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ちょっと前の記事になりますが、第72回日本循環器学会特集 "急性心筋梗塞"で勉強しました。
スピロノラクトンはAMIにおけるPCI後のCSNAを改善させる
ミネラルコルチコイド受容体阻害薬(MRA)スピロノラクトンは,アルドステロン受容体拮抗作用を有し,急性心筋梗塞(AMI)後の左室リモデリングを抑制するが,同薬の心臓交感神経活性(CSNA)に対する作用は明らかでない。
北関東循環器病院(群馬県)の笠間周氏らは,同薬のCSNAに及ぼす影響をシンチグラフィーで評価した結果を報告。
MRAは,経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後のCSNAを改善することが示唆された。
WRや心筋取り込み指標が改善
対象は60例(男性42例,女性18例,平均年齢68±10歳)で,AMIと確定診断後,MRA群あるいはプラセボ(non-MRA群)にランダムに割り付け,PCI前から継続投与した。
PCI後は全例に対し標準的な治療(ACE阻害薬,β遮断薬,アスピリン,チクロピジン)を行った。
その後,5日以内に99mTc-PYPと201Tl 2核種同時収集SPECTでtotal defect score(TDS)とextent score(ES)を,3週間後に123I-MIBG心筋シンチグラフィーでTDSと心筋取り込み指標である心縦隔比(heart-mediastinum activity ratio;H/M比),washout rate(WR)を算出。
また,心臓カテーテル検査により左室駆出率(LVEF)や拡張末期容積(LVEDV)も評価した。
その結果,初期の心筋障害の指標であるESは両群で差はなかったが,MRA群ではnon-MRA群よりもTDSとWRが有意に低値で(P<0.05,P<0.01),H/M比は有意に高値であった(P<0.05)。
さらに,LVEDVとLVEFもMRA群で有意に良好であった(P<0.05,P<0.05)。123I-MIBG心筋シンチグラフィーによる典型的なplanar(平面)像でも,MRA群(H/M比=2.28,WR=38%)とnon-MRA患者(H/M比=1.76,WR=50%)の心筋の状態の差がはっきりと映し出された。
以上から,笠間氏は「AMI患者にMRAであるスピロノラクトンを直ちに投与することにより,CSNAは改善され,PCI後の左室リモデリングも抑制できることが示唆された」と述べた。
プラークに壊死性コア多いSTEMIは遠位閉塞のリスク高い
ST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)患者で経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後に遠位閉塞が認められる患者の予後は不良だが,遠位閉塞を起こしやすいプラークの成分は不明である。
群馬県立心臓血管センター循環器内科の河口廉氏らがvirtual histology血管内超音波(VH-IVUS)でプラークを検討したところ,プラーク成分のうち壊死性コアの体積量が遠位閉塞の予測因子として有用であることが示唆された。
33.4mm3が遠位閉塞リスク示唆
PCIを施行した初発のSTEMI患者71例(男性50例,女性21例,平均年齢64±12歳)を対象とした。
血栓吸引療法施行後にIVUSで評価し,その後ステントを留置。血栓吸引前およびステント留置の直前,直後にSTスコアを評価し,留置後のSTスコア上昇(>2mm)をST再上昇(STR)と定義してステント誘発性の遠位閉塞とみなした。
VH-IVUSの結果,総プラーク体積量の平均値は113.0±67.3mm3で,プラーク成分の構成割合は,線維組織63.0±9.1%,線維脂肪組織11.5±6.9%,壊死性コア18.8±8.6%,カルシウム石灰化6.6±5.1%であった。
線維組織の割合は総プラーク体積量と有意に逆相関し,石灰化の割合は総プラーク体積量と有意な正の相関が認められたが,線維脂肪組織と壊死性コアは総プラーク体積量と相関しなかった。
STスコアの検討から,STR群は11例(15.5%),非STR群は60例(84.5%)となった。
ステント留置直後のSTR群のSTスコアは18.0±8.4,非STR群では8.3±7.8(P=0.0004),corrected TIMI frame count(CTFC)は各群37.5±16.6,21.2±5.8(P<0.0001)であった。
また,IVUSによる評価から,壊死性コアの体積量のみが両群で差があることがわかった(STR群32.9±14.1,非STR群20.4±19.2,P =0.0439)。
以上をもとに受信者動作特性(ROC)解析を行った結果,河口氏は「体積量33.4mm3においてAUC 0.756,感度81.7%,特異度63.6%であり,STEMIにおける遠位閉塞の予測因子としては壊死性コアが最も有用である」と結論した(表)。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/article/view?perpage=1&order=1&page=0&id=M41191002&year=2008
出典 Medical Tribune 2008.5.8
版権 メディカル・トリビューン社
<コメント>
MRA、CSNA、WR、TDS、ES、H/M比、VH-IVUS、ROC解析などの略語の勉強になりました。
エプレレノンではなくスピロノラクトンというところが面白いところです。

「Heart and Kidney - 私たちの近くにあるもの」
制作 Heart and Kidney制作委員会
(シオノギ製薬 配布物)
<きょうの一曲> “Leaving on a jet plane”
Leaving on a jet plane- peter, paul and mary
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John Denver - Leaving on a Jet Plane
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Leaving On A Jet Plane
http://jp.youtube.com/watch?v=CpYcpi0HjQw&feature=related
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Aerosmith - Leaving On A Jet Plane
http://jp.youtube.com/watch?v=VR72wWw-4F8&feature=related
Leaving On a Jet Plane (Music Video)
http://jp.youtube.com/watch?v=ykFhOFQ2wGw&feature=related
Leaving on a jet plane
http://jp.youtube.com/watch?v=QmSEs9eJj3U&feature=related
Breakfast at Tiffany's: Leaving on a Jet Plane
http://jp.youtube.com/watch?v=KmpLXbhC16o&feature=related
Leaving On A Jet Plane
http://jp.youtube.com/watch?v=Fa3h3pnhg8s
Leaving on a Jet Plane by Chantel Kreviazuk
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