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JUPITER試験については
JUPITER試験
http://blog.m3.com/reed/20081112
でとりあげました。
そして、そのブログに対してコメントもいただきました。
予防心臓病学における真に画期的な事件!JUPITER試験に示されたロスバスタチンの効果
http://drarbeit.blog45.fc2.com/blog-entry-329.html
続、JUPITER
http://drarbeit.blog45.fc2.com/blog-date-20081116.html
hsCRPが早く保険適応となるといいのですが、自己負担してもらってでも検査したい項目ではあります。
しかし、混合診療に抵触するので思い通りにはいきません。
何か名案はないものでしょうか。
同じように調べてみたい検査項目にアディポネクチンがあります。
11月30日の日曜日に出かけた「医療機器フェア」で大塚製薬のブースでヒトアディポネクチンラテックスキットが紹介されていました。
一部の検査センターでは受託しているとのことでした。

さて、きょうは、このJUPITER試験発表の後日談で勉強しました。
JUPITERで議論白熱!?
NEJMがHP上でコメントを募集―その中身とは
低LDLコレステロール(LDL-C),C反応性蛋白質(CRP)高値の健常成人へのスタチンによる心血管疾患初発予防効果を検証したJUPITER(Justification for the Use of Statins in Prevention: an Intervention Trial Evaluating Rosuvastatin)の結果がNEJM(2008; 359: 2195-2207 )で発表された。
同誌では同試験論文をオンラインで配信した当日から,ホームページにClinical Directions“JUPITER Trial: Will You Change Your Practice ? ”と題した読者投票コーナーと書き込み欄を設置,2,500件を超える投票と500件近くのコメントが寄せられた。
論文のオンライン発表と同時に試験結果への投票・書き込み欄を設置
折しも同試験発表前の10月30日,同誌オンライン版でCRPの遺伝子多型がCRP値上昇と関連するものの,虚血性の脳・心血管疾患発症との直接の因果関係は認められなかったというデンマークの研究グループの報告が出された(N Engl J Med 2008; 359: 1897-1908 )。
JUPITERでは,低LDL-C,高CRPの人に対するロスバスタチン(20mg/日)の投与(追跡期間中央値1.9年)でLDL-Cと高感度CRP(hsCRP)値の著明な低下とともに,初回心血管イベントならびに総死亡の有意な抑制が示された。
回答が締め切られた翌日(11月27日)時点の集計によると,「同試験結果から健康成人に対する現在のスクリーニング検査を変更すべきと考えるか否か」という質問に対してはYesが49%,Noが51%,「同試験結果から健康成人に対するスタチンの使用方針を変えるべきか否か」についても,Yesが48%,Noが52%と意見が相半ばした。
CRPの意義について賛成派,慎重派に意見分かれる
書き込み欄から同試験に対する肯定的意見を拾ってみると,「動脈硬化の病態メカニズムが臨床的に実証された」,「感染などによる慢性的な炎症も動脈硬化の進展に関わることを考えると,脂質プロフィールを問わずスタチンでCRPを抑制することが心血管予後の改善につながる」といったCRPならびに高CRP者に対するスタチンの心血管疾患初発予防の意義を認めるコメントが目に付いた。
否定的な意見には「対象者の約40%がメタボリックシンドロームで“健康”成人と定義してよいのか」,「number needed to treat(NNT)が高すぎる」といったCRPの意義というよりむしろ,試験デザインや結果解釈に関するものが多かった。
ほかにも,「企業主導の試験」,「(試験実施者の一人で,CRP研究の第一人者でもある)Paul Ridker氏はhsCRPマーカーに利益相反がある」といったインターネットらしい(?)書き込みも見られた。
また,10月30日の上記論文に関する言及がいくつかあったほか,「心血管疾患患者に対するスタチン投与でCRP低下を介した予後改善のエビデンスはあるが,初発予防に関して最終的な評価を下すにはさらに検証が必要では」というような,慎重派のコメントも散見された。
読者による投票とコメントは同誌ホームページ上の当該論文内で閲覧可能。
CRPの位置付けについては今後も検証が続くものと見られるが,老舗医学雑誌である同誌が,試験結果と同時にオープンな議論の場を提供したことは驚きだ。
ただ,今後同様のケースはさらに増えていくのかもしれない。
出典 MTpro 2008.11.28
版権 メディカル・トリビューン社
<関連サイト>
CRPと高感度CRPの違いを教えてください。
http://www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/08.html
■従来、CRP検査法は主にTIA法が使用されていましたが、M蛋白血症やRF陽性の患者血清では非特異的反応による乖離が報告されています。新しく開発されたLA法はTIA法に比較して高感度であり、低濃度から高濃度域まで精度良く正確に測定できます。
■新しいCRP検査は炎症マーカーCRPに高感度CRPを兼ね備えた検査方法といえます。
(コメント:新CRPのLA法は高感度CRPの代用として使えるかも知れません)
hsCRP関連 2題
http://blog.m3.com/reed/20081129/hsCRP_
昨日(2008.12.1)のブログ
64列CTによる冠動脈造影の診断
http://blog.m3.com/reed/
に一部追加しました。
他に
ふくろう医者の診察室
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
「井蛙内科/開業医診療録(2)」2008.5.21~
http://wellfrog2.exblog.jp/
「井蛙内科/開業医診療録」 ~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/
があります。
コメント
コメント一覧
hsCRPと同様に、残念ながら保険適応はありません。
ブースでの説明では健診の項目にとり入れている施設もあるとのことです。
食事の影響もなく再現性もよいため、患者指導には非常に有用ではないかということでした。
大きな検査センターでは出来るようですので、一度パンフを読まれるか、出入りの検査業者に問い合わせると検査料金も教えて貰えるはずです。
患者さん(被験者)への十分な説明が必要であることと混合診療になる可能性がネックです。
コメントありがとうございました。
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