戯れ言たれる侏儒
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< アルドステロン拮抗薬と重症心不全 | メイン | ASCOT-CAFE その 1(1/2)... >

心筋梗塞と心臓突然死リスクについてJAMAに掲載された論文で勉強しました。

それ以降は心不全発症に注意が必要

ミネアポリス復員軍人局医療センター(ミネソタ州ミネアポリス)のA. Selcuk Adabag博士とメイヨー・クリニック(ミネソタ州ロチェスター)の共同研究チームは,心筋梗塞を発症した患者の心臓突然死リスクは過去30年間に大幅に減少したことがわかったとJAMA(2008; 309: 2022-2029)に発表した。
患者は心筋梗塞後の1か月間は同リスクが増加するが,それ以降は心不全を呈さない限りリスクが減少することが示唆された。

直後の評価のみでは不十分
現在使用されている心臓突然死のリスク予測法は,心筋梗塞直後の所見に基づいているため,このアプローチでは不十分な場合がある。
心筋梗塞から数日ないし数週間後までに発生する心不全や再発性虚血を含むその他の要因も,心臓突然死リスクに関連している可能性があるからだ。
 
今回の研究では,ミネソタ州オルムステッド郡で1979~2005年に心筋梗塞を起こした住民2,997例(平均年齢67歳,男性59%)を対象とした。
患者データはカルテから収集し,2008年2月29日までの4.7年間(中央値)にわたり追跡した。
 
フォローアップ期間中に1,160例が死亡し,うち心臓突然死は282例(24%)であった。
心筋梗塞発生後30日間における心臓突然死の累積発生率は1.2%で,予想していた数値よりも4倍高かった。
しかし,その後,各年における心臓突然死の発生率は1.2%を維持し,この数値は一般集団の発生率を下回るものであった。
心筋梗塞を起こした患者では心臓突然死の累積5年発生率は6.9%であった。
 
842例が再発性虚血,365例が心不全,873例がその両方を呈した。
再発性虚血は心臓突然死と関連していなかったが,心不全は心臓突然死と独立して関連しており〔ハザード比(HR)4.20〕,フォローアップ期間中に心不全を発症した患者では,そうでない患者と比べ,心臓突然死リスクが2.5%増加していた。

心筋梗塞後は継続的監視を
Adabag博士は「1997~2005年に発生した心筋梗塞患者の心臓突然死リスクは,1979?87年の同リスクと比較すると,経時的に大幅に減少しており,過去25年間に40%以上減少した」と指摘している。
 
また,同博士は「対象とした集団では,心臓突然死リスクは心筋梗塞後の最初の1か月間で最大となり,この期間では一般住民の心臓突然死の発生率を著しく上回っていた。30日間生存した患者では心臓突然死リスクが急速に減少するが,フォローアップ期間中に心不全を発症するとリスクが再び増加した。そのため,心筋梗塞後の患者の継続的監視とリスク階層化(重症度分類)が重要だ」と結論している。

出典 Medical Tribune 2009.1.1,8
版権 メディカル・トリビュ-ン誌

<番外編>
読売ジャイアンツの上原浩治投手が、米大リーグのボルチモア・オリオールズと2年契約で基本合意に達したとのニュースが最近話題になりました。
このチーム名の由来のボルチモアムクドリモドキはムクドリモドキ科の鳥でメリーランド州の州鳥でもあるとのことです。
英語名Baltimore Oriole, 学名はIcterus galbula)。
医学生時代に,黄疸のことをドイツ語でIkterusといっていたことを思い出しました。

ボルチモアムクドリモドキ(雄)

 

ボルチモアムクドリモドキ(雌)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A2%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%89%E3%82%AD
 

このボルチモア。
ジョンズ・ホプキンス大学があることでも有名です。
昨春、この大学に短期留学していた子供にちょっと訊いてみたら、アメリカ東海岸ではよくみかける鳥とのことでした。

きょうはこのジョンズ・ホプキンス大学のライバル(?)のメイヨー・クリニックの先生の発表なので、メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)のサイトをついでに少し探してみました。

 

メイヨー・クリニック
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF

 

メイヨークリニックの概要
http://plaza.umin.ac.jp/amor/USresidency3.html

 

メイヨー日本人会ホームページ:Mayo Clinic Japanese Society
http://www.geocities.com/mayojapan/

 

メイヨークリニックを訪ねて
http://www.okinawa.med.or.jp/old/ippan/saijiki2/sai49.htm

<自遊時間>
日経新聞・朝刊 2009.1.7より
「情熱的な画家の軌跡を周囲ららあぶり出すように浮き彫りにした展覧会だ。・・・30歳で早生した佐伯は約3年間の滞仏中、憑かれるようにパリを描いた。素早い筆致で写し取った壁や扉、広告がオーラを発している。都市の奥底に潜む謎を覗き込む人のようにほとんど必死の思いで絵筆を執る姿が想像できる。視線の深さはブラマンクやユトリロよりも勝っていたのではないかと思われてきた」

<佐伯祐三とフランス展  関連サイト>
ポーラ美術館|佐伯祐三とフランス
http://www.polamuseum.or.jp/exhibition/01.html
佐伯祐三とフランス展
http://blog.goo.ne.jp/volvol1315/e/77e109897ebee1303f6258ebe652825f  
佐伯祐三とフランス展へ行ってきました [美術館とギャラリー]
http://aoi-sketchblog.blog.so-net.ne.jp/2008-12-21

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