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今年の 欧州心臓病学会(ESC2007)の発表
ADVANCE試験
の紹介を少しさせていただきます。
ACE阻害薬と利尿薬の合剤を糖尿病患者に投与した際の血管系イベントの発生率をみたものです。

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http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c149198274
高リスク糖尿病患者に対する積極的降圧療法の有用性が示される
心血管系高リスクあるいは既往を認める糖尿病患者では、血圧に関わりなくACE阻害薬+利尿薬を用いた降圧により血管系イベントが減少することが、 Lancet誌9月8日号に掲載されたADVANCE試験の結果より明らかになった。
本研究は論文掲載に先立ち、欧州心臓病学会(ESC)において報告されている。
高リスク糖尿病を対象、血圧は不問
本試験の対象は55歳以上の2型糖尿病患者11,140例だが、心血管系イベント既往あるいは心血管系リスクを有する「心血管系高リスク」患者だった。
心血管系リスクとされたのは「細小血管症」「糖尿病性眼症」「喫煙」「脂質異常症」「微量アルブミン尿」「糖尿病歴10年以上」か「65歳以上」である。
試験参加に関し、血圧値は問われなかった。
これら11,140例はACE阻害薬ペリンドプリル(注:日本での商品名コバシル)と利尿薬インダパミド(注:日本での商品名ナトリックス)の合剤を服用する「降圧薬群」(5,569例)と「プラセボ群」(5,571群)に無作為割り付けされ、二重盲検法で追跡された。
試験開始時の背景因子は、平均年齢66歳、2型糖尿病発症平均年齢が58歳、32%に心血管系イベント既往を認めた。また降圧治療を受けていたのは69%、血圧平均値は145/81mmHgだった。
結果 略
これらより報告者らは、「ペリンドプリルとインダパミド合剤は、血圧の高低にかかわらず2型糖尿病患者の大血管症+細小血管症を減少させるだろう」と結論している。
なお同号に掲載された「論評」ではUniversity of Texas(米国)のNorman M. Kaplan氏が、プラセボ群の83%が何らかの降圧薬(55%はペリンドプリル)を服用していたにもかかわらず5.6/2.2mmHgの血圧差があった点など、いくつか考慮すべきポイントを指摘している。
http://www.carenet.com/news/det.php?nws_c=344
Patel A et al. Effects of a fixed combination of perindopril and indapamide on macrovascular and microvascular outcomes in patients with type 2 diabetes mellitus (the ADVANCE trial): a randomised controlled trial. Lancet. 2007 Sep 8; 370(9590): 829-40.
参考資料 Medical Tribune 2007.10.11
<コメント>
ALLHAT研究の後、利尿剤が再評価されています。
今回の研究もそういった流れの中でのものと思われます。
ヒドロクロロチアジドは非サイアザイド系降圧利尿とはいえ糖尿病を悪化させたり糖尿病薬の作用を減弱させるおそれがあるといわれており、どうしてここでこの薬剤かという疑問もあります。
Lancet誌は一流誌としてつとに有名で、JIKEI HEART Studyが掲載された際にもそんな話がありました。
私自身、英語が難解であることもあり昔から原文ではあまり読まないようにしていましたし、表記単位もなじめません。
これは全く個人的なことで申し訳ありません。
このことについては以前他のブログに書かせていただきました。
http://wellfrog.exblog.jp/6761110
さて、この論文は、抄録で見る限り、ちょっと乱暴なような気がするのですが皆さんはいかがでしょうか。
我が国でもARB(ロサルタン)と利尿剤(ヒドロクロロチアジド)との配合降圧剤が2006年10月に製造承認され、現在市場に出回っています。
市販後調査では意外と副作用の多い(何らかの副作用の発言率9.6%)薬剤という印象です。
ロサルタンを含むARB自体は、ほとんど副作用のない薬剤という鳴り物入りで登場したわけですからヒドロクロロチアジドによる副作用と思われます。
私自身、原著を読む環境にありませんので、原著を読まれた方のコメントをいただけると有難いと思っています。
プレミネント インタビューフォーム
http://www.banyu.co.jp/pdf/content/public/medicine/interviewform/if_preminent_tab.pdf
ACE阻害薬と利尿薬の投与は糖尿病血管合併症リスクを低減
http://www.venus.sannet.ne.jp/stroke/newmed.htm
ペリンドプリルエルブミン(コバシル錠2mg~4mg 等)
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se21/se2144012.html
PROGRESS 高血圧 痴呆 ペリンドプリル
http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/PROGRESS0718MedTri.shtml
新しい治療法・薬
http://www.venus.sannet.ne.jp/stroke/newmed.htm
インダパミド
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se21/se2149012.html
高血圧患者へのスピロノラクトンとインダパミド併用による
血管保護作用に対する臨床試験
実施計画書
http://plaza.umin.ac.jp/~kid-endo/rinshoshiken/COAST-keikaku.pdf
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