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進学を控えたアスペルガー症候群の生徒さん達、そろそろ、進学先を決める頃になりましたが、
できるだけ、オープンキャンパスなどに参加することをお勧めしています。
中には、「どうして、その大学に決めたの」と聞くと、
「パンフレットを見たら楽しそうで」「インターネットを見て」とか
まぁ、学校の概要とか、研究内容は、インターネットとかでよく分かりますが、写真はねぇ。。。特に、視覚刺激の強い子などは、一応本人には、
「そんなパンフレットの写真みたいに、皆が皆、キャンパスで楽しく語り合っていると言う訳じゃないからね」
「教官も、いつもいつも写真みたいに、ニコニコしていないよ」
「建物も、実際に見たら、色が違うかも」・・・
なんて、助言をしたりしてしまいます。夢を壊すのも、よくないかな?
ここ1か月は、何人もの、思春期から青年期にかけてのアスペルガー症候群の方が、新しくやってきます。
もっとも、私のところは、小児精神科とか、発達障害の専門を名乗っているわけでは無いので、来られる方の訴えは、「ひきこもり」や「不登校・学校不適応」「摂食障害」などで、よくよく診ると、そのベースにアスペルガー症候群があると言う感じでしょうか。
とある高校には、アスペルガー症候群の女子生徒が数人いて、それぞれ、摂食障害、リストカット、対人恐怖など、表面的な問題はバラバラですが、それぞれ話をすると、自分なりのこだわりが強かったり、マイルールがあったりします。
一方で、自分の趣味を一方的に話したがる男子高校生、それなら同じ趣味の生徒同士を同じクラスに・・と、「鉄道大好き」生徒を同じクラスにしてもらいましたが、
いざ、始まってみると、方や「JR派」、方や「私鉄派」と言うことで、あまり話が弾まないようです。
アスペルガー症候群の思春期の方を話をしていると、一見、マイペースのようでも、本人なりに、周囲に気を使ってきた、あわせて来たと言う人も少なくありません。
中には、自分では、自分が正しいのか、間違っているのか、自分では評価ができないので、
周囲の反応を、自分の評価点として考えて、
周囲ができるだけ自分に良い評価を与えてくれるように頑張って来たと言われます。
でも、学校を出たら、なかなか、自分を評価してくれる人がいないので、分かりづらくなったと言われる方も。
小学校のアスペルガー症候群の子どもさんの場合などは、ちょっと、クラス分けの時に工夫をして、仲のよい子と同じクラスにしてもらいます。
なかなか、アスペルガー症候群の子は、新しい事が苦手で、一人だとなかなか、固まってしまいます。ところが、仲のよい子とくっつけてあげると、
分からないことがあっても、その仲のよい子の真似をしたり、ついて行くことによって、安心感が得られたり、一人でオロオロとしていても、その子が引っ張って行ってくれたりします。
でも、仲のよい子がいないと、事前に指示が無い場合、次のどういう行動をして良いのか分かりません。
それでも、クラスが、まとまって落ち着いていると、集団について行けばよいのですが、学級崩壊ともなれが、誰についていって良いのか、誰をモデルにして良いのか、混乱ですね。
こんな時でも、仲のよい子が一人できると、何とか乗り切ってくれるのですが。
久しぶりに、アスペルガー症候群の方のお話です。
アスペルガー症候群の子どもと、ちょっと、アスペルガーっぽいお父さん。
子どもが不登校になるまでは、家の中にはそれ程波風は無かったのですが、子どもが不登校になってから、少し家の中がゴタゴタとするようになりました。
子どもが不登校になったという言うことではなく、むしろ、その事は、お母さんが、子どものペースに合わせて、子どもを見守っていく中で、徐々に落ち着いてきたのですが、その頃から、お父さんの方が、ちょっと、イライラとし始めました。
子どもが不登校する前 → 家の中は、お父さんのペースで進んでいたので、お父さんとしては、とても生活しやすかった。もっとも、お母さんや子どもが、お父さんのペースに合わせてくれていたのですが、
子どもが不登校をしてから → 家の中は、子どものパース、お母さんもそのペースに合わせて生活。でも、お父さんは、自宅では相手のペースに合わせられない、と言うか、自分のペースに合わせてもらえなくて、混乱が生じてきます。
