戯れ言たれる侏儒
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NT-proBNPについて

戯れ言たれる侏儒 / 2007.09.06 00:15 / 推薦数 : 3

皆さんすでにご存知のように、ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)が、2007年6月1日付で保険適用されました。
今回の保険適用は、従来、心不全に関してBNPによる病態把握のみ認められていた保険適用が心不全の診断の部分にも適用されたものであり、保険適用区分としては新規保険項目となります。

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【NT-proBNPについて】

ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)は、76個のアミノ酸より構成されるペプチドです。
循環血液量の増加や心室壁へのストレスなど、心負荷の増大により脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体(proBNP)が産生され、これが蛋白分解酵素によりヒト心臓中で生理活性を持つBNPと生理活性を有しないNT-proBNPに分解されて血中に放出されます。
健常人のBNPおよびNT-proBNPの血中濃度は極めて低く、心不全の重症度に応じてそれぞれの血中濃度が上昇しますが、NT-proBNPは変動幅がより大きく、重症度の判断に役立ちます。
また、BNPよりも血清あるいは血漿中において安定性が良好であるため、信頼できる結果に基いた診断に役立つことが期待されます。

 

【NT-proBNP測定の特長】

(1)NT-proBNPは、血清あるいは血漿での測定が可能で、他の生化学項目・心筋マーカー等と同一採血管にて測定が可能です。また、追加で検査する際も採血する必要がなく患者負担が軽減できます。

(2)NT-proBNPは、検体の保存安定性が良好であることから測定結果の信頼性が高く、冷蔵での検体保管が3日まで可能です。

(3)NT-proBNPは、血中半減期が長いため血中濃度の上昇率が高く、心不全の早期診断や疾患レベルに応じた病態把握・判断が可能です。

 

【算定における留意事項】

(ア) ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定は、区分「D008」内分泌学的検査の「13」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定に準じて算定できる。


(イ) ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定は、心不全の診断または病態把握のために実施した場合に月1回に限り算定する。


(ウ) 1週間以内に、ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)精密測定、区分「D008」内分泌学的検査の「13」のヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定及び同区分「22」のヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定のうち2項目以上を併せて実施した場合は、主たるものを1つに限り算定する。


(エ) 本検査を実施した場合は、診療報酬明細書の摘要欄に本検査の実施日(ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)精密測定又はヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(HANP)精密測定を併せて実施した場合は、併せて当該検査の実施日)を記載する。
health.nikkei.co.jp/release/drug/index.cfm?i=2007062005520j5

ファルコ検査案内
www.falco-lab.com/cgi-bin/detail.cgi?f01=6983

新たに保険収載された検査項目 算定における一部付帯条件が変更された項目
uwb01.bml.co.jp/test/PDF/BML2007-15.pdf


NT-proBNPは心不全検査として有用
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/esc2006/200609/501324.html


心不全治療におけるACE阻害薬投与前からの
カルベジロール投与の意義:血漿 NT-proBNP濃度による検討
www.ttmed.com/cardiology/jp/aha/pdf/poster2262.pdf


BNP
www.lifescience.jp/ebm/cardiologyfrontier/no4/theme2.html

米国では随分以前から心不全の評価はNT-proBNPで検討されているようです。彼我の差を実感します。

<コメント>
従来のBNPとはそれぞれの特徴を理解して使い分けるのがいいのかもしれません。
しかし今のところ、BNPがNT-proBNPに優る点がイメージできません。
出入りの検査業者はNT-proBNPは翌日結果報告出来るが、BNPは数日後になると言っていました。
最近、今回の報告のようにピオグリタゾン(商品名 アクトス)による心不全発生が報告されています。
心不全の「診断」の適応をとったNT-proBNPによるチェックはそれらの早期発見に有用と思われます。

 

未消化な内容です。

コメント、訂正などのご指摘よろしくお願いします。


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