戯れ言たれる侏儒
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2009/07 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

新着コメント

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< JUPITER試験アゲイン | メイン | 脂質管理・新たな臨床指標の有用性 >

心不全とβ遮断剤については

ESC心不全ガイドライン
http://blog.m3.com/reed/20081130/ESC_

で勉強しました。

きょうはβ遮断薬の反応性予測に遺伝子多型評価が役立つ可能性があるという内容の記事を勉強しました。
 

〜β遮断薬の反応性予測〜

遺伝子多型評価が役立つ可能性

心筋梗塞患者の心不全発症・進展に対するβ遮断薬の抑制効果は,アンジオテンシン II 1型受容体(AT1R)の遺伝子多型の有無で異なる可能性のあることが,大阪大学大学院循環器内科学の坂田泰彦氏らにより報告された。

A1166C多型で予後不良
心筋梗塞発症後のβ遮断薬投与は,国内外のガイドラインで推奨されている。
日本人に冠攣縮が多いことから,わが国では従来,積極的に使用されることが少なかったが,近年は投与例が増える傾向にある。
坂田氏によると,大阪急性冠症候群研究会(OACIS)登録症例では,ST上昇型心筋梗塞症例における退院時β遮断薬処方率が年々上昇しており,2004~06年には50%を超えたという。
 
ただし,β遮断薬ではノンレスポンダーの存在が指摘されている。
2001年に報告された臨床試験BEST(the Beta-blocker Evaluation Survival Trial)では,bucindolol(日本非使用)による生命予後改善が黒人では認められなかった。
 
β遮断薬の反応性を事前に予測しようと,患者背景,臨床指標や生化学的指標との関係が解析されてきたが,最近はさらに,遺伝子マーカーによる予測の研究が進んでいる。
同氏らが今回検討したのは,遺伝子多型による予測の可能性である。
対象はOACIS登録症例で,遺伝子や生化学的指標の研究に承諾が得られた心筋梗塞後生存退院例2,460例。
うち969例(39%)にβ遮断薬が処方されていた。
 
取り上げた遺伝子多型は,交感神経系が,β1,2,3 受容体の遺伝子多型として日本人に高率に認められ,既に機能が明らかにされている6種,レニン・アンジオテンシン(RA)系がACE,AT1R,アンギオテンシノーゲン,チトクロームP450(CYP)11B2の遺伝子多型各1種,計4種。
これらの有無と予後(ポンプ失調死,心不全再入院)との関係を調べたところ,β遮断薬投与例においては,AT1RのA1166C多型群で心不全発症抑制効果が低く,ハザード比は2倍以上になることがわかった。
 
この結果から,同氏は「β遮断薬による心筋梗塞後の心不全発症・進展抑制効果の予測に遺伝子多型評価が有用である可能性が示唆された」と結論した。

 

出典 Medical Tribune 2008.11.13
版権 メディカル・トリビューン社


 

<関連サイト>
[PDF] β遮断薬に対する反応性予測に有用な遺伝子多型 薬学研究科 東 純一 ほか
https://seeds.casi.osaka-u.ac.jp/image/SEEDS/0010136/0010136.pdf

第6回CARDIOLOGY FRONTIER 2007 (2)臨床研究から得られた知見
http://www.lifescience.jp/ebm/cardiologyfrontier/no6/theme23_06.html
収縮機能障害を主徴とする慢性心不全患者には,禁忌がない限りβ遮断薬を試みるべきである。レスポンダー予測にはβ1受容体389番目の遺伝子多型が有用であることが欧米のデータからわかっているが,本邦の心不全患者については不明である。これについてはわが国のエビデンスづくりが急務である。またわが国では心不全の原因として拡張型心筋症による心不全が相対的に多く,β1受容体第2細胞外ループに対する自己抗体の存在が新たなレスポンダー予測因子となることが示された。

 

第4回CARDIOLOGY FRONTIER 2005 (5)収縮不全 岡本 洋
http://www.lifescience.jp/ebm/cardiologyfrontier/no4/theme3.html
J-CHF試験は,日本人におけるβ遮断薬carvedilolの至適用量,あるいは反応性をさまざまな臨床的指標で検定するためのエビデンスを構築できることが期待される(図4)。β遮断薬治療は有効な治療であるが,さらに治療を最適化すれば,治療の一般への普及も進むと考えられる。

 

バチスタ手術体験記 拡張型心筋症の治療方法 薬物治療2
http://home.b00.itscom.net/snakajii/batista/chiryo/dcmchiryo12.html

 

テノーミンを知りたい β遮断薬による治療戦略 第2回 肥満をともなう 高血圧の治療戦略
http://med.astrazeneca.co.jp/disease/tenormin/no2index.html

 

[PDF] Page 1 参加施設最新状況 参加表明施設は 施設となりました。
http://poppy.ac/j-chf/doc/webnews5.pdf

 

心不全の病態・診断・治療
http://www.gik.gr.jp/~skj/lecture/okamoto03.php3
(われわれ循環器開業医にとって素晴らしいサイトです)

 

<自遊時間>
ハーバード大学医学部出身のマイケル・クライトン氏についいぇは以前にこのブログで取り上げました。
心筋梗塞と誘発性冠攣縮
http://blog.m3.com/reed/20081108/1

昨日(2008.12.3)の朝日新聞の文化欄に追悼記事が掲載されていました。
マイケル・クライトン氏
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/27859669.html

 

他に
ふくろう医者の診察室
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き) 
「井蛙内科/開業医診療録(2)」2008.5.21~
http://wellfrog2.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録」 ~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/ 
があります。

固定リンク | コメント (0)

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。