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いつぞや、身長の半分の腹囲が正常という非常にわかりやすい論文を読んだことがあります。
目からコンタクト(?)ぐらいのわかりやすい指標です。
誰が考えても(身長も体格と考えた場合に)、身長によって腹囲の正常値が変わるのは当たり前です。
2mの人が85センチ以下でいいわけがありません。
患者さんもそのことは皆知っていて、今年始まったメタボ健診を半分馬鹿にしています。
以下の論文はそういった意味で簡単な内容ではありますが、非常に重要で示唆的と思います。
肥満の指標として、ウエスト身長比が心血管疾患(CVD)の最良の予測因子と考えられることを、Harvard Medical Schoolの研究者らが見出した。
しかし、プロスペクティブなデータ分析で見られる個人ごとの身体測定値における心血管リスクの僅かな差は、臨床的に有意義ではない可能性がある。
Journal of the American College of Cardiology誌8月19日号において、Dr. Tobias Kurthらは、「本所見は、測定方法にかかわらず、肥満レベルが高いとCVDリスクが上昇する点について強調している」と報告している。
BMIは肥満の標準的指標であるが、「正常」BMIの人が、中心性脂肪の分布を有するためになおリスクが高い可能性がある、という懸念がある。
Dr. Kurthらは、Physicians' Health Study並びにWomen's Health Studyのデータを用いて、主要なCVD発症の予測能について、BMI、ウエスト身長比、ウエストヒップ比、およびウェスト周囲径を比較した。
対象としたのは、男性16,332名(平均年齢61歳)および女性32,700名(平均年齢61歳)であった。
男性コホートでは平均追跡期間14.2年間および女性コホートでは5.5年間に、約2,000件の主要なCVDが発症した。
「ウエスト身長比は、最も強力な関連性および統計学的に最善のモデル適合度を、最も一貫して示した」と著者らは報告している。
しかし、肥満および中心性肥満はいずれもリスクであり、また著者らは「臨床的に最も実用的な肥満の指標」としてBMIを支持している。
University of the Utah School of Medicine(ソルトレイクシティ)のDr. Sheldon E. Litwinはこの見解に同意しており、論評の中で「"良い"脂肪などない?脂肪細胞は敵である」と述べている。
「医療従事者および科学者として、肥満について患者に話をするときは、統一された明確な言葉で話すべきである」とDr. Litwinは忠告している。BMIは最も簡易で最も広く受け入れられている肥満の指標であることから、「この測定基準を単独で採用することが、最も患者や社会のためになる」。
J Am Coll Cardiol 2008;52:605-618.
http://kanematsu-rmn.jp/news/kowa-souyaku/news2.php?mode=jpview&num=200808120024594
出典 ロイターヘルス
版権 ロイター社
<コメント>
せっかくの結果が、どうしてBMIが重要であるという結論になるのかということがよくわかりません。
そして厳密には腹囲とウエストは違います。
原著でウエストの定義をきちんと読んでみる必要がありそうです。
<腹囲 関連サイト>
「まずはお腹のサイズをはかってみよう!」ー腹囲の正しい測り方ー
http://metabolic-syndrome.net/self_check/risk/000253.php
腹囲の正しい測り方
http://naisousibou.com/54/83/000402.html
腹囲を測ろう
http://mainichi.jp/life/health/yamai/diabetes/news/20080923ddn035070059000c.html
メタボから腹囲が外れる
http://www2.cocolog-suruga.com/chunenpower/2008/08/post_b429.html
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準が国際的に統一され、腹囲が診断の必須条件から外れることが分かった。年内にも暫定基準が公表され、今後、世界のメタボ診断や治療・研究は、統一基準に基づいて行われる。一方、日本が今年度から始めた特定健診・保健指導(メタボ健診)では、腹囲測定が必須でシンボル的存在。
腹囲が必須条件から外れる 診断基準を国際統一
http://intmed.exblog.jp/7412308/
“メタボ”がなんぼ?「腹囲85センチ以上」の独り歩きにご注意
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071119/287464/

「Heart and Kidney - 私たちの近くにあるもの」
制作 Heart and Kidney制作委員会
(シオノギ製薬 配布物)
<きょうの一曲> “We're All Alone”
We're All Alone
http://jp.youtube.com/watch?v=UBcu1NZx-yA&feature=related
Rita Coolidge - We're All Alone
http://jp.youtube.com/watch?v=yGC29fn8JFU&feature=related
We're All Alone
http://jp.youtube.com/watch?v=CUKfQpldgmk&feature=related
We're all alone / Boz scaggs / Tokyo 1993
http://jp.youtube.com/watch?v=BmBkgHnWqrc&feature=related
Boz Scaggs / We're All Alone (Live)
http://jp.youtube.com/watch?v=U3FPuK8RFK8&feature=related
(ダウンロードに少し時間がかかります)
The Three Degrees - We're All Alone 1977
http://jp.youtube.com/watch?v=GysONmsh7-c&feature=related
小曽根真 - We're All Alone
http://jp.youtube.com/watch?v=L-hv4oN0oy0&feature=related
We're all alone - Angela Aki
http://jp.youtube.com/watch?v=jG5e42WXUcI&feature=related
<自遊時間>
医学部6年生のわが子が数日後に迫る内科学の卒業試験の対策に必死こいています。
わが子「お父さん。ワーファリンと相互作用のない薬剤ってなーに。ペニシリンGとイトラコナゾールの両方とも相互作用があるようなことが書いてあるんだけど」
私「うーん。」
わが子「ペニシリンはビタミンK 産生腸内細菌を抑制してビタミンK 産生を抑制するって書いてある」
私「あっ。わかった。ペニシリンGは注射だから腸内細菌叢に影響を与えない。だから答えはペニシリンG。いい問題だ」
しかし、後で調べてみたらペニシリンGには内服もあることがわかりました。
トホホ。
もしかして不適切問題?
<ワーファリン関連サイト>
[PDF] ワーファリンの使用について
http://medt00lz.s59.xrea.com/warf/warf.pdf
ワーファリン
(ワーファリンの抗凝血作用に影響するおそれのある薬剤)
http://www2.eisai.co.jp/essential/wf/index.html
(ダウンロードして見ることができます)
ワーファリンとの併用で相互作用を生じる可能性のある薬剤
http://www.gik.gr.jp/~skj/drug/warfarin.php3
[PDF] ワーファリン錠 0.5mg、1mg、5mg(ワルファリンカリウム) の相互作用
http://di.eisai.co.jp/di/SY/WF_T_SYN.pdf
読んでいただいてありがとうございます。
コメントお待ちしています。
他に
ふくろう医者の診察室
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
「井蛙内科/開業医診療録(2)」
http://wellfrog2.exblog.jp/?2008.5.21~
「井蛙内科/開業医診療録」~2008.5.21
http://wellfrog.exblog.jp/
があります。