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心理検査のデータを見たいと言われる学校の先生も、
その子の事を知りたいと言う気持ちからなのか、
支援計画を立てたいので、必要なのか、
どうなんでしょうね。同じようで、微妙に違います。
もっとも、そんなことは、その先生の口調で、すぐに分かりますが。
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-20
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
-15-
(前回7月16日の続き)
これは、アスペルガー症候群の子どもの方にも良く見られるのですが、特徴として、もともとの不器用さを持っています。
これが、不適応の一つの大きな誘因となっている場合もあります。時としてこういう症状が友達から仲間外れになったりするようなきっかけをつくるときがあります。
ある程度の苦手であれば何とかできるのですが、本当にもともと苦手だということです。
よく尋ねるのは、ちょうちょ結びができたかどうか、縄跳びができたかどうか、自転車に乗れたかどうかという感じです。お母さんによくよく聞くと、お母さんが一生懸命に縄跳びを教えていましたとか、自分でボタンを入れられなくてものすごく時間がかかりましたとかというようなことを言われます。
もっとも、一度、自転車に乗れるようになると、とても、自転車を乗り回すという子も出てきます。
(続く)
心理検査などをすると、その結果を教えてくださいと、学校側から言われることがあります。親御さんの了解があれば、それは可能です。
ただ、単にそのデータだけが一人走りして、校内で、発達障害だから・・・云々となっては困ります。
あくまでも、心理検査の結果は、本人や親御さんの了解を得て、直接、学校の先生に、こちら側が、説明をするようにします。第3者がデータのコピーだけを見て、その数値や傾向だけで本人を判断されては困ります。
もちろん、解説は、私と言うよりも、心理の担当スタッフが、してくれますが、正直言って、私よりも良く本人を見ているので、私自身も勉強になっちゃたりしますね。
(こちらの話も、ついでに、続く、かな?)
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-19
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
-14-
(前回7月12日の続き)
多動や注意散漫の診断の参考になる生活状況として、家で食事中に途中で立ち上がってうろうろすることがあります。
ただ、「食事中ずっとじっとしています」と言われたからと言って、落ち着いているとは限りません。仮に、テレビが付いていればずっとじっとしています。
「いや、うちの子は食事中ずっとちゃんとおとなしく座っています」と言っても、それはただ単にテレビがあるから座っているだけで、テレビがなければそうではないかもしれません。
ADHDの子どもがよく読む本として、『ズッコケ3人組』、『怪傑ゾロリ』『妖怪レストラン』『王様シリーズ』などがあります(あくまでも、経験的にですが)。シリーズ物もので登場人物が大体分かっているから非常に読みやすい。中には、読んでいる人にクイズまで出してくれたり。そして何より挿絵がある・・等があるのかも知れません。間に絵があるというのはADHDの子は非常に読みやすいみたいです。それに、読むのはとっても早いですね。
もちろん、これらの本が、大好きだからと言って、ADHDとは限りませんけども・・・・。
(続く)
発達障害の方、小学校1年から、思春期、大人と、多くの世代の方が最近来られます。
ところで、時々、学校の方から、
「心理検査をして下さい」と依頼を受けたり、間接的に、「学校から、心理検査を受けるように言われたのですが、して頂けますでしょうか」と来られる方が、まれに(あくまでも、まれに)おられます。
心理検査、確かに、本人の特徴を知る上では、とても役に立ちます。但し、それは、その方とキチッと信頼関係ができて、ある程度、その人の生活やこれまでの出来事、面接場面からの本人の特徴が分かった上での事です。
人をキチッと診た上での、心理検査はとても役にたちますが、
人もろくに診ないで、心理検査の結果を見たところで、何の役にも立ちません。
・・・なんて、言い返したいところですが、気の弱い私は、学校との関係も壊したくないので、下手にでて、今度一緒に相談させてください・・・なんて、先生にお返しします。(いや、少なくとも、本人は、学校とは穏便な関係を保っているつもりです)
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-18
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
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(前回7月8日の続き)
算数は左半分が満点で右側がゼロ点というのがありますね。要するに計算式は得意ですけど、文章題になると一気に駄目になります。
