戯れ言たれる侏儒
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TNTスタディ

戯れ言たれる侏儒 / 2007.10.18 00:45 / 推薦数 : 1

LDL-C低値の場合もHDL-C値が心血管イベントを予測

スタチン治療によりLDL-C値がきわめて低値に維持されている場合でも、HDL-C値が心血管イベントを予測することがTNTスタディの事後解析で明らかになりNEJM2007.9.27に発表されました。
参考 Medical Tribune 2007.10.11

TNT: Treating to New Targets
http://www.medscape.com/viewarticle/501390

Clinical Implications of the TNT Trial
http://www.medscape.com/viewarticle/506717

TNT試験概要
http://www.medical-tribune.jp/congress/landmark/TNT/TNTgaiyo.html

Treating to New Targets (TNT) Study: does lowering low-density lipoprotein cholesterol levels below currently recommended guidelines yield incremental clinical benefit?
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?db=pubmed&uid=14715339&cmd=showdetailview&indexed=google
Intensive lipid lowering with atorvastatin: the TNT study
http://www.tripdatabase.com/SearchResults.html?s=1&gk=TNT+study&itemId=254121

LANDMARK TRIAL SHOWS PATIENTS BENEFIT FROM INTENSIVE CHOLESTEROL-LOWERING
http://www.pfizer.ca/english/newsroom/press%20releases/default.asp?s=1&year=2005&releaseID=159

 

藤田謹三  南国風景  P8号
http://page21.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j7580336
 

<番外編 その他のトピックス>
同じくMedical Tribune 2007.10.11から。
「MI既往もない糖尿病患者 
男性ではMI既往患者よりも総死亡リスク高い」
デンマークの330万人を対象とした疫学調査の結果、血糖降下療法を受けている男性患者はMIの既往がなくても総死亡リスクはMI既往患者より高かった。
<コメント>
ここでの血糖降下療法は経口薬あるいはインスリンと定義づけられています。
評価項目は「総死亡」および「MI、脳卒中、心血管死」で後者および女性では差はなかったようです。
最近、グリベンクラミドは心筋梗塞のリスクが高い人には使用しない方向になっています。
今回の結果は、総死亡のみに有意差があったとのことですから、ちょっと違うようです。
小さな記事ですが大きな問題を含んでいます。
スタチン系も lower the better  と叫ばれていますが、少し総死亡の点で検討していただきたいものです。
<参考>
SU薬はSU受容体という膜蛋白に作用します。SU受容体にはSUR1、SUR2があり、SUR1は脳のβ細胞を中心に発現しインスリン分泌を促進する役割を持っています。
SUR2は心筋、骨格筋などに発現し、インスリン感受性を良くします。
SUR1の結合箇所(部位B、部位S)が、1あるいは2カ所によって作用時間と膵外作用を決定します。
グリベンクラミド(オイグルコン、ダオニール)は基本的にはBとSに結合するので作用は強力で、膵外作用があるとわかっています。
ただ問題はSU薬による心筋に対する作用です。グリベンクラミドは心筋に対して強い作用を示しているので、心筋梗塞のリスクが高い人には、グリベンクラミドのような作用が長くて強い薬は慎重に使うべきと考えています。

http://www.takedahp.or.jp/KOSEIKAI/MEDNEWS/vol09.pdf

 

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