戯れ言たれる侏儒
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AF-CHF試験

戯れ言たれる侏儒 / 2007.12.10 00:13 / 推薦数 : 0

AHA  Nov.3-7,2007 Orlando(No.1)

AF-CHF試験
洞調律維持療法と心拍数調節療法の比較研究
心血管死のイベント発症率は心拍数調節療法を上回らず
洞調律維持療法はAFの発生率を大幅に削減

心不全患者と心房細動(AF)患者の心血管死に対する、洞調律維持療法(リズムコントロール)と心拍数調節療法(レートコントロール)の比較研究「AF-CHF」の最終結果が6日のLBCTで、研究責任者でモントリオール大医学部教授デニス・ロイ医師により発表された。
洞調律維持療法は、AFの発生率を大幅に削減したが、第1エンドポイントである心血管死の低下においては、心拍数調節療法と比較した場合、より高い改善が見込めるわけではないとの結論であった。
ただ試験結果を論評したロドニー・フォーク医師はQOLについてのデータが検証されなかったことにも触れ、今後の研究項目として注目されるべき点であろうと述べた。

AF-CHF試験は、カナダ、米国、ブラジル、アルゼンチン、ヨーロッパ、イスラエルの123カ所で実施したプロスペクテイプ無作為多施設研究で、被験者1376人が参加した。
登録期間は2001年5月~05年6月、追跡研究は07年7月まで継続した。

心機能分類(NYHA)がⅡ~Ⅳまでの左心室駆出率(EF)35%未満、もしくはNYHA分類がIで、CHFかEFが25%未満だったために入院したことがあるうっ血性心不全
(CHF)患者、またはAFのECG確認のエピソードが6カ月以内に最低1回起こった患者などが被験者の対象となった。

オープンラべルで無作為に、洞調律維持療法か心拍数調節療法に振り分けた。
洞調律維持療法の患者群では、初期治療薬の選択肢として82%が抗不整脈薬アミオダロンを投与、心拍数調節療法の患者群では、βブロツカーとジゴキシンに加え、必要な場合はペースメーカー療法も実施した。
どちらの患者群にも、最適な心不全管理と抗凝固薬を与え、平均37カ月間追跡。
ベースポイントでは、これら2つの患者群の年齢や症状、既往症といった特徴は、どれも似通っていた。

心血管死の発生率はリズム=26.7、レート=25.2%
その結果、洞調律維持療法の患者群では、AFの発生率がベースラインの54%から徐々に低下し、4カ月目には17%に至った。
その後21カ月間低値を維持した後、小幅に増加し48カ月目に25%となったが、心拍数調節療法の患者群では常に60~72%の発生率となっており、大きく下回る結果であった。
このことは洞調律維持療法の患者群が、75%から80%の割合で正常な洞調律を取り戻していることになる。

しかし第1エンドポイントである心血管死の発生率は、洞調律維持療法群で26.7%(182人)、心拍数頂節療法群25.2%(175人)であり、2つの患者群で差がないことが分かった。

また全体の死亡率や脳卒中率とCHF悪化度合い、また心血管死とCHF悪化、脳卒中を合わせた全体リスクの第2エンドポイントにおいても、統計的に有意性のある差は認め
られなかった。

そのほか入院率やNYHA分類、6分歩行といった項目でも、洞調律維持療法に有利な結果は現れなかった。
これらのデータから研究グループは、AFとCHF患者に対する定期的な洞調律維持煉法の利用は、検討していく必要があると結論した.

優位性認められなかったことは残念
LBCTで研究結果を論評したロドニー・フォーク医師は、第1、第2エンドポイントにおいて洞調律維持療法に優位性が認められなかったことは、残念な結果であったと述べた。

その上で収縮機能障害患者におけるAFの電気的除細動が適切かどうかについては、肯定的にも否定的にも解釈できるとし、「心拍数調節療法で安定している患者では不適切であるが、心拍数調節療法では効果が認められない患者では適切な可能性があり、AFの症状を呈する患者では適切であろう」とコメントした。

洞調律維持療法群の約8割に洞調律の回復が見られたことは、同療法が非常に効果的であることを示しているが、その一方で、心拍数調節療法群でも約4割が回復していたことも忘れてはならないと指摘した。

またQOLについてのデータが検証されなかったことにも触れ、過去の研究でもこの課題に対する答えは明確になっていないため、今後の研究項目として注目されるべき点であろうと述べた。

出典 Japan Medicine 2007.11.30         Copy right (株) じほう

<コメント>

副題の「洞調律維持療法はAFの発生率を大幅に軽減 」

 

わかったようなわからない内容です。 AFを洞調律に維持した群を洞調律維持療法群とすれば当たり前といえば当たり前になってしまいます。

そして洞調律維持療法群が一過性心房細動 を起こしていない証拠はまったくありません。

そのことこそが心血管死が減らない可能性もあるのです。

さらにアミオダロン自体が問題をふくんでいるのかも知れません。

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他に  「井蛙内科/開業医診療録」 

http://wellfrog.exblog.jp/  があります。

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