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Doctors Blog

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Medical Tribune 2007.11.29からの記事です。

高血圧の治療結果に冬季と夏季で差
    退役軍人で大規模な血圧調査

〔米テキサス州ダラス〕
ワシントン復員軍人局(VA)医療センターのRoss D.Fletcher博士らは、冬季に高血圧治療を受けた患者は夏季に治療を受けた患者に比べて正常血圧に回復する症例数が少ないと、フロリダ州オーランドで開かれた第80回米国心臓協会(AHA)学術集会2007で報告した。

温暖な土地でも同じ結果
今回の5年間に及ぶ研究では、全米の温暖な都市と寒冷な都市にある15のVA病院において44万3、632例の高血圧退役軍人を同定した。
別々の3日間に収縮期血圧が140mmHg超、拡張期血圧が90mmHg超であった退役軍人を高血圧と定義した。

Fletcher博士は「重要なことは、アラスカ州のアンカレッジにいてもプエルトリコのサンファンにいても、冬季と夏季では高血圧が正常な血圧値に回復する例数に差が見られたことである」と述べた。

研究の結果、温暖な都市や寒冷な都市を含むさまざまな都市において、冬季は夏季に比べて正常血圧に回復する例数に有意差が見られた。
Electronic Health Recordに記録された患者の血圧値によると、正常血圧に回復する患者の割合の差は平均して有意差を示し、両シーズン間で7.76%であった。

今回の研究の対象となった退役軍人の平均年齢は66歳で、約51%は白人、21%はヒスパニック系、27%はアフリカ系米国人であった。
女性は3.7%にすぎなかった。

同博士は「血圧が冬季に上昇し、夏季に正常値へ改善するという点は、サンファンもアンカレッジも実質上同様で、最も寒冷な都市で血圧の変化が最大であったわけではない」と述べた。

体重と身体活動が要因
Fletcher博士は、これら季節性の差異は、南部と北部の気候や日射量よりも、体重と身体活動が要因である可能性があると指摘。
体重の変化は有意である。体重は冬季に増加し、夏季に減少する。夏季は身体的に活動する傾向が高く、冬季はあまり活動しない」と述べた。

同博士は,これらの季節性の差異を考慮して、患者の高血圧に沿った治療戦略をデザインすることの重要性を強調し、それにより、冬季の高血圧治療における介入の機会が増加するであろうと推察した。

すべての都市のVA病院で、研究開始から終了時までに改善が見られた。
VA病院システム全体では年平均約4%改善した。
 
Electronic Health Rccordシステムには、18億件の生体記録と約119万2、781例に関する1,900万件以上の血圧
記録のデータが含まれており、高血圧治療の改善に重要な役割を果たしている。
この電子システムは血圧のチェックが必要な場合に血圧値の情報をそれぞれの患者から医師へフィードバックするため、初期の血圧管理の促進につながる。

他の13のVA病院は,ボルティモア、ボストン、シカゴ、ファーゴ、ホノルル、ヒューストン、ロサンゼルス、マイアミ、ミネアポリス、ニュ-ヨーク,、フィラデルフィア、オレゴン州ポートランド、ワシントンにある。


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<コメント> 

さっと読んだときには、この論文の言わんとするところは一体体何かと考えてしまいました。                
結局、血圧は気候や日射量ではなく、体重と相関するとい結論のようです。                         
しかし、この結論ははたして本当でしょうか。         

体重と血圧が相関するというようになってしまうんでしょうか。

家庭血圧を測定している患者の血圧を」みると寒くなってくると同時に見事に(リアルタイムに)血圧が上がります。   
体重が増加する暇もないくらいに短期間なのにです。    先生方の経験はいかがでしょうか。              
この論文の意味するところはもっと深いところにあるのでしょうか。                                
たとえば血圧をみているのではなく、治療結果をみているものであるとか。                           
結局、浅学菲才の私にはよく理解出来ない論文でした。

すくなくとも蓄積データのすごさには圧倒されます。     
これが西洋の実証科学というものなのでしょう。 

昔の論文ではVA病院はやたら目にしましたが、最近は減っているような気がします。                    
しかしVA病院の分布がわかったのは今回の収穫でした。                         

他に  「井蛙内科/開業医診療録」 http://wellfrog.exblog.jp/があります。

 

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