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選択的アルドステロンブロッカー(SAB)である「エプレレノン(商品名セララ)」が、2007年7月31日に製造販売承認されました。
エプレレノンについては以前このブログでとりあげさせていただきました。
アルドステロン受容体拮抗薬
http://blog.m3.com/reed/20070828/1
近々発売の予定なので再度お付合い下さい。

<コメント> 高血圧自然発症ラットや脳卒中ラットで著明な家森幸男先生がWHOの「CARDIAC STUDY」で世界各国の人の塩分摂取量などの食生活の調査を行っており、私は今ちょうど先生の書かれた著書(「脳と心で楽しむ食生活」) を読んでいるところです。
このデータはもしかしてその研究成果かも知れません。
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2007/09/27
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2007/10/04
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2007/10/11
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2007/10/18
(私の他のブログです。)
現在、原発性アルドステロン症の患者には、抗アルドステロン薬として「アルダクトンA」(一般名:スピロノラクトン)が処方されています。
このスピロノラクトンは、アルドステロン受容体に拮抗して、アルドステロンの作用を阻害しますが、アルドステロン受容体への選択性が弱く、アンドロゲン(男性ホルモン)やプロゲストロン(黄体ホルモン)の受容体にも拮抗してしまいます。
このため、男性では女性化乳房やインポテンツ、女性では月経不順といった副作用が問題でした。
エプレレノンは、アルドステロン受容体に、より選択的に作用するため、これら副作用が生じにくい(1/100〜1/1000)点が特徴です。
似た作用の薬剤で副作用の頻度が異なる薬剤を同じ会社が販売する形になります。
ちょうどS社のパナルジンとプラビックスのケースと似ています。
ちょっと古い論文ですがEPHESUSというスタディーで「左室機能障害や心不全を合併する急性心筋梗塞例では通常の心不全治療にeplerenoneを追加することにより死亡率や障害を低下させた」という結果が報告されています。
NEJM 348:1309-1321 April 3, 2003
http://www.gik.gr.jp/~skj/mega_chf/EPHESUS.php3
(原著ではなく紹介サイトです。)
このように降圧剤のみならず心臓、腎臓、血管などの臓器保護作用が期待されます。
またRA系抑制剤との併用効果をみたRALES試験やEPHESUS試験については先のブログで紹介させていただきました。
臨床に役立つアルドステロン総合サイト
http://www.aldosterone.jp
ファイザー、選択的アルドステロンブロッカー「セララ(R)錠」高血圧症治療薬として製造販売承認を取得
http://www.japancorp.net/japan/article.asp?Art_ID=38923
選択的アルドステロンブロッカー「セララ錠」
高血圧症治療薬として製造販売承認を取得
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2007/2007_08_02.html
レニンーアンジオテンシン系阻害薬をめぐる大規模臨床試験の変遷
http://www.lifescience.jp/ebm/medhist/0601/0601.htm
エプレレノン:日本初の選択的アルドステロン阻害薬
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/200708/503976.html
高血圧治療薬の基礎:開発中の高血圧治療薬
http://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/127/5/127_381/_article/-char/ja://
心臓とアルドステロン
medical.radionikkei.jp/igakushoten/final/pdf/S170411.pdf
心臓リモデリング抑制作用に対するアンジオテンシンII受容体拮抗薬とアルドステロン拮抗薬の併用療法について
http://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/124/2/124_83/_article/-char/j
座談会 わが国で降圧薬はどう使うべきか 4/5
http://www.lifescience.co.jp/cr/zadankai/0402/4.htm
ファルマシア社、新高血圧症治療薬エプレレノンの治験結果を公表
http://ed-info.net/pfizer/company/press/pharmacia/20020325.html
Epleronone Post-Acute Myocardial Infarction Heart Failure Efficacy and Survival Study (EPHESUS)
http://www.gik.gr.jp/~skj/mega_chf/EPHESUS.php3
左室収縮機能不全および心不全合併急性心筋梗塞発症患者におけるeplerenoneによるランダム割付け後30日間の死亡率の減少
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000053_S0023309_0004.html
<番外編>
10月21日(日)「セララ新発売記念シンポジウム」が東京(グランドプリンスホテル新高輪)であります。 当日出席します。
実は大学時代の友人と、講演会終了後に情報交換会を抜け出して久しぶりに一献傾けるのが真の目的ですが。
セララに関する新情報が得られれば機会を改めて紹介させていただきます。
<注>
挿入した図は3枚ともファイザー社の広告
(NIKKEI MEDICAL2007.10)からのものです。
読んでいただいてありがとうございます。
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