戯れ言たれる侏儒
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CVデバイスとMRI

戯れ言たれる侏儒 / 2008.01.10 00:15 / 推薦数 : 2

ステントの入った患者さんへのMRIを先生方はどのように指示されているのでしょうか。

私みたいな一開業医にはよくわからないことですが、施設によっての、ある程度のコンセンサスかマニュアルはあることも思います。

ネタがm3.ですので誠にもって図々しいのですが自分自身への勉強として紹介させていただきます。

勤務医の先生方のコメントをいただけると有難いと思います。

以下の内容も決して歯切れのいいものではありません。 

 
立石秀春 「真間山の桜・伏姫桜」  日本画 
http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v37857672?u=;ga_vision2004


CVデバイスに対するMRIの安全性に関する新規声明

提供:Medscape

米国心臓協会が心臓血管デバイス留置患者に対する磁気共鳴画像法の安全性に関する科学的声明を発表した

Lisa Nainggolan-WebMDの専門ニュースサービスHeartwireより-

【12月4日】米国心臓協会(American Heart Association)が心血管デバイス留置患者に対する磁気共鳴画像法(MRI)の安全性に関する科学的声明を発表し、米国心臓病学会(American College of Cardiology)、北米心臓画像法学会(North American Society for Cardiac Imaging)、および心臓血管磁気共鳴学会(Society for Cardiovascular Magnetic Resonance)もそれを支持した[1]

文書では、大部分のデバイスについて、臨床的にMRIスキャンの良い適応となる場合には、おそらく利益がリスクを上回るだろうと述べている。

筆頭著者であるベイラー医科大学(テキサス州ヒューストン)のGlenn N Levine博士はheartwireに「これは特にこれらの問題を扱った最初の文書である」と語った。

長年にわたり個別のデバイスについてどのような場合にはMRIスキャンを実施しても安全かが定められてきたが、それらの大部分は十分なエビデンスに基づいたものではなかったと、博士は説明した。

「例えば冠動脈ステントが最初に登場したとき、MRIスキャンを撮影する前に少なくとも6週間は待たなければならないとされたが、それは確固たるデータに基づいたものではなかった。そしていまだにステント留置患者に絶対にMRIを行おうとしない人々もおり、それは不合理なことである。我々は、実際のデータと専門家の見解に合致する勧告を行いたいと考えた」。

この点に関して例外となるのは、ペースメーカーおよび植え込み型除細動器(ICD)である。

ペースメーカーおよびまたはICDを留置した患者に安全にMRIスキャンを行うことが可能かどうかについては議論の余地がある」とLevine博士は説明した。

「しかし我々は、スキャンを行うべきではないという包括的な声明を作成したくなかった。なぜならある特定の症例においては、MRIが臨床上の疑問を解決するための最善の画像法だからである。しかし同様に我々は、MRIの物理学、MRIの安全性、および電気生理学の専門知識を備えた、非常に経験が豊富な施設においてのみ、これらの患者にMRIを実施すべきであるという点を強調するよう、注意したいと思った」と博士は言及した。

大部分のデバイスに関してMRIは一般的に安全である

Levine博士は、委員会がこの指針をまとめようとする際に、「電話会議で私が奨励したことのひとつは、承認された表示に記載されている通りのことを述べたいのではなく、国内の専門家が考えていること、および専門家が人々に伝えるべきことを声明で述べたいのだという点であった」と述べた。

Levine博士は、非強磁性または弱い強磁性を示す大部分のデバイスに関して、「我々は、臨床的にスキャンの良い適応となる場合には、デバイス留置後のいかなる時点でも、たとえ1日しか経っていなくても、一般的にスキャンを行うようにすべきだということを、最重要原則にすることにした」

しかし、もしMRIが完全に選択的である場合には、「その時点でスキャンを実施しても安全かもしれないが、場合によっては、植え込みから6週間経ってからスキャンを行うのが賢明である」と博士は述べている。

これに該当するデバイスは、一般的に留置されるすべての冠動脈ステント、多くの末梢ステント、多くの塞栓コイル、多くの下大動脈(IVC)フィルター、多くの大動脈ステントグラフト、すべての人工心臓弁および弁形成リング、ある種の心臓欠損の閉鎖・閉塞デバイス(cardiac closure and occluder device)、ならびに異常心電図波形記録システム(loop recorder)である。

