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< 抗血小板薬の選択枝 その3(3/3) | メイン | MASSステント研究 >
~米国心臓協会(AHA)年次学術大会2007~ より
COURAGE
Clinical Outcomes Utilizing Revascularization and Aggressive Drug Evaluation
のサブ解析がAHAで発表されました。
AHAのLBCTやスペシャルセッションで、ステント療法に関する重要な報告が相次いだ。
心臓SPECT検査による検証を行ったCOURAGE研究のサブ解析では、SPECTによる虚血性心疾患への治療評価が報告され、PCIが虚血症状を大きく改善したとした。
マサチューセッツステント研究では薬剤溶出型ステント(DES)とベア・メタル・ステント(BMS)との比較が示され、2年間の追跡調査で再血行再建術に移行する割合はDESの方が少なかったと報告された。
COURAGE研究の本研究は1999~2004年に、アメリカとカナダの50施設で2287人の冠動脈疾患患者を対象に行われた研究で、2.5~7年の追跡調査が実施されている。
①PCIとともに至適内科治療(OMT)を受けたグループ
②OMTだけを受けたグループ
の治療成績を比較し、複合主要評価項目の死亡、心臓発作、脳卒中または急性冠動脈症候群のための入院率では有意な差を認めなかったと報告されている。
今回、米国エモリー大のレスリー・J・ショウ教授は、同試験のサブ解析として本研究の対象患者のうち313人について、SPECTイメージングを用いた核画像技術MPSによって血流を評価した。
その結果、MPSイメージングで、PCI+OMT群で、虚血は
2.7%縮小し、OMT群では0.5%縮小した(p<0.0001)。
5%以上の心筋の回復を示した患者はPCI+OMT群で
33.3%、OMT群で19.8%だった。
心筋虚血部位が縮小した患者ではその後6~18カ月の間、両群ともほぼ8%が狭心症に移行することはなかった。
しかし、虚血が心筋の10%以上に及ぶ高リスクの患者では、PCI+OMT群の方が、OMT群よりも有効だった。
こうした結果についてショウ教授は、従来の本研究の結果を変えるものではないとした上で、「PCI+OMT群では患者はPCIのベネフィットを得て、1年で虚血部位の大きな縮小を示した。こうした結果が出たことで、虚血性心疾患の患者にとって、PCIを選択するときの参考になるかもしれない」と述べた。
(図は以下のアドレスをクリックしてください)
上記記事の出典
PCI、DESの報告相次ぐ
http://www.m3.com/tools/MedicalLibrary/jiho/200711/tokusyuu3.html

前川 希 Moon light http://page19.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x28145657?u=edelcoltd
COURAGE
http://www.ebm-library.jp/circ/doc/html/c2002562.html
(安定冠動脈疾患患者における初期治療として,至適薬物治療にPCIを併用しても,死亡,MI,その他の主要な心血管イベントのリスクは低下しなかった。)
Optimal medical therapy with or without PCI for stable coronary disease.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=17387127&dopt=AbstractPlus
<コメント>
本研究では安定冠動脈疾患患者でのPCIが、あまり有効ではないというnegative dataでした。
サブ解析では、SPECTイメージングを用いた核画像技術MPSによる血流評価ではPCIが有効であったというものです。
また虚血が心筋の10%以上に及ぶ高リスクの患者に限定すると、PCIを行うと狭心症への移行が少ないという結果です。
本研究の2287人から313人がどのように選択されたかというところがいささか気になるところです。
参考 ; myocardial perfusion SPECT (MPS),
他に 「井蛙内科/開業医診療録」
http://wellfrog.exblog.jp/ があります。
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