戯れ言たれる侏儒
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IVUSもボリューム評価からVH-IVUSによる質的診断の時代になってきたようです。
超音波で組織診断が出来てしまう。
すばらしいことです。
その昔、心エコーをかじった頃tissue charactarization
という言葉が飛び交っていたのをつい思い出してしまいました。
第21回日本冠動脈学会の発表で少し勉強してみました。
 

VH-IVUS評価でボリューム変化に先行
プラークの組成が 4 つの色調で表示され,その安定性を視覚的,定量的に把握できる血管内視鏡(virtual histology IVUS;VH-IVUS)を用いた評価で,スタチン投与により,非責任病巣のプラークの安定化が,プラークボリュームの変化に先行して認められる可能性のあることが,日本大学板橋病院循環器内科の高山忠輝医長らにより報告された。

慢性期にHDL-C上昇,CRP低下
 プラークは責任病巣だけでなく,非責任病巣にも存在し,二次予防の観点からは,むしろ後者のプラークのほうが予後に大きく影響するとも言える。
こうした非責任病巣のプラークに対して,スタチンが安定化あるいは退縮効果をもたらすことが海外の大規模臨床試験により明らかにされている。
同科の研究グループも昨年,71例172プラークをIVUSで観察し,スタチンの長期投与により,プラークが退縮し,それが持続すること,退縮に先立って安定化が認められることを報告している。

今回は,ACS非責任病巣のプラークに対するスタチン投与の影響をVH-IVUSで評価した。
対象は,ACS急性期および慢性期( 6 か月以降)に冠動脈造影とVH-IVUSを施行できた22例。VH-IVUSにより,赤色で表示されるプラーク不安定性指標のnecrotic core(NC)が慢性期に増加した 8 例( I 群)と減少した14例( II 群)に分けて検討した。
スタチンは I 群では1 例のみ, II 群では11例(79%)に投与されており,有意差が見られた。

慢性期におけるLDLコレステロール(LDL-C)低下の程度は I 群と II 群で有意差がなかったが,HDLコレステロール(HDL-C)の上昇は II 群で有意に大きく,さらに炎症指標のC反応性蛋白(CRP)は II 群だけで有意の低下が認められた( )。


プラークボリュームの変化は両群で有意差が見られなかった。

以上から,高山医長は「スタチンが持つLDL-C低下作用に加え,抗炎症作用,HDL-C上昇などのpeliotropic effects(多角的作用)により,プラーク性状の安定化がプラークボリュームの変化に先行することが示唆された」と述べた。

出典
Medical Tribune 2008.2.14
版権 メディカル・トリビューン誌

リャド(カロリーナアミーゴ嬢)シルクスクリーン 
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h51000442 

 

VH-IVUSによる不安定プラークの確認
http://tomochans.exblog.jp/2827208
(東可児第13同盟という情熱あふれるブログです)
VH-IVUSによる脆弱性プラークの判別について
In vivo intravascular ultrasound-derived thin-cap fibroatheroma detection using ultrasound radiofrequency data analysis.
J Am Coll Cardiol. 2005 Dec 6;46(11):2038-42. Epub 2005 Nov 9.
Rodriguez-Granillo GA, Garcia-Garcia HM, Mc Fadden EP, Valgimigli M, Aoki J, de Feyter P, Serruys PW.
Erasmus Medical Center, Thoraxcenter, Rotterdam, the Netherlands
安定プラーク(急性心筋梗塞、不安定狭心症)と
安定プラーク(安定型狭心症)の組成の違いはありませんでした.
プラークが不安定であるサインとして,このThin-cap fibrinoatheroma(不安定フィブリンキャップ)が重要です.
新しいモダリティであるVH-IVUSを用いれば、この不安定プラークのサインである
Thin-cap fibrinoatheromaをより正確に確認することが可能です.
不安定プラークや、壊死性コア(Necrotic Core)を治療前にIVUSでその存在を
確認できることで、冠動脈末梢血栓、Slow Flowなどの発症を予防し、または
その合併症を最小限にする処置が可能となります.

最新の血管内超音波検査 ; VH-IVUSについて 
http://tomochans.exblog.jp/2789516
(同じくこのサイトからです)
Association of plaque characterization by intravascular ultrasound virtual histology and arterial remodeling.

Am J Cardiol. 2005 Dec 1;96(11):1476-83. Epub 2005 Oct 12.
Fujii K, Carlier SG, Mintz GS, Wijns W, Colombo A, Bose D, Erbel R, de Ribamar Costa J Jr, Kimura M, Sano K, Costa RA, Lui J, Stone GW, Moses JW, Leon MB.
Columbia University Medical Center and Cardiovascular Research Foundation, New York, New York.
(この論文をカラー写真入りで邦訳して紹介しています)

 

IVUS-VH(IVUS-Virtual Histology
http://www.wakayama-med.ac.jp/med/junnai/research_02.html
近年、IVUS-VH(IVUS-Virtual Histology)が臨床応用され、これにより血管内超音波で得られる信号から、動脈硬化病変のプラーク組成は、4つの色調(緑:線維組織、黄緑:線維脂肪組織、赤:壊死中心、白:石灰化)で表示される。


血管内超音波検査装置(IVAS)のメリット
http://www.sakakibara-hp.com/menu_new_topic_spot/200509/IVUS/


<番外編>
iTune,Podcast,iPodによる情報検索
http://tomochans.exblog.jp/i7
(上に紹介した「東可児第13同盟」からの記事です。私もMacファンですが、彼のようには医療面で活用出来ていません。今春、医学生の我が子が3か月米国に留学します。キャンペーン期間中ということもあってMac Book ProとiPod touchを奢ってやりました。あちらで使いこなさせて帰国後は教えて貰う下心です。トホホ)

MacとiPod。学生生活に最高の組合わせ。
http://www.apple.com/jp/promo/backtoschool/

他に
「井蛙内科/開業医診療録」 
http://wellfrog.exblog.jp/ 
ふくろう医者の診察室
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
があります。

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