イベントによる死亡のリスクは、非服用者に対し、インドメタシンでは1.27倍、ナプロキセンでは1.14倍になることが、大規模なコホート内症例対照研究でわかった。
■米国カイザー医療センターのStanford M. Shoor氏らが6月22日の口演セッションで発表し、「非選択的NSAIDsによる心イベントの危険性は低いが、心血管疾患の高リスク患者には投与を控えたほうがいい」と警告した。

鎮痛剤(NSAIDs)と心不全: Cox2阻害剤の心不全への影響は薬剤により異なる
http://intmed.exblog.jp/348675/

 

その他
ふくろう医者の診察室
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 
 「井蛙内科/開業医診療録(3)」2008.12.11~
http://wellfrog3.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録(2)」2008.5.21~
http://wellfrog2.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録」 ~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/  (内科医向き)
があります。

 

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