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昨日の続きです。
出典 Medical Tribune 2007.11.22
山本彪一(洋画壇物故巨匠) パリ街並風景 8号
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デバイスの選択と二次予防
司会
DESの使用頻度と効果についてはいかがでしょうか。
B先生
当院では約7割でDESを使用しています。
DESを使用した場合、PCI後6か月以降の冠動脈造影で再狭窄はほとんど認めず、責任病変を治すということだけを考えれば非常に有効です。
しかし、DESでは遅発性ステント血栓症のリスク軽減のため、長期にわたり抗血小板薬を服用しますが、抜歯や手術をする場合には抗血小板薬を中止すべきか非常に悩みます。PCI時、DESを用いるかBMSを用いるかは、冠動脈だけでなく、患者さんの全身状態と社会的状況をみて選択するのが大事だと思います。
H先生
急性冠症候群(ACS)にDESは保険適用外ですので、DESの使用頻度は各施設のACSの割合や、elective PCI(ePCI)の件数の比率によって影響を受けると思います。
当院ではACSが約3割を占め、その患者さんにはBMSを使っていますが、ePCIでは、術前に薬剤の副作用などを説明し、ほぼ100%DESを使っています。
E先生
当院のDES使用頻度は8割ぐらいです。
再狭窄はDESのほうが少ないため、コスト面でもDESが優勢だと考えています。
ACSに対するDESの使用に関しては,今後の大きな課題であると考えています。
DES後のカンデサルタン投与の意義を探る4Cトライアル
司会
最後に、PCI後降圧療法を必要とする患者さんにカンデサルタンを投与する意義についてご意見をお聞かせください。
I先生
心筋梗塞後は、心機能低下や心不全の発症が懸念されます。
カンデサルタンは慢性心不全患者を対象にしたCHARMで、心筋梗塞の発症を抑制することが示されており,PCI後の心機能が低下した患者さんに カンデサ ルタンを使う意義があると考えます。
さらに糖尿病がある場合、再発リスクが約2.6倍高まることがFinnish studyで示されています。
ARBに糖代謝の改善が期待できることからも、PCI後のフォロー薬にカンデサルタンを用いる意義は非常に大きいと考
えます。
Ogaki研究では、PCI後6か月以上が経過し、心電図異常を認めないなど、症状が安定した患者さんにカンデサルタンを投与した結果、2年間でCVDの再発をほぼ半減しました(図3)。

この研究では、PCI後の再狭窄を免れた症例を対象としているという点が、再狭窄リスクの減少が期待されるDES使用者と共通しており、DES使用例の予後を予測できるものです。現在進行中の4Cトライアルでは、DES使用例の降圧療法や心不全治療を必要とする患者さんを対象に 従来治療にカンデサルタンを追加する群としない群に分け、カンデサルタンの有効性を検討しています(図4)。
2、200例の登録を目標としており、現在、全国38施設のご協力をいただき 約650例の登録をいただいておりますが、まだまだ多くの先生方のご協力が必要です。
ご興味のある先生は 熊本大学循環器内科ホームペー(http://www.kumadai-junnai.com/bosyuusikin.html)をご覧いただくか,私どもにご連絡いただき,一緒に本研究にご参加いただきたいと思います。
司会
DES使用例に対する介入試験は、報告が非常に少なく、インパクトの大きい試験になると期待しています。
本日は.PCIを専門とする先生方から、「肥満者、高齢者のCVDの一次予防、二次予防には、CVDのリスク因子を発症させないこと、発症している場合には厳格にコントロールしていくことが重要である」ことをお話しいただきました。
4C 薬剤溶出ステント(Drug Eluting Stent)を用いた冠動脈形成術後の心血管イベント抑制に関する研究-アンジオテンシンII受容体拮抗薬によるイベント抑制効果-
http://www.jhf.or.jp/josei/studies/number/160.html
他に 「井蛙内科/開業医診療録」 http://wellfrog.exblog.jp/
があります。
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