かといって、いまさら、お父さんのペースに家族は合わせてくれると言うことはありません。
この混乱は、結局、お母さんと子どもは、お母さんと子どものペースで、お父さんは、お父さんのペースで生活をする事で、各々がペースに干渉しないという生活で、何とか、折り合いはついて来ると言う感じでしょうか。
アスペルガー症候群の高校生、とても集団生活に疲れるようで、家に帰ってもイライラとしています。
集団に合わせるのが人一倍苦手で、強いくたびれを感じるのに、学校では、人一番、気を使って振る舞う・・、これでは、身も心も持たないデスよね。
でも、お母さんにお聞きすると、小学校のことは楽しそうでしたよ・・と。
本人曰く、
小学校の時は、自分は運動も勉強も出来ていたので、自分のペースで物事が動いていた。
中学校の時は、皆から、浮いていた。
高校に入ってからは、人に合わせてばかり。
小学校の時は、人に合わせていたのではなく、皆が自分に会わせてくれていたので、それ程疲れは少なかったらしいです。
兄弟が不登校になると、他の兄弟は、学校でその話題に触れらることが嫌で、その兄弟の不登校を責めることが多いようですが、
とある女の子は、不登校をしている小学校5年の兄が、学校に行くことをむしろ嫌がっています。
彼が、学校に行くような口ぶりを見せると、
「お兄ちゃん、学校は怖いから行かない方がいいよ」なんて言って、兄の行く気をそいでしまいます。
兄は、アスペルガー症候群なのですが、学校での生活全般がストレスなのか、自宅に帰ってから、イライラして妹にあたります。ところが、不登校になってから、兄の方が学校のストレスが少し減ってきたおかげか、自宅では妹には優しく接してくれます。
妹にすれば、出来るだけ自分が自宅で平和に過ごすには、兄の方が学校に行っていない方が良いようです。
もっとも、何時までも不登校と言うわけにも行かず、少しずつ兄の方は登校を始めましたが、妹の方は、少しずつ兄のイライラ感を感じているようです。
妹も大変、兄の方も、学校の何気ない生活がとてもストレスなんでしょうね。
とある、アスペルガー症候群の男の子、新しい学年になって、「先生の説明が分からない、何をしても良いか分からない」と言い出しました。
お母さんが先生に相談したところ、
「心配しなくても、大丈夫ですよ、出来ていますよ」とか。
何かをするとき、先生の方から、本人に、
「出来るわよね」と尋ねられるそうですが、それに対して、本人の答えは、「はい」と言うのみ、でも、出来ないんですよね。
本人曰く、「出来るわよね」と聞かれたとき、「出来ない」と答えると、
「どうして出来ないの」と、しつこく理由を聞かれて答えきれないので、適当に、「はい、はい」と答えている様子。
まぁ、休み明けくらいから少しずつ先生にお願いし直しというところでしょうか。
アスペルガー症候群の子どもを持つ親御さんの中には、子どもの、「物を買って欲しいと言う要求が強くて困っている」という方も少なくありません。・・・と、先日、書きましたが、
買って、買って・・があまりにひどくて、道ばたで20分くらい騒がれると、さすがにお母さんも疲れてしまって、折れては行けないと頭では理解はしていても、思わず、「買ってあげるわよー」と言ってしまうことがあります。
ところが、当の本人は、自分が何故興奮しているのか分からないくなってしまって、もう、買ってあげると言っても収まりがつなかときがあります。
で、本人は、泣き疲れて寝てしまって、この事はこれで終わりかと思っていたら、
数日してから、いきなり子どもの方が、
「お母さん、あの時、買ってくれるって言ったよね」とか言い出して、パニックの最中に苦し紛れに親が言った事の中でも、都合のいいことはちゃっかりと覚えていたりします。
アスペルガー症候群の子どもを持つ親御さんの中には、子どもの、「物を買って欲しいと言う要求が強くて困っている」という方も少なくありません。
時々、ちょっと値が張るので、買いたくないので、それとよく似た商品を、本人をなだめすかして買ったりされるのですが、一見、納得したように見えても、表面的には似ていても、本人にとっては全くの別物。
結局は、改めて本人の欲しいものを最後は買ってしまったと言うことも少なくありません。
代用物は、本人にとっては全くの別物。自ら納得して言って来なたものでなければ、絶対に買わないか(これも、大変)、本物を買うかいずれか、結局は代用物を買うと失敗しますね。