「これは一般論である」と博士は述べている。

「これらの大部分のデバイスについては、患者のスキャンをいつ行ってもおそらく安全であるが、例えばある人が5年間も膝痛がありMRIを撮る必要があるが、2日前にデバイスを植え込んだばかりであったとしよう。5年間待ったのだから、もう数週間待ってもよいだろう。しかしもし車にはねられて入院した患者に急性膝痛があり、外科医がMRIを撮影したい場合には、その時点でMRIを行う十分な臨床適応がある」。

しかしLevine博士は次のように強調した:「我々は、いかなる特定のデバイスに関しても、その特定のデバイスに関する勧告を確認すべきであることを常に警告する。執筆グループの物理学者が強調したことのひとつは、1つのステントがスキャンしても安全であるからといって、すべてのステント、特にMRIの安全性に関する試験がまだ行われていないステントが、スキャンしても安全であることを意味するわけではないということであった。我々は一般的な勧告を行ったが、人々はこれからも具体的な勧告を確認すべきである」。

科学的声明は、更なる安全性情報が得られる多数の情報源を提示している:製造元による勧告が多数のウェブサイトに掲載されており[2,3,4,5]、特によく知られているのはwww.MRIsafety.com[6]であるが、他にも発表された文書およびオンラインの文書がある。

ICDとペースメーカー:専門家に任せるべき

ペースメーカーおよびICDに関してLevine博士は次のように述べている:「いくつかの非常に具体的な勧告を述べる。これらの患者に対するMRIスキャンは、非常に経験豊富な施設に限定して、MRIの強力な適応がある場合にのみ実施すべきである」。なぜなら、MRIがそのようなデバイスの破損、再プログラミング、またはそれらの機能に対する別の形での悪影響を引き起こすことが、論理的に懸念されるからであると博士は述べている。

「MRIを実施する場合は、CTスキャンと同じではなく、どのスキャンシークエンスを使用するのか、スキャンのパラメータをいつ、どのように調整するかなど、その規模がより複雑である。例えばペースメーカーを留置しており脳のMRIを受けようとする場合、脳をスキャンするからといって、胸部に留置したペースメーカーに影響がないというわけではない」と博士は説明している。

博士は、執筆委員会はペースメーカーおよびICDを留置した患者におけるMRIを全面的に禁止することはしたくないと強く感じていたと述べているが、「我々は同様に、『平均的な医師』がこれを見ていないで、『ああ、私はスキャンをしてよいのだな』と思わないように、十分に注意したいと考えた。

そのようなことがあれば大変なことになるだろう。

我々は、安全に実施できる方法を熟知しているいくつかの施設を人々が受診するよう、奨励したいと考えた。

これは、平均的な医師が試みて何が起きるか知るような類いのものではない」。

情報開示の完全な一覧表は原著に記載されている。

1. Levine GN, Gomes AS, Arai AE, et al. Safety of magnetic resonance imaging in patients with cardiovascular devices. An American Heart Association Scientific Statement from the Committee on Diagnostic and Interventional Cardiac Catheterization, Council on Clinical Cardiology, and the Council on Cardiovascular Radiology and Intervention. Endorsed by the American College of Cardiology Foundation, the North American Society for Cardiac Imaging, and the Society for Cardiovascular Magnetic Resonance. Circulation 2007 doi: 10.1161/CIRCULATIONAHA.107.187256.
2. http://www.acr.org
3. http://www.scmr.org
4. http://www.nasci.org
5. http://www.IMRSER.org
6. http://www.MRIsafety.com

The complete contents of Heartwire, a professional news service of WebMD, can be found at www.theheart.org, a Web site for cardiovascular healthcare professionals.

Medscape Medical News 2007. (C) 2007 Medscape
http://www.m3.com/news/news.jsp?year=2007&month=

12&day=10&Submit=%C9%BD%BC%A8&sourceType=SPECIALTY

 

<コメント> 

この報告では循環器領域のデバイスとMRIの問題点について述べられています。

開業医としては脳動脈瘤のクリッピング後のMRIのことや使用される材質との関係についても知りたいところです。

話は脱線しますが、今ステント設置後で狭心症再発の患者さんがいます。

1)MDCTを依頼した場合、アーチファクトは出るのでしょうか?

2)ステント部位の最狭窄の評価はMDCTで可能か、無理なのか

ご教示いただけると有難く思います。

コメントお待ちしています。

 

他に  「井蛙内科/開業医診療録」 
http://wellfrog.exblog.jp/ があります。

 

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