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きょうの教材は
日本医事新報1386;82007.11の
冠動脈疾患とステント治療 薬剤溶出型ステント留置の術後フォローアップ です。
2007.11.12の1回目の続きです。
DES留置の術後フォローアップ(その1)1/2
http://blog.m3.com/reed/20071112/DES_1_2
臨床試験におけるDESの遅延性血栓性閉塞のリスクと再血行再建率減少によるメリット
RAVEL、SIRIUSシリーズなどのCYPHERステントがBMSに比べて再狭窄率の大幅な減少を示した無作為試験を、血栓性閉塞の世界統一の基準であるAcademic Research Consortium(ARC)の定義にしたがって示すと、術後4年までの心筋梗塞発生、死亡率には梗塞発生、死亡率にはDESとBMSに差はなかった。
これは、パクリタキセル溶出ステント(TAXUSステント)においても同様の結果であった(図3)。

問題は、ステント留置1年以降の血栓性閉塞発症率が低いとはいえ、DESでは0でなく、BMSではほぼ0である
(図4)。

実際にはDESが、明らかに心筋梗塞発症、死亡率が高いというデータは少なく、むしろ重症患者を含む連続症例では死亡率がBMSよりも低いデータもある。
重症患者では、再狭窄および再狭窄に対する再治療のリスクが高い可能性があり、DESとBMSのどちらの長期予後がよいかはまだ不明な点が多い。
現在、BMSの再狭窄が必ずしも安全ではない点も、改めて取り上げられている(図5)。

DES留置後の抗血小板療法の重要性
今までの情報を踏まえると、米国心臓病学会(ACCA)/米国心臓協会(AHA)/心血管造影・インターべンション協会(SCAI)合同のガイドラインに基づいた、12か月の抗血小板療法の継続によって大半の血栓性閉塞は予防できると考えられる。
その際、重要なのは十分な患者指導、不十分拡張の回避、分岐部のステント使用の回避などであろう。
再狭窄は患者の生命に影響を及ぼすことは比較的少ないが、血栓性閉塞の死亡率は40%ともいわれており、致命的な合併症であることを常に念頭におき、患者の治療に当たることが冠動脈疾患に対するステント治療後の管理を行う医師に求められる。
日医雑誌 第136巻・第8号 平成19(2007)年11月
<コメント>
新しい文献が掲載されています。
興味を持たれる先生もおみえになるかと思いアップしました。
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