戯れ言たれる侏儒
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RAS二重阻止

戯れ言たれる侏儒 / 2007.10.14 00:48 / 推薦数 : 0

RAS二重阻止(dual RAS blockade)
第29回欧州心臓病学会(ウイーン)のサテライトシンポジウムでは、RAS二重阻止による治療法とともに、現在進行中の大規模臨床試験ONTARGET(結果は来春発表予定)についても概要が紹介されました。

異なる作用機序でRAS抑制
●RASの重要なメディエーターであるアンジオテンシンⅡは、心血管疾患の連続性( cardiovascular disease continuum)のすべての段階において関係している。
●アンジオテンシンⅡは、高血圧や炎症、代謝異常、内皮機能障害といった、有害な作用に直接関係しており、その結果、脳卒中や心筋梗塞イベント、あるいは腎不全などの慢性疾患が引き起こされる。
●ACE阻害薬はブラジキニンレベルを上昇させ、それがNOやPGといった有益な物質の産生を刺激する。
●しかし、キマーゼなどACE以外の経路でもアンジオテンシンⅡは産生される。
●ARBにより、AT1受容体を介した有害作用(血管収縮、細胞増殖、交感神経亢進、ナトリウム保持など)は阻止され、
同時にAT2受容体を介した保護作用(血管拡張、細胞増殖抑制、組織再生など)は維持・増強される。
●そこで、両者の併用でRASをより完全に抑制することができるのではないかとの考えから、その併用効果を検討する臨床試験が多数する臨床試験が多数行われている。
●非糖尿病性腎症患者を対象としたCOOPERATIVE試験においては、ACE阻害薬(トランドラプリル)単独群やARB(ロサルタン)単独群に比べて使用群では「血中クレアチニン値の2倍化、末期腎不全=新規透析導入」到達率が半減した。
●CHARM-Addedでは、ARB(カンデサルタン)を併用したほうが「心血管死、心不全悪化による入院」が有意に減少することが示された。


楢崎重視 油絵10号「ビックベン」
http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p83894829

●TRANSCEND
(TRANSCEND (Telmisartan Randomized AssessmeNt Study in aCE iNtolerant subjects with cardiovascular Disease)は2007年までに終了予定で2001年11月に開始された、ONTARGETに随伴して実施される二重盲検試験です。

アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤に忍容性の低い患者を対象にテルミサルタン(製品名:ミカルディス®)80mgをプラセボと比較投与しONTARGETを補完します。TRANSCENDの主要目的は、心血管死、脳卒中、急性心筋梗塞の発症、心不全の発症および悪化による入院の減少を心血管系複合エンドポイントとして、それらにテルミサルタンが及ぼす影響を検討することです。

二次エンドポイントとして、心不全新規発症、血管再建術、糖尿病新規発症、認知機能低下/痴呆、心房細動新規発症、腎症に与える影響も検討されます。対象は年齢55歳以上、心不全、脳卒中、末梢動脈疾患の既応歴または臓器障害を合併する I 型・ II 型糖尿病を有する患者です。

心疾患の結果としての症候群のある患者は除外されます。)
http://www.boehringer-ingelheim.co.jp/news/p-release/03_0320_b.html

AII受容体拮抗薬の展望 ONTARGET programの意義
http://www.lifescience.jp/ebm/cms/cms/no.3/interview/interview.htm

 (対談で分かりやすく説明されています。)

ONTARGET/TRANSCEND
http://www.ebm-library.jp/circ/doc/html/c2002419.html

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