文章題が理解できない子もいれば、1題目は読むけど2題目から読まないという。文章題を半分ぐらいしか読んでいないのにすでに問題を解き始めているという落ち着きのなさもあります。
(続く)
本当に暑い・・・梅雨は開けたのか、気象庁がタイミングを逸したのか、とにかく、暑いのだけは確かです。昨日は、久しぶりの、全く予定無しの休日でしたが、結局は子どもの行事などで忙しでした。
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-17
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
-12-
(前回7月4日の続き)
ADHDの症状としては、例えば、小学校1年生ぐらいですと基本的に漢字が嫌いです。ましてや、「山という漢字を3行書かせる」とような繰り返しも嫌いです。連絡帳を書くのが嫌いでうまくいかない子もいます。黒板に書いてあることをいちいち写すなんてめんどくさいことは嫌いです。
「こんなの書かなくても覚えているわ」と言って(覚えていませんけど)、写すのは嫌ですね。学校の先生が非常に長い文章を書くとだんだん腹が立って、連絡帳を破って食べたという子もいましたね。
漢字について言えば、何でも音読みしますね。抽象的な概念は下手なので、漢字や熟語の意味を考えるのではなくて。音読みで熟語を作っていきます。
例えば、「牛乳びん」を「牛入びん」と書いたりするんですね。このまま考えたら、びんの中に牛が入っているんでしょうかね。このような想像が付かない。ですから何でも音読みにやってしまう子もいます。
(続く)
今日も暑い・・・・ですね。職場にも冷房が入りました。車の方は、ガソリン代が気になって、躊躇していますが・・・
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-16
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
-11-
(前回6月30分の続き)
もしテレビゲームを新しく買われるのであれば家に買うのではなくて、近くにおじいちゃんやおばあちゃんが住んでいたらおじいちゃんやおばあちゃんに買ってもらったことにしてみましょう。
おじいちゃん、おばあちゃんちに行ったときだけテレビゲームができるとか、物理的な制約を付けないとADHDの子はなかなかうまく守れません。それぞれのADHDの子の特長をうまく生かしてやっていくことが、重要ですね。
基本的には家に帰ったらすぐに宿題をする習慣がつけばよいのですが、家に帰ってお父さんやお母さんが誰もいなければ、本人一人に自主的にさせるのはむずかしいです。
そんな時は、晩ご飯を食べてから20分間はお母さんと一緒に勉強しましょうという型でやってみることもあります。こういったいろいろなその子にあった集中できるようなやり方を効率よく考えていくということになると思います。
小学校高学年頃までは、一人の時よりも、親が一緒にいる時間をいかに有効に使うかを考えたいですね。
・・・・昨日の日曜日は久しぶりのお休みでしたが・・・、夕方、保健所から電話があって、「措置入院のための鑑定(指定医診察)」の依頼でした。精神科では、こういった、独特の突然の仕事が入ってきます。まぁ、保健所から、携帯に連絡があると、仕事以外にはありませんが・・・。と言うことで、最近のシリーズの続きです。
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-15
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
-10-
(前回6月28日分の続き)
テレビゲームなどについて、不登校になった時などいろいろな時に、「テレビゲームをやるだけやらせてあげたらいいじゃない」という考えもあるかも知れません。
それはそれぞれの個人の家の判断に任せる部分もあります。しかし、少なくともADHDの子にそれをやらせますと何時間でもゲームをやります。ですから、ADHDの子はまずゲームができる時間をできるだけコントロールしないとせっかくの短期集中能力を全部そちらへ持っていきますから、非常に才能の無駄遣いということになります。
ですから、ときどきお母さんが、もうこんなコンピューターもう捨ててやるとか言って、捨てればいいのに隠している人がいます。子どもがいい子にして、「お母さん、僕はちゃんと時間を守るから」と言ってだまされて出す人がいますね。あれは元の木阿弥(もくあみ)です。お母さんが捨てたのならもう捨てたことにして、それで突っ走ってください。
(続く)
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-14
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
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(前回6月27日分の続き)
3番目に、数倍の短期集中能力です。ですから、少なくともほかの子の4~5倍ぐらいは短期集中があります。その代わりあくまでも自分の好き嫌いによって違います。
それから人が付いていないと駄目です。ですから、お母さんが1時間放ったらかして勉強・自習させるよりは、お母さんが10分でも横に付いて勉強させてあげる方が、子どもの頃は能率が上がります。
