| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 |
きょうは超高齢者(80歳以上)の降圧療法の要否について検証されたHYVETについて勉強しました。 結論は脳卒中の発症予防に意義があるというものでした。
実はこの結果は5年前にHYVETパイロット試験として2003年のJ .Hypertesに発表されています。
http://www.lifescience.jp/ebm/hyper_f/03/key2/touron2.html
HYVET;超高齢者における降圧療法の意義を示す
HYVET では80歳以上の超高齢者を対象とした降圧療法の意義が検証され,利尿薬とACE阻害薬を用いて積極的に降圧療法を行った群のほうが脳卒中の発症が少ないという結果であった。
この年齢層としては日常生活動作(ADL)が高い集団を対象にしていること,降圧目標が150/80mmHgと一般成人より高めの設定であることに留意する必要があるが,これまでエビデンスの乏しかった領域だけに貴重な知見と言えそうだ。研究者を代表してN.Beckett氏が発表した。
対象者は,収縮期血圧160~199mmHgかつ拡張期血圧110mg未満の80歳以上の患者で,
(1)立位血圧140mmHg未満,
(2)最近6か月以内の脳卒中の既往,
(3)認知症,
(4)日常的にナーシングケアを要する
に合致する者は除外した。
実薬による積極治療群とプラセボ群にランダムに分け,積極治療群には利尿薬インダパミド1.5mg/日を投与。
降圧目標を150/80mmHgとし,到達しない場合はACE阻害薬ペリンドプリル2mg/日または4mg/日を追加投与した。
1次評価項目は全脳卒中(致死性・非致死性脳卒中)とした。追跡期間中央値は1.8年であった。
ランダム化の対象となったのは3,845例。
内訳は,東ヨーロッパ(2,144例)と中国(1,526例)で大多数を占めた。
両群の平均年齢は約83.5歳,女性の割合は約60%,血圧は約173/91mmHg。約12%に心血管疾患の既往があり,body mass index(BMI)は24.7であった。
追跡2年の時点で積極治療群とプラセボ群の間には15/6mmHgの差が生じていた。
Intention to treat解析では,1次評価項目の全脳卒中の発生はわずかに有意差に至らなかったが,積極治療群でハザード比0.70と30%の相対リスク減少が認められた。
脳卒中による死亡,全死亡,心不全では有意な減少が認められ,ハザード比はそれぞれ0.61,0.79,0.36であった。
Per protocol解析では全脳卒中でも有意差が認められた。重篤な有害事象は実薬群で有意に少なかった。
HYVETの結果から,超高齢者でも降圧が重要であることが示されたが,より厳格な降圧目標を設定できるかどうかは今後の課題だという。
また,後期高齢者はADLレベルなどに個人差が大きいのも,高齢者医療で留意すべき点の1つ。 今回の試験から除外された要介護者や認知症患者に対しては,個別の判断が必要と言えそうだ。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/0804/080404.html
版権 日経BP社
マックナイト 大判シルク 北野 チェリーブラッサム
http://page14.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s92378628
<参考サイト>
More Antihypertensive Treatment Trials in the Elderly: PROGRESS, Syst-Eur, VALUE, HYVET
http://www.medscape.com/viewarticle/438441
The HYVET study
http://www.hyvet.com/general/Hyvet.asp
Hypertension in the Very Elderly Trial (HYVET): protocol for the main trial.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11302283
高齢者における降圧療法のメリット
http://www.lifescience.jp/ebm/hyper_f/03/key2/touron2.html
(高齢者の降圧療法について今までの大規模臨床試験を交えて詳しく語られています)
<追加>2008.6.10
第72回日循 不整脈
http://blog.m3.com/reed/20080610/_72___
HYVET試験アゲイン
http://blog.m3.com/reed/20080511/1
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)