中には、お母さんがいない時間は放ったらかしにするしかないということもあります。ある程度習慣が付いてくると、本人なりに、ある程度うまくやる子どももいます。
少なくともお母さんがいる時間帯、大人が一緒にいる時間帯をいかに有効に過ごさせるかということを考えていきます。基本的にアメとムチをうまく使わないといけません。ムチというのは本人の苦手な勉強とかです。アメというのは本人がゲームが好きならゲームです。
ただ、アメ、アメと言うと、「そんなに物ばかり与えていいんですか」と聞かれる人もいますが、そういう物だけがアメではありませんだ。ADHDは人なつっこいですから、お母さんと一緒におふろに入るとか、寝る前にお母さんに絵本を読んでもらうとか、お母さんが一緒に寝てくれるとか、ADHDの子にすればこういうことも十分アメになります。
ただ、当たり前ですが、必ずムチのあとにアメを持ってきてくださいね。「1時間がんばって勉強したら、1時間のゲームをしてもいい」というようなことをしないといけません。まかり間違っても、子どもの方が、「1時間ゲームをさせてくれたらきちんと宿題をする」という言葉を信用してはいけません。おそらく、ゲームをやめることはまずできません。それは信用したお母さんのほうの負けです。
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-13
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
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(前回6月25日分の続き)
2番目に、ADHDの子どものよく見る特徴として、人なつっこい、スキンシップが大好きですね。
べたべたしてきます。本当にもう幼稚なべたべたですね。全体的に幼い雰囲気も強く、ADHDの子どもで2階に寝室があったら、6年になっても1人では寝むれない。お母さん、一緒に寝よとか言って。1人で寝てきなさいよと言ったら、1人では嫌だとか言う子もいます。
学校の先生に非常にべたべたします。ですから、そのべたべたするのをある程度うまく使ってあげる。人なつっこくて図に乗りますから、褒めながら一緒に行動すると、結構図に乗ってくれます。この辺がADHDの子の非常にかかわりやすいところですね
(続く)
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-12
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
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(前回6月22日分の続き)
ADHDの子は、よく怒り、よく拗ねます。その代わり、怒られると非常に敏感ということは、褒められることに図に乗りやすい特徴もあります。
よくADHDの子を持ったお母さんに、「お母さん、褒めてあげなさい」と言うと、お母さんは「褒めたくない」というわけです。
これは褒めるところがないわけではなくて、褒めると図に乗るのが怖いというわけです。「これはすごいや」と言ったら、「おれって天才だろう」とか。そこまでは褒めていないんだけどと言うんだけれども。
一度ADHDの子の作文を見せてもらったら、作文の題名が『おれって一番』。
おれって一番、すごいぜ、すごいぜ。おれって一番、大したものだと書いて、何がすごいのか最後まで書いてありませんでした。要するに図に乗るというのがADHDのいいところです。
(続く)
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-11
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
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(前回の続き)
まず1番目は、「怒る、すねる、図に乗る」です。
兄弟が3人いて1人だけADHDの子がいたとしたら、同じように怒ったつもりでもADHDの子はものすごく自分が怒られたと思っています。
ちょっと怒ると、「どうしておれだけ怒るんだ」と。「皆と同じようにしか怒ってないじゃないか」と言うと、「いや、そんなことはない。おればかりが叱られている」と。ADHDは決して鈍感ではありません。むしろ、いろいろなところに向かってアンテナを張り巡らせています。
周囲の人が、「これはおかしいね」と言ったら、いきなり「えっ、お菓子の話した?」と、わけの分からないアプローチを掛けてくることもあります。自分の望んでいることが、そのとき思い通りにならないと、我慢することができなくて、怒り出すこともあります。
また、多動症状が基本にあるので、絶えず体を動かしている子などは、不登校のような状態になると身体を発散するときがないので、非常にいらいらとしてくるという場合もあります。
時には、すねることがあります。もっとも、すねる様子をみて、お母さんが腹が立って注意をする、ますますすねるとなって、もう泥仕合になっていきますね。その相手をしたら負けです。
(続く)